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翻訳に求められる日本語力とは

高まるクライアントからの要求レベル

ここ数年の翻訳業界の動きとも言えますが、求められる翻訳のレベルがどんどん上がっています。厳密に言えば、翻訳業界のレベルが上がっているというよりは、その先のクライアントの訳文に対する要求水準がどんどん高くなっているということでしょう。

「こういう翻訳をしてほしい」「このままだと使えない」という声など、ニーズがかなり細分化されています。多少なりとも恣意的なものもあるかもしれませんが、それでも全体を見ると、翻訳に求めるものは高くなっていると言えるでしょう。

ではいったいなぜこのように求められる日本語レベルが高くなるのでしょうか?

最近では、「マーケティング翻訳」や「クリエイティブ翻訳」といった言葉が登場していますが、これらを考える上で、このあたりもヒントになりそうです。

マーケティング担当者に必須の「マーケティング翻訳」とは

 

マーケティング翻訳

「マーケティング翻訳」や「クリエイティブ翻訳」と言う言葉が台頭している背景には何があるのでしょうか?

なぜ要求レベルが高くなるのか

これらはいくつもの要因があると考えられますが、そのうちのいくつかをご紹介します。

あらゆる言語におけるテキストの飽和状態

特に Web が特徴的ですが、ネット上には様々な情報が溢れています。日々量産され、その質は情報の正当性の有無という点だけでなく、文章の質についてもピンキリだと言えます。だからこそ、Google などは「常にアルゴリズムを改善してユーザにとって有益な情報を提供している」わけです。

実際のところ、ピンでもキリでも、テキスト情報が溢れかえっている状態で、私たちだけでそれらをフィルタすることはできません。Google のようなプラットフォーマーが確かな技術で、ユーザが求める結果を表示してくれるからこそ、飽和状態のテキストの海から、べターなページを見つけることができるわけです。

そして、そのページとして上位に表示してもらうためには「日本語で書く文章」というのは切っても切り離すことはできません。だからこそ日本語の表現が重要になるわけです。

Googleなどの検索エンジンの検索アルゴリズムの進化

あらゆる産業が、Web に乗り出しています。Webなら世界中からアクセスを集めることもできますし、また選んでもらうこともでき、ビジネスの拡大の可能性を広げてくれます。また、今やクラウドや EC サイトに代表されるように、Web で完結するようなサービスも乱立しています。

この状態を Google は精査し、評価していきます。「この内容は信頼に値するものなのか」「この内容は検索上位に表示させてもいいのか」「それはユーザの役に立つのか」を複雑なアルゴリズムを用いて検証しています。

コンテンツ SEO はいまだ重要(画像や動画よりも)

Google Discover という技術があります。これは、Google がユーザが興味を持つようなコンテンツを提供してくれる仕組みです。

Google Discover

https://support.google.com/webmasters/answer/9046777

2019年注目のサービス「Google Discover」 仕組み、SEOへの影響、最適化手法

https://ascii.jp/elem/000/001/794/1794698/

これらは、検索しなくてもユーザにとって有益な情報を提供してくれるということになるため、有益な情報=「内容の信頼性のある、分かりやすい文章で書かれた日本語」でなければならないということです。

つまり、「コンテンツの質」は相変わらず重要であると言えます。

一方、画像や動画といったテキスト以外のプラットフォームも重要度が増しています。

これは、Google 以外のプラットフォームでも同じような方向に進むでしょう。ユーザに使用されない検索エンジンではそもそもユーザが使用しないからです。

現状ではテキストを中心とする Web サイトが基本です。

日本語力がなければ生き残れない時代はすぐそこに

このように、日本語力と内容の信頼性の双方のバランスがなければ、コンテンツとして評価されにくくなっています。

上記は Web を例にとりましたが、印刷する書籍などはより一層日本語の質を求められますし、誤訳や訳抜けがないこと以上の品質はもはや当たり前の世界だと言えます。

チラシでもポスターでも、ドキュメントそれ自体が一人歩きする類のものは、日本語の質が圧倒的に重要です。

さらに現在は、機械翻訳(NMT)の進化なども著しい進化を遂げています。人間と機械の違いはその「文脈」「意味」にあると言われますが、実際、機械翻訳でも文脈に違和感のない翻訳文が出始めています。

このように考えると、翻訳という仕事はあらたな局面を迎えているのかもしれません。

「日本語力」とは何か

これまで述べてきたように、レベルの高い日本語が求められているというのは理解できますが、それは共通した基準があるのでしょうか?

マーケティング翻訳に限らず、文章には「好み」があります。読み手の感覚で「好き嫌い」を決めてしまっているとすれば、翻訳にせよ、ライティングにせよ、それをすべて網羅するのは不可能と言えます。

だからこそ、その「好み」となる直前まで、つまり「良い文章の基礎」を徹底的に抑えておくことは重要です。

翻訳でいえば、誤訳や訳抜けがないことに加え、そのドキュメントの専門性を理解して翻訳していること、誰が読むのかを理解してできるだけ訳語を選んでいくこと、そして全体の流れを崩さない事などが重要です。

しかし、どこかのタイミングで「好き嫌い」が入ってしまう場合、正確であっても「読みにくい」と評価されてしまうことも無いとは言えません。実際の現場では、この「好き嫌い」もマッチすると、お客様からの評価が高くなるという部分は(残念ながら)否めません。

※ただ、これらを「日本語力」として定義するのは困難だと言えます。

上述のように、「読みやすい文章、読みやすい日本語とはどういうものか」をしっかり定義しておくことが大切です。それが「日本語力がある」ということになります。

どうすれば日本語力を養えるのか

では、実際にどうすればその「日本語力」を身に着けることができるのでしょうか。

「美しい日本語、読みやすい日本語」といったキーワードで検索すれば、(それこそ Google が評価したであろう)サイトが出てきますし、Amazon でオススメの書籍が出るかもしれません。そこからヒントを拾ってもいいですし、ルールを体系化しても良いでしょう。

ただもっと大切なのは、沢山の文章を読み、自分で書いてみる(翻訳してみる)ということでしょう。量をこなしていく中で、文章力は格段にレベルアップしていきます。

愚直に鍛錬を積むしかありません。これは王道です。近道はありません。文章が上手な人は、センスうんぬんの前に、推敲し圧倒的な量を書いています。その量が、自信となりさらに良い文章を書くことに繋がっていきます。

日本語を沢山読むこと、そして自分でも沢山書いてみること。結局、日本語力というのはこういった地道な努力の積み重ねでしか身に着けられないのかもしれません。

日本語を学習することの大切さ

将来、AI や機械翻訳がその技術を駆使して書く文章は、これらの努力を一瞬にして抜き去ってしまう可能性はあります。ただ、その時が来るのはまだ少し先でしょうし、上手な文章を書ける人は、クリエイティブな面だけでなく編集能力もありますし、すべての努力が無駄になるという事はないでしょう。

身につけたものは誰も奪うことができません。

また、実はこれは英会話という点でも似た現象が起きています。それこそ、ここ最近のインバウンドブームもあり、英会話はポケトークのようなツールを使えば、特に自分で勉強する必要はないという意見もあります。

確かにそれ自体は否定しませんが、しかし果たして本当にそれだけなのでしょうか?ではなぜ英会話ビジネスが成り立っているのでしょうか?

弊社では「エグゼクティブ英会話 Be Confident」 をご提供していますが、やはり一定のニーズがあるのは間違いありません。通訳でもない、市販の翻訳ツールでもない、ビジネス英会話にニーズがあります。

エグゼクティブ英会話 Be Confident

https://www.trivector.co.jp/beconfident/

それとも、いつの日にか、英会話をはじめとした言語サービスはこの世から消えてなくなってしまうのでしょうか?

