カテゴリー別アーカイブ: インバウンド

「旅の恥はかき捨て」だが「受け入れ側の恥はずっと残る」という話

インバウンドの伸びに伴い、様々なトラブルも増えている

インバウンド需要が益々高まる中、同時に様々な課題や問題も起きています。

例えば、以下のようなものが挙げられます。

訪日ラボ

「観光公害」とは何か?京都の夜桜ライトアップ中止に見る実際の観光公害事例

https://honichi.com/news/2017/06/21/kankokogai/

新たな観光公害 訪日客の「医療費未払い問題」…解決策はあるのか?

https://honichi.com/news/2017/08/21/medicalexpensesunpaid/

観光庁 温泉などの入浴施設にタトゥー・入れ墨を入れた訪日客への対応改善を促進も、日本人一般客は半数が入れ墨NO!

https://honichi.com/news/2016/08/16/kankochoonsennadonony/

訪日香港人観光客が好む移動手段:レンタカー利用者が多い反面、事故などのトラブルも多発

https://honichi.com/news/2016/05/27/honichihonkonjinkanko/

これらは、外国人観光客側への十分な説明が不足していたり、外国人観光客側のマナーの違いとそれぞれのギャップによるものだったりしますが、外国人観光客数が増えれば増えるほど、今後もこういった何らかのトラブルや問題は起きると言えます。

「観光立国」を目指していく以上はこれらのトラブルへの対応や事前の対策もさらに徹底していく必要があります。

そもそも旅行というのは「非日常」であるわけで、普段経験できない事やモノを見たり、聞いたり、触れたり感じたりしたいわけです。

「旅の恥はかき捨て」という言葉もありますが、誰しも気持ちが解放的になるのは仕方がないことでしょう。また「非日常」の世界に移動するわけですから、文化的な背景や知識を持っている観光客の方が珍しいという前提で考えるが妥当です。

これは外国人だからというわけではなく、旅行する人なら誰でも当てはまることです。

しかし、一方で「かき捨て」ることができないのが、受け入れ側の問題です。受け入れ側として上記のようなトラブルや問題を起こさないために、何ができるのでしょうか。

【解決法:1】まずは外国人観光客が困っていることをきちんと解決する

受け入れ側が真っ先に行うことは、どこにでも載っていますが「外国人観光客が困っていること」を順番に解決することです。

観光庁:受入環境について訪日外国人旅行者にアンケート調査を行いました

http://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_000233.html

こちらのアンケート結果にもありますが、Wifi 問題は解決の方向に向かっています。

しかし一方で「コミュニケーション」はあまり改善しているとは言い難い状況です。特に「飲食や小売店」でのコミュニケーションです。

具体的には、以下のように「スタッフとのコミュニケーション」と「多言語表示」に分けることができます。

※弊社サイトでも接客英会話について記載しております。

これさえ覚えれば大丈夫!外国人観光客向け 接客英会話 22フレーズ(飲食店編)

コミュニケーションをどう円滑にするのか

アンケートを見てもわかるように、言語の違いはあっても、結局はコミュニケーションの問題ですので、本質をしっかり抑える必要があります。

「コミュニケーションの本質は何か」と言えば、それは「思いやる心」「慮る心」「姿勢」です。

受け入れ側として、まずは「外国人観光客が困っているコミュニケーションを改善する」ことに腐心しなくてはなりません。

「とにかくメニューを多言語化し、注文はタッチパネルで」というのは理解できますが、それ以上に相手の状況を理解したり声をかけるという部分は人間にしかできない部分です。

「ハードとソフトの組み合わせ、そしてバランス」という点は今回のテーマとは異なりますので、割愛しますが、外国人観光客がコミュニケーションが取れないと感じるのは、何も「注文がスムースにできればそれでいい」ということだけで解決するのではないということです。

何故なら現地の「人との触れ合い」も旅の醍醐味だからです。

そういう意味での「コミュニケーション」をどうスムースにしていくのかと言えば、言語のプロフェッショナルとしては「地道な学習と実践しかない」というお伝えするしかありません。

根本的な解決は「継続的な学習」しかないためです。

英語の学習法は様々ですが、やはり日々の継続がモノをいうので、コツコツと行うしかありません。そこでまずは外国人観光客の不満を解消するためという目的を持てば、「接客英会話」という括りで学習するのが効果的でしょう。

弊社では「飲食店向け接客英会話」を不定期で開催しております。

「飲食店向け接客英会話」セミナーのご案内(終了いたしました)

※チェーン店様の場合などは、法人向けサービスとしてもご提供しております。ご興味があれば別途お問い合わせください。

この「コミュニケーション」は決して上手である必要はありません。大切なのは、離そうとすることであり、伝えようとすること、相手の言うことを理解しようする「姿勢」です。

その「姿勢」こそが外国人観光客に届けば、多少やり取りが増えたとしても、それを含めた「非日常」体験となるからです。

「楽しんでもらいたい」「楽しい思い出を作ってもらいたい」という「姿勢」こそが、最も大切でそれこそが「おもてなし」なのではないかと思います。

コラム:銀座のお店

銀座にある化粧品店の話です。

そのお店は昨今のインバウンドブームで中国人旅行者が大挙をなしておしかけています。売り上げは順調です。

しかし、ひとつ大きな問題があります。それはお店のスタッフの質です。

・どうせ日本語が分からないだろうからと目の前で「早く決めろ」といったことや「邪魔なんだよ」といった暴言を吐く

・周りのスタッフもそれを止めないどころが、便乗する

こんな態度を取っていれば、日本語が分からなくても誰でも気づきます。このお店はブームの最中にも関わらず、徐々に旅行者が来なくなりました。

実はそれ以前に別の女性スタッフが暴言や接客態度が悪いことを経営陣に報告していたのですが、改善されることなく時間だけが過ぎていっていました。

当然この女性スタッフも「この店は将来がない」と見切りをつけて辞めていきました。

優秀な人は辞め、暴言を吐く人だけが残るお店に、いったい誰が来店するのでしょうか。

【解決法:2】この先も見据えて、「恥にならない翻訳」をする

ちなみに、コミュニケーションをすぐにスムースにすることができるツールとしては(手前味噌になってしまいますが)「多言語翻訳」は今後も重要なツールだと言えます。

最も分かりやすい例として英語で考えると、対人の場合には英会話となりますし、表示物であれば英語への翻訳となります。

飲食店なら

  • 接客英会話(お客様とスタッフ)
  • 英語翻訳(メニューや看板など読むもの)

でしょう。後者の翻訳は、テキスト情報としてずっと目に触れるものです。ですから、その品質を軽んじてしまうと、それなりのものにしかならないということです。

例えば、こんな事例があります。(名称等は伏せております)

  1. 某庁の肝いりのプロジェクトで、日本全国に点在する某施設のパンフレットの多言語翻訳を行なうことになった
  2. 大手代理店や制作会社が担当し、プロジェクトは年度末に向かって進んだ
  3. プロジェクトのキックオフミーティングが開かれることもなく、なし崩し的にプロジェクトがスタート
  4. 仕様が揺れているために、各担当者とのやり取りもどんどん煩雑になり、結果的に制作会社も代理店も翻訳会社も納期に間に合わせるため、やっつけ仕事になった
  5. 結果、納期には間に合い、印刷をし全国の施設に配布されたが、外国人観光客からは「訳抜けや誤訳、スペルミスなどが多く散見されるパンフレットとなった

これらは、よく聞く話と言えばよく聞く話ですね。一番大切な「外国人観光客視点」が完全に抜け落ちてしまっています。

翻訳を行