ただ少なくとも、日本語を学ぶことは、翻訳に限ってだけでなく、ライターという職業でも、インハウスの制作部隊でも、これからもその重要性は変わらないのだと思います。すべてを AI に代替することはできないためです。

そういう点からも、翻訳の日本語の精度は大切ですし弊社もより一層力を入れなければならないポイントだと痛感しています。

日本語力を高めることは、現代のクライアントのニーズにそのまま応えることにもなりますし、飽和状態のテキストの中にキラリと光る文章があれば、それは価値があると言えるでしょう。

※最後は宣伝になりますが、クリエイティブ翻訳やマーケティング翻訳を中心に、翻訳者募集中です。

翻訳者およびライター募集

 

※今回の内容は「日本語」というフレーズを「多言語」に置き換えて読んでいただいても同じです。


これからはハイコンテクストとローコンテクストのコミュニケーションを使い分けて成果を出す時代に

グローバル化した世界では、多種多様な人々との交流が必須になります。またグローバル化によってコミュニケーションも形を変えています。言い換えれば、slack や skype などのチャットツールだったり、ZOOM だったり、様々なクラウドサービスだったり、スマホを使えばすぐに海外の人々とコミュニケーションを取れる時代だということでしょう。

日本は島国であり、「ガラパゴス」と揶揄されています。それは他国と異なり、自然と日本人以外の人種の方々とのコミュニケーションを最小限にしていたことにも起因します。

そしてそのことによって日本語の特殊性がより一層際立っている事実があります。「日本はハイコンテクスト文化、ハイコンテクスト社会だ」と言われる所以です。

今回はこの「ハイコンテクスト」と対極となる「ローコンテクスト」の 2 つのキーワードに迫ります。

ハイコンテクスト、ローコンテクストとは何か

まず初めに「ハイコンテクスト」と「ローコンテクスト」とは何かを解説します。

「コンテクスト」とは、「文脈や背景」と訳されますが、つまり言外の部分=「文化、慣習、知識、価値観」などのことを指します。

「ハイコンテクスト」とは、「コンテクスト」が共通認識となっている状況であり、この場合には、すべてを言葉にする必要がなくともお互いに理解し合えるので、ハイコンテクスト文化と呼ばれます。

一方、こういった背景が共有できていない場合には、すべて言葉で説明しないといけないため「ローコンテクスト」と呼ばれます。これは例えば様々な人種がいるアメリカのような国の場合は、背景がそれぞれ違うので「言わないと理解してもらえない」ということです。

 ハイコンテクスト社会ローコンテクスト社会
背景・単一民族、単一国家である意味でクローズドな環境
・醸成される価値観などが似通っている
・移民や他の人種が極端に少ない
・様々な人種が住む世界
・文化や歴史的背景が多様
・価値観も多様
特長・言葉ですべて説明しなくても意思疎通しやすい
・間接的な表現が多い
・「空気を読む」ことができる
・「察する力」が必要とされる
・きちんと正確に意図を伝える必要がある
・相手に敬意を払いつつ直接的な表現を使う
・言わなかったことは言わない方が悪い
・察するよりもきちんと伝える

ハイコンテクスト文化からローコンテクスト文化へのシフトはすでに始まっている

このように「はっきり具体的に伝えないと相手には伝わらない」というのが「ローコンテクストの社会」です。

そしてご存知の通り、世界はローコンテクスト社会です。

しかし残念ながら私たち日本人は、このローコンテクストが非常に苦手なのです。「ツーカー」という言葉や「阿吽の呼吸」という言葉、または「空気を読む」などという日本語があるくらい、日本語というのは、「言外を察する」ことを求められていますし、私たちはそれに慣れ切っています。

受け手の解釈に委ねられている部分が大きいとも言えます。(「気が利く」というのは褒め言葉ですが、まさにハイコンテクストならではでしょう)

ところが、世の中は多様化しています。日本だけで考えても明白でしょう。

その変化スピードは落ちるどころかますます早くなる一方です。日本の中でも世代によっては価値観がまるで異なっています(働き方ひとつとってもそう)し、歴史的側面からも考え方が違えばハイコンテクストな状態を維持するのは難しくなっています。

これは世界基準で見れば、当然前述のようにローコンテクストですから、日本国内でも、きちんと説明しなければならない世界に傾いているということです。

つまり受け手ではなく、話し手側が、必要な情報を必要なタイミングで必要な量を提供しなければならないということです。

参考:落ちぶれるハイコンテクスト人材、台頭するローコンテクスト人材

https://diamond.jp/articles/-/186382

「コミュニケーションの欧米化」と「察する時代」の終焉

これまで述べてきたとおり、コミュニケーション自体が欧米化(=ローコンテクスト化)しているということです。

例えば、海外の、特に欧米で作成される契約書はとても厚さがありますが、これは契約時に誤解を無くすためであり、「すべて文字にして書いておく」のは当たり前というひとつの好例ではないでしょう。

そして日本でもインバウンドブームしかり、外国人労働者しかり、このグローバル化=ローコンテクスト化の波は確実にやってきています。

今までは「アレ、やっといて」で済んでいたものが「いつまでに、どうやって作業してほしいのか」ということを確実に伝えなければなりません。

これは日本人にとってみると大変煩わしい部分もあります。しかし、(繰り返しますが)誰もが「空気を読む」ことはあり得ないですし、「察する」という行為が通用しない時代なのです。

つまり、個人の価値観が多様化しているということなのです。

ローコンテクスト社会に適応するために

ローコンテクストな社会では、「1から10まで誤解を生まない表現で説明をする」必要があります。

私たち日本人はなかなかこの発想になれませんが、この根底には「自分と相手は違う」という価値観があります。この部分は、コミュニケーションの根幹でもあり、これまでのコラムでも何度も述べてきました。

上手なコミュニケーションをとるための要諦とも言えますが、「価値観の違いを認める」ところがスタートなのです。

コミュニケーション能力の高い人が行っている6つの行動

 

コミュニケーションが「うまくいく」ときの 5つの要素

 

「僕はコミュニケーション能力があります」と発言した人の話

 

これらのコラムでもポイントは「自分と相手が違う」という前提です。だから「価値観も違う」という理解です。

これが完全に欠落してしまっている場合、いったい何が起こるのか想像してみましょう。

話し手は、受け手の知識や経験を考慮することなく、「自分の話したい順番で、略語を使い、相手の理解度を確認せずに、主観と客観を混在させ、一方的に、話す」ことになります。

そして、話したほうは満足します。「全部伝えることができた」と感じます。

一方、受け手が上述の前提を理解していない場合、話している内容以外の話し方や素振り、態度ばかりに目が行ってしまいます。

ときには「この人、本当は違う意見なのではないだろうか」といった(ある種)勘ぐってしまうような心理が働いてしまいます。

※コミュニケーションにおいてノンバーバルな部分は言語よりも多いので、あながち間違ってはいないのですが、これが過度になると「察する」ことばかりに意識が向いてしまい、肝心の部分を聞き逃してしまうことにもなりかねません。

これは、受け手が(勝手に)想像力を駆使するから、誤解が生まれてしまうケースです。

そしてこれがこれまでの日本社会のコミュニケーション方法だというのは誰しも経験があるでしょう。

では、こういった無駄なトラブルを回避し、ローコンテクスト社会に適応するためにはどうすればいいのでしょうか?

実は、簡単に実践できます。

1. テンプレートやフォーマットを用意する

ローコンテクスト社会では、「言わないと伝わらない」ため、必然的に話し手の責任が大きくなります。これは先ほどの契約書の例と同じですが、説明する量が圧倒的に増えるのです。説明責任が大きくなると言えます。

これは、ビジネスでは上司が部下に伝えるときがイメージされやすいですが、ホウレンソウにおいては、部下から上司への説明でも同様です。

徹底的な「ホウレンソウ」でコミュニケーションを活性化する

 

「正確に伝える」ことがビジネスで成果をあげる上で非常に重要になります。正確に伝えるために、いつでも同じ品質で行動するためには、報告する項目をテンプレート化したり、フォーマットに則って話をするということが考えられます。

どんな人でも、このルールさえ守っていれば一定の品質で情報を伝えることができますし、受け手も安心です。

まず、同じ部署、同じグループといった数人でスタートしてみましょう。

これなら明日からと言わず、今日からでも実践できるでしょう。最近は、チャットツールなども沢山ありますので、これらをカスタマイズしたりすれば、すぐに実践できますし、さほど追加コストもかかりません。

2. 運用ルールを徹底する

テンプレートやフォーマットを準備したら運用ルールを定めます。この「フォーマットに則って報告すること」が絶対です。例外はありません。例外を作った時点でルールではありません。

またルールを破った場合には何らかのペナルティを課しても良いでしょう。全員で「テンプレートで基本的なコミュニケーション取るのだ」というルールを徹底するためです。

これには聞き手も話し手も関係ありません。どちらの立場の場合も順守します。

3. 業務マニュアルなどに集約し発展させる

ルールを徹底するとスムースに運用できるようになります。そしてローコンテクスト社会でのコミュニケーションに慣れて来たら、それらを拡大させるために業務マニュアルに落とし込んでいくことが必要です。

このようにして、グループや部署から事業部、全社、世界へと展開していきます。ローコンテクスト社会への適応は日本人にとって決して簡単なことではありません。

しかし、徐々に変化させていくことで「習慣化」されますので、いつしかそれが当たり前になってくるでしょう。

ハイコンテクスト(日本語)からローコンテクスト(英語)にするとき、言葉を補うから長くなる

ちなみに、翻訳の場合、日本語から英語に翻訳する場合、英語の方が文章として長くなる傾向があります。これはまさにハイコンテクストとローコンテクストの文化の違いが影響していると言えます。日本語は省略できますが、英語はなかなかできません。補足する必要があるからです。

どの言語も歴史や文化の影響をモロに受けていますから、文法構造が違ったり、逆に似たような言葉を遠い国が使用していたりすることもあります。

ハイブリッド コミュニケーション

これまでローコンテクスト社会へのシフトとその対応をお伝えしましたが、日本語の良さ、日本の良さというものもできるだけ失いたくありません。

また現実的な問題として、すべてをローコンテクストのコミュニケーションで行うということは不可能ですから、私たちが意識するのは TPO に応じた「使い分け」ではないかと思います。

簡単に言えば、仕事とプライベートでの切り分けです。

仕事は、必ずその先にお客様がいます。そのお客様へ商品やサービスを提供するために、「正確なコミュニケーション」が必要になります。そのためにはローコンテクストコミュニケーションの方が安全です。

一方、プライベート、例えば家族で話をするのにローコンテクストである必要はありません。(もちろん敬意を払うという点は前提としてありますが)「アレ」「コレ」という言葉が出てきても、相手も理解できるでしょう。

また、最悪の場合、まったく理解されなかったとしてもコミュニケーション上の問題はありません。(他の問題はあるかもしれませんが)

例えば、日本のお笑いなどはハイコンテクストコミュニケーションです。もしローコンテクストになってしまえば言外の意味まで説明することになり、「オチ」が先に分かってしまったり、想像する楽しみがなくなってしまいます。

日本語の素晴らしさは、その「奥ゆかしさ」や「間接的な表現」でもあります。読み手の想像力に委ねる部分も大きいのです。だからこそ、同じ言葉を見ても、様々な感じ方ができるわけです。感性に問う言葉も多いのは日本語ならではでしょう。

日本はハイコンテクスト文化、ハイコンテクスト社会の代表格です。察したり、気を遣うというのは日本の美点だとも言えます。これがあったからこ発展したものも多くあります。

一方、ローコンテクストはこれらをすべて破壊するものではなく、相手との関係性によって使い分けることが大切です。

そして、私たち日本人は、ハイコンテクストでもローコンテクストでも、どちらの文化、世界を知っているからこそ、「ハイブリッドなコミュニケーション」を取れるのではないでしょうか。

 


「旅の恥はかき捨て」だが「受け入れ側の恥はずっと残る」という話

インバウンドの伸びに伴い、様々なトラブルも増えている

年々、インバウンド需要が高まる中、同時に様々な課題や問題も起きています。

例えば、以下のようなものが挙げられます。

忍び寄るオーバーツーリズム 日本も危機に?

https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2018_1017.html

「観光公害」とは何か?京都の夜桜ライトアップ中止に見る実際の観光公害事例

https://honichi.com/news/2017/06/21/kankokogai/

新たな観光公害 訪日客の「医療費未払い問題」…解決策はあるのか?

https://honichi.com/news/2017/08/21/medicalexpensesunpaid/

観光庁 温泉などの入浴施設にタトゥー・入れ墨を入れた訪日客への対応改善を促進も、日本人一般客は半数が入れ墨NO!

https://honichi.com/news/2016/08/16/kankochoonsennadonony/

訪日香港人観光客が好む移動手段:レンタカー利用者が多い反面、事故などのトラブルも多発

https://honichi.com/news/2016/05/27/honichihonkonjinkanko/

これらは、外国人観光客側への十分な説明が不足していたり、外国人観光客側のマナーの違いとそれぞれのギャップによるものだったりしますが、外国人観光客数が増えれば増えるほど、今後もこういった何らかのトラブルや問題は起きると言えます。

「観光立国」を目指していく以上はこれらのトラブルへの対応や事前の対策もさらに徹底していく必要があります。

そもそも旅行というのは「非日常」であるわけで、普段経験できない事やモノを見たり、聞いたり、触れたり感じたりしたいわけです。日本の伝統や文化などに触れたり、日本でしかできない体験などを求めています。

「旅の恥はかき捨て」という言葉もありますが、誰しも気持ちが解放的になるのは仕方がないことでしょう。また「非日常」の世界に移動するわけですから、文化的な背景や知識を持っている観光客の方が珍しいという前提で考えるが妥当です。

これは外国人だからというわけではなく、旅行する人なら誰でも当てはまることです。

しかし、一方で「かき捨て」ることができないのが、受け入れ側の問題です。受け入れ側として上記のようなトラブルや問題を起こさないために、何ができるのでしょうか。

【解決法:1】まずは外国人観光客が困っていることをきちんと解決する

受け入れ側が真っ先に行うことは、どこにでも載っていますが「外国人観光客が困っていること」を順番に解決することです。

観光庁:受入環境について訪日外国人旅行者にアンケート調査を行いました

http://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_000233.html

こちらのアンケート結果にもありますが、Wifi 問題は解決の方向に向かっています。

しかし一方で「コミュニケーション」はあまり改善しているとは言い難い状況です。特に「飲食や小売店」でのコミュニケーションです。

具体的には、以下のように「スタッフとのコミュニケーション」と「多言語表示」に分けることができます。

旅行の場面ごとの多言語表示・コミュニケーションの課題が明らかになりました ~多言語表示・コミュニケーションの受入環境について訪日外国人旅行者にアンケート調査を実施~

http://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_000239.html

※弊社サイトでも接客英会話について記載しております。

これさえ覚えれば大丈夫!外国人観光客向け 接客英会話 22フレーズ(飲食店編)

コミュニケーションをどうやって円滑にするのか

アンケートを見てもわかるように、言語の違いはあっても、結局はコミュニケーションの問題ですので、本質をしっかり抑える必要があります。

「コミュニケーションの本質は何か」と言えば、それは「思いやる心」「慮る心」「姿勢」です。

受け入れ側として、まずは「外国人観光客が困っているコミュニケーションを改善する」ことに腐心しなくてはなりません。

「とにかくメニューを多言語化し、注文はタッチパネルで」というのは理解できますが、それ以上に相手の状況を理解したり声をかけるという部分は人間にしかできない部分です。

「ハードとソフトの組み合わせ、そしてバランス」という点は今回のテーマとは異なりますので、割愛しますが、外国人観光客がコミュニケーションが取れないと感じるのは、何も「注文がスムースにできればそれでいい」ということだけで解決するのではないということです。

何故なら現地の「人との触れ合い」も旅の醍醐味だからです。

そういう意味での「コミュニケーション」をどうスムースにしていくのかと言えば、言語のプロフェッショナルとしては「地道な学習と実践しかない」というお伝えするしかありません。

根本的な解決は「継続的な学習」しかないためです。

英語の学習法は様々ですが、やはり日々の継続がモノをいうので、コツコツと行うしかありません。そこでまずは「外国人観光客の不満を解消するため」という目的を持てば、「接客英会話」という括りで学習するのが効果的でしょう。

弊社では「飲食店向け接客英会話」を不定期で開催しております。

「飲食店向け接客英会話」セミナーのご案内(終了いたしました)

※チェーン店様の場合などは、法人向けサービスとしてもご提供しております。ご興味があれば別途お問い合わせください。

この「コミュニケーション」は決して上手である必要はありません。大切なのは、離そうとすることであり、伝えようとすること、相手の言うことを理解しようする「姿勢」です。

その「姿勢」こそが外国人観光客に届けば、多少やり取りが増えたとしても、それを含めた「非日常」体験となるからです。

「楽しんでもらいたい」「楽しい思い出を作ってもらいたい」という「姿勢」こそが、最も大切でそれこそが「おもてなし」なのではないかと思います。

コラム:銀座のお店

銀座にある化粧品店の話です。

そのお店は昨今のインバウンドブームで中国人旅行者が大挙をなしておしかけています。もちろん売り上げは順調です。

しかし、ひとつ大きな問題があります。それはお店のスタッフの質です。

・どうせ日本語が分からないだろうからと、目の前で「早く決めろ」といったことや「邪魔なんだよ」といった小声で暴言を吐く

・周りのスタッフもそれを止めないどころが、便乗する

こんな態度を取っていれば、日本語が分からなくても誰でも気づきます。このお店はブームの最中にも関わらず、徐々に旅行者が来なくなりました。

実は、それ以前に別の女性スタッフが、暴言や接客態度が悪いことを経営陣に報告していたのですが、それも改善されることなく時間だけが過ぎていっていました。

当然この女性スタッフも「この店は将来がない」と見切りをつけて早々に辞めていきました。

優秀な人は辞め、暴言を吐く人だけが残るお店に、いったい誰が来店するのでしょうか。

【解決法:2】この先も見据えて、「恥にならない翻訳」をする

ちなみに、コミュニケーションをすぐにスムースにすることができるツールとしては(手前味噌になってしまいますが)「多言語翻訳」は今後も重要なツールだと言えます。

最も分かりやすい例として英語で考えると、対人の場合には英会話となりますし、表示物であれば英語への翻訳となります。

飲食店なら

  • 接客英会話(お客様とスタッフ)
  • 英語翻訳(メニューや看板など読むもの)

でしょう。後者の翻訳は、テキスト情報としてずっと目に触れるものです。ですから、その品質を軽んじてしまうと、それなりのものにしかならないということです。

例えば、こんな事例があります。(名称等は伏せております)

  1. 某庁の肝いりのプロジェクトで、日本全国に点在する某観光施設のパンフレットの多言語翻訳を行なうことになった
  2. 大手代理店や制作会社が担当し、プロジェクトは年度末の納品で決定
  3. プロジェクトのキックオフミーティングが開かれることもなく、なし崩し的にプロジェクトがスタート
  4. 打ち合わせが曖昧で、作業の仕様が揺れているために、各担当者とのやり取りもどんどん煩雑になり、結果的に制作会社も代理店も翻訳会社も納期に間に合わせるため、やっつけ仕事になった
  5. 結果、納期には間に合い、印刷をし全国の施設に配布されたが、外国人観光客からは「訳抜けや誤訳、スペルミスなどが多く散見されるパンフレットとなった
  6. 大型のプロジェクトだったので目立ってしまい某メディアや書籍で「失敗事例」として取り上げられる

これらは、よく聞く話と言えばよく聞く話です。一番大切な「外国人観光客視点」が完全に抜け落ちてしまっています。

翻訳を行う上で、大切なのは「読者は誰か」を把握し、「伝わる翻訳」を作ることです。その視点を見失ってしまうと上記のような問題は頻繁に起きるでしょう。

また AI 翻訳のミスとしてこのような事例もありました。

堺筋だけやない、天下茶屋は… 大阪メトロのサイト誤訳

https://www.asahi.com/articles/ASM3M32R5M3MPTIL006.html

「堺筋」→「サカイ・マッスル」? 大阪メトロ外国語版サイト「めちゃくちゃ誤訳」多数で閉鎖に

https://mainichi.jp/articles/20190318/k00/00m/040/164000c

これと似たようなケースでは、「コスト優先が強すぎて品質が置いてけぼりされた」ということもよく聞きます。入札案件などでは常にこのリスクを抱えることになります。

莫大な費用をかけて新しい技術を導入するのもいいですが、まずは正確に読者が分かるように翻訳することの方が先決ではないでしょうか。

上記のように本末転倒になってしまったプロジェクトは関係者も徒労感に襲われますし、最もまずいのは、受け入れ側として、「この先ずっと残る訳文」になってしまったわけです。(大阪メトロの場合はサイト閉鎖という事態に)

そして、それを利用しなくてはならない外国人観光客はどう思うでしょうか?

冒頭のアンケートにあった「コミュニケーションが取れないことによって困った」というのは、まさにこのことではないでしょうか。

言葉には100点満点はありません。しかし、インバウンドの大きな潮流の中、文章の品質というのは、外国人観光客に直接目に触れるものであり、決してないがしろにしてはならないもののはずです。

その直接のコンタクトポイントを適当に済ませてしまうことは、長期的に見てもあまりにもリスキーではないでしょうか。

まとめ

一生の思い出で日本に旅行にやってくる観光客もいます。決して安くないお金を支払ってくるわけですから、その期待に応えていくことはリピーターになってもらう場合でも重要なことでしょう。

彼らに対してコミュニケーションをしっかりとるためにも、以下の2点は改善していくことが期待されます。

  1. すでに顕在化した「外国人観光客が困っていること」をまずは解決する
  2. 特にコミュニケーションは、会話と文字情報に分け、文字情報は後に残るものとしてしっかり翻訳する
  3. その上でおもてなしの心を持って外国人観光客と接する

 

受け入れ側がしっかりと対応することが、これからのインバウンド対策にはより一層求められていくことになります。

翻訳・ローカライズのお問い合わせ


なぜ翻訳するのか?

なぜ翻訳するのか?

「なぜ翻訳やローカライズを行うのか?」その本質とは

貴社では、マニュアル翻訳や Web サイトローカライズ、カタログや日々のプレスリリースをなぜ翻訳するのでしょうか。
弊社ではこの問いに対しての答えを常に真剣に考えつづけています。それは、翻訳やローカライズの必要性に対しての本質を掴むことができるからです。

「なぜ翻訳やローカライズを行うのか?」という問いに対する答えを考えるとしたら、それはどんな答えになるのでしょうか。一例を挙げて考えてみましょう。

例えば、外資系企業が日本のマーケットでビジネスを展開する際、多くの会社がマニュアルやカタログなどのドキュメント類の翻訳や Web サイトローカライズ(ホームページ翻訳)を行います。

そして最も身近な日本市場の場合を考えると、「なぜ翻訳やローカライズを行うのか?」に対する答えとして出てくるのは、『日本人は日本語が好きだから』ではないでしょうか。

もちろん、日本市場でも英語やその他の言語でも通じないことはありませんが、それを正しく理解する日本人はそう多くはないでしょうし、そもそも日本語版があればそれを読みたいと思うのが日本人の心情です。

つまり、『日本人は日本語が読みたい』と思っています。

これは恐らく紛れも無い事実であり、だからこそ、外資系企業は時間とお金をかけてマニュアルを日本語に翻訳したり、カタログを翻訳したり、Web サイトをローカライズしたり、ソフトウェアをローカライズする必要があるわけです。

そしてそうしなければ、製品やサービスが売れないという現実もあります。

日本人は無意識に『日本語を読みたい』と思っています。普段はあまり意識していませんが、だからこそ無意識に感じていることの証明です。

エンジニアや研究者などの専門職の場合には、原文を直接読むことが多いかも知れません。ただしそれはマーケット全体から見ればほんの一部の人であり、圧倒的大多数の日本人は、母国語である日本語を好み、日本語を読みます。

上記の理由により、日本語に翻訳することは貴社のマニュアルやカタログ、Web サイトを読者やユーザが読む可能性を高めてくれるということになります。

しかしここで注意しなくてはならないのは、読み手に対し、確実に正確に伝わらなければ逆効果であるということです。

「せっかく翻訳したのに日本語を読んでも意味が分からず、結局は時間とお金の無駄になり、原文を読むほうが早かった」というご経験をされたお客様も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

このように本末転倒にならないように、高い品質を維持しながら母国語に翻訳、ローカライズを行うことで、貴社ビジネスを市場に浸透、拡大させていくことが可能となります。

特に近年では、「読み手にしっかり伝わる翻訳をしてほしい」というニーズが高まっており、マーケティング翻訳やクリエイティブ翻訳という領域のお仕事が発生しています。

マーケティング担当者に必須の「マーケティング翻訳」とは

 

つまり、『日本語を読みたい』というニーズだけを満たすのではなく、ユーザの『分かりやすい日本語、伝わる日本語を読みたい』という隠れたニーズまでを汲み取った上で、翻訳やローカライズを行う必要があるわけです。

戦略的側面からの考察

一方、戦略的側面から考えると、A 社と B 社製品が競合している場合、A 社の製品マニュアルは日本語に翻訳され、かたや B 社の製品マニュアルが原文のママ(この場合は日本語以外の言語)という状況から比較すれば、読み手が心理的抵抗がなく手にとって読めるのは、A 社のドキュメントではないでしょうか。(エンジニアや研究者も英語は読めるけれどできれば日本語がいいと思っているからです)

このケースで考えた場合、競合他社に勝つためには、RFP や RFI 記入を含め、マニュアル翻訳を行って日本語版を作成しておくことが必須条件となってくるということです。

トライベクトルの翻訳・ローカライズ サービス

前述のように弊社では、「なぜ翻訳するのか」というコンセプトをしっかりと捉えた上で貴社ビジネスをサポートするための翻訳・ローカライズサービスを取り揃えております。

・なぜ翻訳やローカライズを行うのか、本質を捉えた上での包括的ソリューション

・質の高い(=分かりやすい、伝わりやすい)翻訳であること

・コストとしての翻訳ではなく、プロフィットとしての翻訳・ローカライズサービスであること

この機会に、「なぜ翻訳やローカライズを行うのか?」を改めて考えてみてはいかがでしょうか。
きっとその答えは、

・「意味が通っていなくても日本語になっていればいい」

・「安ければ品質は気にしないし、それで構わない」

とはならないのではないでしょうか。

※本コンテンツは、弊社発行の顧客向けメールマガジンである、トラベクマガジン上で大きな反響を呼んだテーマです。ご興味のある方は、弊社トラベクマガジンにご登録ください。

トライベクトルの本質を求める翻訳、ローカライズサービスについて

トライベクトルでは、上記のように本当の意味での翻訳やローカライズというのはどういったものかを常に考え、実行しております。常に進化する翻訳会社でありたいという思いのもとに、貴社にとって最適な翻訳、ローカライズをご提供するべく努力を続けております。


ネイティブチェックの真実

ネイティブチェックの真実

ここでは、通常の「翻訳+ネイティブチェック」という観点ではなく、「翻訳作業を弊社以外で行ったドキュメントに対して弊社でネイティブチェックだけを行う」というパターンについて考察します。

※弊社にて翻訳作業から行なう場合には、クオリティコントロールが可能ですので、これにあたりません。

ネイティブチェックの難しさ

本来、ネイティブチェックという作業はとても難しく高度なものです。

言葉は生き物であり、また読者によっても印象が変わるものであるため、そのすべてに対して満足する(させる)ことができるのかという根源的な問題に行きついてしまいがちです。

そう考えると、その国のネイティブスピーカーであることはもちろん、母国語の高い表現力や専門知識を持っていなければ、修正を加えることすらできないのはご理解いただけるでしょう。

つまり、ネイティブなら誰でもよく、ネイティブなら誰でもチェックできるということではなく、実際にはとても高度な作業であり、ここにネイティブチェックの 1 つの難しさがあります。

「好み」という見えない違い

さらに「十人十色」という言葉があるように、日本人が書いた文章を別の日本人が読んでも、好き嫌いの違いは出てしまいます。これは考えれば当たり前の話であり、「違い」があるということはごく自然なことだということです。

翻訳の品質を評価する際に、この「好み」や「嗜好」のレベルで判断してしまうのは、とても危険です。
自分が良いと思っていても、それはあくまで主観的な判断になりがちで、できるだけ普遍的、客観的に判断し、評価しなければなりません。

同じ文章を読んで必ずしも「自分が好きだから他人も好きだ」となる保証はどこにもないのです。これもネイティブチェックという作業を難しくする原因の 1 つになっています。

ネイティブチェックの注意点

では、ネイティブチェックを行う際にどんな点に注意すればいいのでしょうか。その一例をあげてみましょう。

母国語として自然な文章(表現)であるかどうか

当たり前ですが、とても重要な項目です。例えば「日本人は日本語をこのように使わない」と感じることがあります。それは主観(好き嫌い)ではなく、客観的な判断に基づくものです。このように、母国語として自然であるかどうかというのは、読み手が理解できるかどうかにも影響しますので決して手を抜くことができません。

好みに左右されない

好きか嫌いかで決めてしまうと、元も子もありません。これでは、A という人が OK でも、B という人は NG であり、C という人が読めばまた別の印象を持つことになります。ドキュメントごとの文章の特性は踏まえつつ、客観的なチェックをしなければなりません。

ネイティブチェックよりも翻訳の品質を

以上のように、注意点を踏まえて効率的にネイティブチェックを進める必要があります。

ネイティブチェックだけではすべてを解決することはできない

これはどういうことか、分かりやすく考えるために数値化してみましょう。仮に翻訳の最高の品質を 100 とします。そしてパターン A では翻訳の品質を 80、パターン B では 20 とします。

またネイティブチェックは、それぞれ逆とします。作業プロセスはどちらも同じ「翻訳作業+ネイティブチェック」です。

 
【パターン A】【パターン B】
翻訳の品質 20%翻訳の品質 80%
ネイティブチェック 80%ネイティブチェック 20%
では、ここで問題です。パターンA とパターン B のネイティブチェックの作業負荷はイコールになるでしょうか?

残念なことに、同等の品質(100 の品質)にする場合でも、まったく同じ作業負荷にはなりません。

パターン A の場合には、ネイティブチェックを行わず、新たに翻訳しなおす方が圧倒的に早いと言えます。そもそもの翻訳の品質が及第点に達していなければ、本来予定していなかったネイティブチェックの時間とコストを発生させるにもかかわらず、レベルもあまり上がらなかった・・・・ということになります。

つまり、パターン A とパターン B では、必ずしもネイティブチェック後の翻訳品質がイコールになるとは言えないのです。

これは、ここ数年見かけるようになった「ポストエディット」という考え方にも通じるところがあります。ポストエディットとは、翻訳作業を機械翻訳や自動翻訳で行い、人間の翻訳者がそれを手直ししていくという作業で、コストを抑えることができます。

 

 

 

上記の図のように翻訳、ローカライズコストを抑え、重視しすぎるばかりに、結果的ににコスト増になってしまうケースを引き起こさないようにしましょう。

最も重要なのは、ネイティブチェックで品質を引き上げる努力をするのではなく、最初の翻訳作業で品質を向上させておくことです。

パターン B のように、確認の意味でネイティブチェックをする分には、補助的な役割になりますので問題はないでしょう。

このように、ネイティブチェックだけを別途ご発注される場合にはご注意下さい。

定額ネイティブチェックプラン

弊社では、以下のようなお悩みをお持ちのお客様向けに「定額ネイティブチェックプラン」をご提供しております。

「自社の日本人スタッフが翻訳したけれど、ネイティブではないので不安が残る」

「いつも翻訳の品質にバラつきがあってきちんとチェックしないと心配」

「英語ではなく、中国語や韓国語が増えているが社内にチェックできるスタッフがいない」

このようなお悩みにもしっかりご対応しておりますのでご興味があればお気軽にお問い合わせください。

トライベクトルのネイティブチェック、英文校閲、英文添削について

弊社にて翻訳サービスを承った場合は、ネイティブチェック込みで対応しております。またネイティブチェックのみも承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。


(終了いたしました)歌って!踊って!絵本の世界に飛び込もう!絵本作家さんと楽しむ英会話♪

開催概要

1日のみのご参加または 2日連続のご参加をお選びいただくことが可能です。先着順となりますので、お早めにお申し込みください。

無事終了いたしました。

ネイティブ講師プロフィール

今回、英会話を教えてくれるのは、絵本作家として活躍中で、イギリス人ネイティブの大江パトリシアさんこれまでも全国で数多くの子ども向け英会話イベントを開催されている実績があります。

また、これまでに出版された絵本は14冊。今回のサマースクールでは、ご自身の14冊の絵本のうち、幼児向けに 2冊の絵本を教材として使用します。

特に、日本人の耳には「アメリカ英語に比べてイギリス英語は聞き取りやすい」と言われていますので、お子様の英語の理解もスムースになります。「英会話は初めて」というお子様にはピッタリの内容になっています。

プログラムの特徴

「歌って!踊って!絵本の世界に飛び込もう!絵本作家さんと楽しむ英会話♪」では、以下のプログラム内容で実施します。

15名限定の少人数制度なので、おひとりおひとりのお子様がパトリシアさんとじっくりコミュニケーションをとることができます

ネイティブ絵本作家の作品(絵本)を元に、絵本作家であるパトリシアさん自身が講師となりますので本物の英語の発音(イギリス英語)に触れることができます

絵本の読み聞かせやダンス、クイズ、音楽など体を使って英語の絵本を通じて「英語の楽しさ」を親子で体験できます

教材として使用する絵本は、すべてプレゼントいたします(絵本は CD ナレーション付き)

「2日間の参加は難しい」という方の場合には、Day1 または Day2 のみのいずれかの参加も可能です。詳細は開催概要をご覧ください。

 

こんな方に向いています

「近くの英語教室に通うか、それとも DVD 教材を買ってみようか、具体的に何から始めればいいのか分からない」

「この子の将来に役に立つ英会話を習わせたい」

「子どもの英語の勉強を楽しく始めたい」

「2020年の英語必修化には今から英語に触れさせておきたい」

「歌って!踊って!絵本の世界に飛び込もう!絵本作家さんと楽しむ英会話♪」は、このようなお悩みやお考えの方にピッタリの内容となっています。

「歌って!踊って!絵本の世界に飛び込もう!絵本作家さんと楽しむ英会話♪」で得られるもの

  • イギリス人の絵本作家であるパトリシアさんが「絵本の世界」を通じて子供たちに楽しく英語を教えてくれます

  • 英語の絵本の世界を歌やダンス、工作などを通じて体験することで、「英語の楽しさを知る」ことができます

  • 英語の絵本の読み聞かせ、歌やダンス、工作など、目、耳、体全体を使って親子で楽しく英語を体験できます

 

いちばん大切な「子どもの好奇心」を伸ばしたい

幼児期の体験は、その後の人生にも大きなインパクトを与えるということはすでに周知の事実です。だからこそ私たち親としては、「できるだけ良い環境、成長できる環境を与えたい」と思うものですよね。

では「良い環境」とはいったい何でしょう?

それは、「子どもたちの将来が明るくなるような、選択する自由を得られるような環境」ということではないかと思います。

そして、子どもたち自身にとっても「好奇心」を刺激する環境というのは、大変重要です。

なぜなら、「好き」という気持ちこそが、子どもたちを大きく成長させてくれるからです。「好奇心」はどこにでも現れます。好きという気持ちは、お子さんの成長を支えてくれる原動力です。

だからこそ、私たち親としては、以下の点を重視しなければなりません。

・子どもの好奇心がどこにあるのか、どんなところを伸ばしてやればいいのか

・そのために色々な体験をどれだけ提供できるのか

私たちは、その体験のひとつとして、今回「親子で始めるはじめての英会話♪」というプログラムを開催いたします。

英語習得の必要性も

一方で、文部科学省が発表した「英語教育改革実施計画」によれば、2020年から小学3年生で英語が必修科目になります。さらに小学5年生からは教科化されます。2018年から段階的に実施されていますが、いよいよ小学校低学年から「英語」は避けることができなくなります。

またこの流れから、中学校での英語の授業は、基本的にすべて英語で行われることになります。

英語という言語は、グローバル化する社会の中では外せない大切な要素だからこそ、このように教育方針も変わってくると言えます。

グローバル化する社会では、「英語は使えて当たり前」になります。お子さんを当たり前のレベルにするには、やはり「好き」からスタートするのが最適ではないでしょうか。

「英語が楽しい!」なら「大好き!」になる

私たちは、お子様の好奇心を大切にすることで、長い目で見た時に「好き」という気持ちが続くような、そんなきっかけを持っていただきたいと考えています。

もっとも大切なのは自分の子どもが成長する過程で抵抗なく英語を使ったコミュニケーションが取れるようになることです。

もっと言えば、英語のみならず母国語以外の言語の習得は重要性を帯びています。

どの言語でも最初は、文法などの学習よりも、「英語を使ったワクワク楽しい時間」を過ごす方が、好奇心を刺激しやすいのではないでしょうか。

そして、幼いころからお子さんに英語に触れさせ、楽しいという感覚を持たせることこそ、結果的に本当の意味での「グローバル人財」となるのではないでしょうか。

トライベクトル株式会社について

弊社は、2005年に設立し、13年もの間、一貫して言語サービスをご提供してきました。これまでは上場企業や外資系企業、官公庁や大学、研究機関の向け翻訳や通訳サービスを多くご提供しておりましたが、近年では、英語教育のための講座やコンサルティング、Podcast 配信など、英語を代表としたさまざまな外国語を学ぶためのソリューションをご提供しております。

経営理念

会社概要

お申し込み方法(終了いたしました)

お申し込みについては、「サマースクール参加同意書」および個人情報の取り扱いについて必ずご一読いただきますようお願いいたします。

以下のフォームから必要事項をご記入の上、送信してください。自動返信メールが届きますので、ご確認をお願いいたします。

また迷惑メール設定のため迷惑メールフォルダに振り分けられてしまう可能性がございますので「@trivector.co.jp」からのメールは受信できるように設定をご変更ください。

 


コミュニケーション能力の高い人が行っている6つの行動

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コミュニケーション能力がなぜ大切なのか

コミュニケーションに関しては、これまでも何度か記事をアップしてきました。

 

大切なのは「自分が何を言ったか」よりも「相手にどう伝わったか」ということ

 

「一貫性」とブランド構築

 

読み書きができないと取り残される時代がやってきた

 

「聞く力」がない人は成果を上げることはできない

なぜこのような記事をアップしているかというと、多かれ少なかれ社会に関わる私たちは、他人と円滑な関係を結ぶためのコミュニケーション能力は必須で、企業によっては「コミュニケーション能力」をもっとも優先順位の高い能力として評価しているケースもあります。

 

企業が求めるコミュニケーション能力とは

 

私たち人間は社会的動物であり、ひとりでは生きていくことができません。そのため、他者との関わり合いを持ちながら、社会生活を営む必要があり、そのためには、他者との意思疎通がなければ困難な状況を招いてしまうからです。

無人島でたった一人で自給自足で誰とも話すことなく生き続けることはできません。他者と手を取り合って生きていかなければならないからこそ、「コミュニケーション能力」が重視されるのです。

コミュニケーション能力とは

では、そもそも「コミュニケーション能力」とはいったいどういうものを指すのでしょうか。

Wikipediaによれば、以下のように書かれています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/コミュニケーション能力

言語による意志疎通能力(#言語学用語の「Communicative competence」を参照)。「コミュニケーション能力」という言葉は、元々は言語学の分野で用いられた学術的な用語であった。

感情を互いに理解しあい、意味を互いに理解しあう能力。感情面に気を配って、意味をわかちあい、信頼関係を築いてゆく能力。

非言語的な要素(相手の表情、眼の動き、沈黙、場の空気など)に十分に注意を払うことで、相手の気持ちを推察する能力(非言語コミュニケーション

上記の非言語的な要素により知った相手の気持ちを尊重して、相手に不快感を与えないタイミングや表現で、自分の感情や意思を相手に伝える能力

意思疎通、協調性、自己表現能力(厚生労働省による就職基礎能力の定義)

社会技能(ソーシャルスキル)。暗黙知

上手にコミュニケーションを行うための体系づけられた知識、技術(コミュニケーションスキル)

合意(コンセンサス)形成能力

「論理的コミュニケーション能力」(自己の考えを論理的に明確に、相手に表現する能力)

会話のキャッチボールを上手く行える能力

企業が求人広告等で応募者に要求している「コミュニケーション能力」は、ビジネスシーンにおいて発揮が期待される精選された「折衝能力」「交渉能力」「説得能力」を指しており、必ずしも対人コミュニケーション一般を円滑におこなうスキルをもって満足するものではない

このように、コミュニケーション能力を定義していますが、自身のコミュニケーション能力を高めることは目的ではありません。あくまでも大切なのは「周囲とうまくやっていく」ことが重要です。

この観点から考えた時に、上記の定義からより具体的な手段をご紹介します。

コミュニケーション能力をアップするための6つの方法

コミュニケーション能力といっても大げさなものではありません。すぐにでも実践できるものばかりです。順番にご紹介します。

マメであること

マメであることは、相手を安心させます。「ちょくちょく連絡をくれる」という状態は、常に相手とつながっている状態を維持しているわけで、ラポール(信頼関係)が構築されている状態です。つまり、言語コミュニケーションの前段階として、相互信頼関係が構築されているわけですから、仮に自分の言葉が不足してしまっても日ごろの言動から、相手は推測(しかもかなりの高確率で)することができるわけです。

しかし、残念ながら一見さん同士では、うまく行きません。

前提が同じであること

前提というのは、背景情報や目的です。「誰と何のために話すのか」が共有されていなければ、何を話したところで同意を得ることが難しくなるでしょう。

またある問題に対して答えを出さなくてはならない場合も、目的が違ってしまえば、解決策も変わるのが当然です。

必要以上に端折らない

特に日本語はこれによってコミュニケーションが成り立たなくなることがあります。例えば背景知識や状況の理解がないのに主語がなかったり、文章が途中で終わったり、専門用語ばかり使用していたり、主語が無かったり、動詞が無かったりすれば、内容についての相互理解は難しくなります。

最初は面倒であっても、後々スムースにするためにきちんと端折らずに伝えること、また聞き手もわかったふりをせずに、分からなければ聞き直すことなどが重要です。

例え上手(様々なタイプの人と相互理解を得る)

また、実際に話をする際には、相手の経験に近いものに例えて話をすると理解が早くなります。仕事の話であっても、仮に相手が車が好きなら車のレースに例えるとか、車の構造に例えるとか、相手がイメージしやすいものを使うことで相手の理解度が早くなります。

ただし、これを行うには、本質やフレームをきちんと理解している必要があります。根本が異なるもので例えてしまうとまったく違う話になってしまうので注意が必要です。

相手に興味があるから質問する(聞き上手、傾聴)

相手への興味はコミュニケーションの根幹とも言えるべき重要なポイントです。これがなければ話が弾みません。また話が続かないのはどちらかが「無関心」である場合が多く、ビジネスでは「取り付く島もない」という状態です。(信頼関係が築けていません)

相手に興味を持つこと、またしっかりと聞く姿勢こそコミュニケーションを成功させる秘訣です。

頭の中に「ビジュアルをイメージして、それを伝えている(絵で考える)

論理的に話す人に限って、頭の中はビジュアル化されています。

「○○をするには、○○から始まって、○○の許可を得て、○○を進める必要がある」

仕様や条件が複雑に絡み合う内容の場合、階層化します。そのためにはイメージができていないといけません。

「○○をするには、3つのステップがある。1つ目は○○で・・・・」

という風に要約し整理するにはイメージがないと話すことはできません。

意外と文章で考えてしまうと、ただただ冗長な話になって、大事なところが見えにくくなったり、どれが一番大切化も分からなくなってしまいます。

イメージがはっきりしていれば、根本原因を突き止めやすくなります。これは別の言葉で言えば「俯瞰できる」ということです。

全体図を頭の中で描くことで、部分的な話ではなく全体最適を目的として話ができるようになります。

コミュニケーション能力は、職種に関係ない

このように、コミュニケーションは他者との関わりの中で絶対に必要な能力であり、どんな職種でも関係なく、持っていなければならない能力です。

極論かもしれませんが、どんなに高いほかの能力を持っていても、それを使って貢献するのは、他者(他社)に対してであり、その能力の価値を他者に理解してもらうには伝わるように説明をしなければなりません。

独りよがりの能力は、結局のところ宝の持ち腐れになってしまうケースも少なくありません。

努力をして身に着けた能力や技術を使って社会に貢献するためにも、今回取り上げた6つの点を参考に他者とのコミュニケーションを図るようにしましょう。

大切なのは「自分が何を言ったか」よりも「相手にどう伝わったか」ということ

 

翻訳・通訳・ローカライズ全般のお問い合わせ

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これさえ覚えれば大丈夫!外国人観光客向け 接客英会話 22フレーズ(飲食店編)

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「日に日にお店にやってくる外国人観光客が増えてきた」

「いらっしゃいませ」「お支払方法はどれにしますか?」「食べられないものはありますか?」これらのフレーズは毎日使用するものなのに、英語が口からでてこない。心なしか相手も不満の様子-

日本各地でこんな感覚を覚えることが増えてきているのではないでしょうか。来店する彼らにいったいどう言えばいいのか?どう伝えればいいのか?飲食店におけるこの「22フレーズ」を覚えることでスムースな接客を行えるようになります。

外国人観光客急増の背景

ここ数年で、外国人観光客数は一気に増えました。日本政府は、2020年の訪日外国人を2,000万人から倍増の 4,000万人に上方修正したのは記憶に新しいところです。

なぜこれほどまでに外国人観光客が増えたのでしょうか?その背景には様々な理由があります。

  • ビザが不要だったり、ビザの条件が緩和されたりしたこと
  • 円安が影響していること
  • 海外からの日本への高い関心

これらの要因により年々増加しています。そのため、あらゆる場面で「外国語での接客」が求められるようになります。

外国人観光客の来日の目的の第1位は「日本食」

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彼らの来日の目的は様々ですが、不動の第1位は「日本食を食べること」です。

訪日前に期待していたこと (全国籍・地域、複数回答)

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この調査からも分かるように、外国人観光客は「日本食を食べたい」と思って日本にやってきます。その理由としては以下の点が挙げられるでしょう。

  • 世界での空前の「日本食ブーム」
  • 「和食」の無形文化遺産への登録
  • ミシュランガイドなどの「日本食」レベルの高さ

ということは、当然、飲食店勤務の方がもっとも彼らと接する頻度が大きくなると言えます。

しかしながら、現場の日本人の気持ちは彼らの高いモチベーションとは裏腹な場合が少なくないようです。

「(何を言っているか分からないから)話しかけられたくない」という想い

日本人がシャイな人種であるこということは有名ですが、接客となればそうも言っていられません。慣れてしまえばどうということはないのかもしれませんが、単一民族の中で必ず母国語が通じ、「言わなくても察することができる」という文化の中で育ってきた日本人からすれば、彼らとのコミュニケーションはまさに異文化体験であり、いったいどうやって接すればいいのか戸惑ってしまうのも致し方ないのではないでしょうか。

それでも「日本食を楽しんでもらいたい」「美味しい料理を味わってもらいたい」という気持ちがあるので、自分で表現ができない現実との間で板挟みになってしまいます。

今回はそんなジレンマを解消すべく、飲食店のための接客英会話のうち、主要な22フレーズをご紹介します。たったこれらのフレーズを覚えるだけで、外国人観光客とのコミュニケーションがスムースになるでしょう。

理屈よりなにより、まずは丸暗記でもカタカナ英語でも構いません。何度も反復して覚えてしまいましょう。

何もしないよりも行動すれば、状況は変わるからです。

シチュエーションごとの英語

これらのフレーズの主体はあくまでお店側のスタッフです。発音は気にせず、何度も反復して覚えてしまいましょう。

来店時のフレーズ

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注文時のフレーズ

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会計時のフレーズ

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退店時のフレーズ

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いかがでしょうか。まずはとても簡単なフレーズから覚えてしまうことが大切です。日本語を覚えるときも耳から覚え、自分で声に出して修正しながら正しい発音をし、意味を覚えていったはずです。

そのため、まずは恐れることなく声に出してみることが重要なのです。

補足:大切な心構え

「日本人の英語力が向上しない」というのは昔から言われることですが、これらは「笑われたらどうしよう、失敗したらどうしよう」という気持ちが強すぎるためです。

しかし想像していただきたいのですが、もしあなたが逆の立場だったときに、例えばアメリカ人が日本語を一生懸命話しているときに私たちは「下手な日本語だ、これじゃ会話にならない」と思うでしょうか?普通は思いません。むしろ逆の感情を抱くのではないでしょうか。「ああ、一生懸命伝えようとしている。なんとか彼/彼女の言うことを理解したい」と。

これは私たちが積極的に英語を使えばいいという証明です。話していれば多少文法がおかしくても、発音がおかしくても伝わるのです。もちろん努力を重ねていく必要はありますが、最初から流ちょうに話せるわけがありません。

ですから、英語力よりも大切なのは実は「心の持ち方」なのです。

  1. 怖がらずにどんどん話しかける(相手も流ちょうに話せるとは思っていない)
  2. そして、多少なりとも英語が通じれば楽しくなってくる(相手も嬉しい)

 

恥ずかしいのは英語が話せないことではなく、話そうとしないことだ。

そうやって言葉を覚えれば言語の壁も乗り越えられるでしょう。そのために必要な心の持ち方の方が重要だということがお分かりいただけたでしょうか。

とにかくまずはフレーズを丸ごと覚えて(自分自身の)心の壁を乗り越えましょう。そうすれば日本人らしい「おもてなしの心」が伝わるのではないでしょうか。

コミュニケーションをサポートするツール

それでもいきなり英会話はハードルが高いという場合や、誤解のないように補足説明をするには、以下のようなツールを準備しておくのが良いでしょう。

  • メニューの翻訳:最初は英語版から制作する
  • カタログやパンフレットの翻訳:最初は英語版から制作する
  • ポスターやPOPツールの翻訳:最初は英語版から制作する
  • アプリの多言語版開発:英語版、中国語版、韓国版は必須
  • 指さし会話:共通のイラストを制作してまとめておく
  • 英語の話せるスタッフを雇用する

また、あらゆるシチュエーションにすべて対応できるということはありません。ですから出来る範囲で準備を行い、あとは臨機応変に対応しなければならないシーンも多くなります。それは人間同士の交流では至極当たり前の話であり、それこそが「出会いの醍醐味」です。逆の立場になれば、観光客の方もそれを旅の楽しみとしているのは明白でしょう。だからこそ私たち日本人も彼らとしっかり交流して楽しむ気持ちも持ちたいものです。

なお、弊社では不定期に「飲食店向け接客英会話」も行っておりますので、ご興味があればお気軽にお問い合わせください。

 

「飲食店向け接客英会話」セミナーのご案内(終了いたしました)

 

また、ミュージアム向けの接客英会話も公開しております。こちらは中国語と韓国語も公開しておりますのでご参考までにご覧ください。

これさえ覚えれば大丈夫!外国人観光客向け 接客英会話 32フレーズ(ミュージアム編)

 

インバウンド多言語翻訳サービス

インバウンドとは何か(初心者向け)

インバウンド対策は何語から始めるべきか

インバウンド担当者なら抑えておきたいWebサイトまとめ

多言語翻訳まとめてお得プラン

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インバウンド対策は何語から始めるべきか

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拡大するインバウンド業界

まず、どんな言語に対応すればいいのかを考える前に、現在の日本への観光客数を知っておく必要があります。

このように、年々外国人の訪日数は増えています。これにはさまざまな理由がありますが、2020年には東京オリンピックもありますので、さらに加速度的に増えていくことが想定されます。

つまり、インバウンド業界はまだまだ大きくなるということです。

言葉の壁を乗り越える

では、この拡大するインバウンド業界で、どのように差別化を図ればいいのか、そしてどのように表現すればいいのかを考えたとき、まず真っ先に浮かぶのが「言葉の壁」を取り除くということです。

この言葉の壁を取り除くことは観光客側も強く望んでいることでもあります。なぜなら、私たち日本人が海外旅行に行くことを想像してみてください。

どの国にいってもワクワクとドキドキがあります。だからこそ旅行は楽しいわけですが、もしそこに多少なりとも日本語表記のあるお店があったり、片言でも日本語を話せるスタッフがいたら、距離がぐっと縮まるのではないでしょうか。特に、ここ数年の外国人観光客の困りごとは「コミュニケーション」にシフトしています。

ここから分かる通り彼らも同じなのです。だからこそ、言葉の壁をできるだけ取り除いてあげることが重要になるのです。

データから読み取る言語の比率

では、訪日観光客は、いったいどの国からきているのでしょう。

日本政府観光局(JNTO) の調査によれば、近年は以下のような比率になっています。

訪日外客数の動向:日本政府観光局(JNTO)

http://www.jnto.go.jp/jpn/reference/tourism_data/visitor_trends/

訪日観光客の推移

https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/marketingdata_tourists_after_vj.pdf

中国や韓国は相変わらず多く、アジア圏からの観光客はこれからも増えるでしょう。元々近隣ですから日本に来やすいというのはありますし、円安や免税効果なども大きいでしょう。さらに日本政府が国を挙げて誘致しているということも大きな後押しになっていると考えられます。

とはいえ、消費額ランキングを見ると欧米の観光客のほうが多くお金を使っているため、日本政府としても欧米豪圏へのプロモーションを強くしようと動き出しています。(欧米豪市場準備室:http://www.mlit.go.jp/kankocho/about/soshiki.html

つまり、アジアの観光客、アメリカの観光客、ヨーロッパの観光客のそれぞれに対しての言語を準備していく必要があります。

インバウンド対策としての多言語を絞る

具体的な言語としては、以下が挙げられます。

  1. 英語
  2. 中国語(簡体字、繁体字)
  3. 韓国語
  4. 主要なアジア言語(タイ語など)
  5. 主要なヨーロッパ言語(フランス語、スペイン語、ドイツ語など)

すべての言語を翻訳して対応しようというのはさまざまな面から無理がありますので、まずは主要なものから抑えていくべきでしょう。

この順番で対応するのが王道

1. 英語

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国別の観光客数で見ると中国が一番なので、中国語へ翻訳するのが一番効果がありそうですが、それよりも英語の方が実は効果は高いです。

なぜなら中国語は中国人しか理解できませんが、英語は中国人も韓国人も我々日本人も理解できる確率が高まるからです。分母が桁違いに大きいためです。

また、英語にしておけばヨーロッパ圏もアメリカ圏もまとめて対応できることになりますので、コストパフォーマンス上、最も効果的であると言えます。

ただし、それだけ広く多くの人々が見るものになるので、ヘタな英語を作ってしまうと、マイナスの影響度もはるかに大きくなりますので、品質には注意が必要です。

英語の翻訳サービス

2. 中国語(簡体字、繁体字)

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英語の次は中国語です。簡体字と繁体字のどちらが必要なのか、それとも両方準備したほうがいいのか、しっかり考えましょう。

中国人は特に「爆買い」も下火になってはいますが、購買力は高いままです。どちらかというと観光よりも買い物中心です。

そこから考えると対策すべきドキュメント類や業種も少し変わってくるのかもしれません。

中国語(繁体字、簡体字)の翻訳サービス

3. 韓国語

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中国人と同様に、韓国人も多く来日しています。ですから、韓国語への翻訳は必須項目でしょう。

韓国語の翻訳サービス

4. 主要なアジア言語(主にタイ語が狙い目)

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主要なアジア言語といってもピンとこないと思います。この統計から考えると、次に翻訳すべきはタイ語です。タイからの観光客数は年々増加しています。元々親日が多いタイ人が日本に旅行に来るというのは自然な流れかもしれません。

タイの旧正月(ソンクラーン)は、日本の春にあたりますので、そのあたりをしっかりとアピールし、タイ語への翻訳を行うことで、より訴求力の高いアピールができるのではないでしょうか。

タイ語の翻訳サービス

5. 主要なヨーロッパ言語

上記のアジア言語は、直近の増加しているアジア人への対応として必須ですが、英語以外の言語である、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、フランス語、ロシア語などの翻訳も大切です。

多言語翻訳

ただ観光客数から考えるとアジア言語に比べて優先順位は落ちてしまいますが、それでも少しずつ対応が求められるでしょう。ただし、英語を理解する人も多いので、それで何とかなってしまうというケースも多いようです。

まとめ

  • インバウンド対策として重要な「言葉の壁」の問題は、多言語の翻訳を行ったり、スタッフの教育を行わなければならない。中長期的な視点からの多言語翻訳が必要になる
  • 翻訳しなければならない言語は、英語、中国語、韓国語がトップ3となる
  • その次は、アジア圏で親日の「タイ語」に注目し、投資すべき
  • 多言語を一度に翻訳しようとすると大きなコストがかかるため、重要な言語から少しずつ進めていくのがよい
  • まとめて3言語以上を同時に発注したい場合には、「翻訳まとめてお得プラン」がオススメ。

多言語翻訳まとめてお得プラン

 

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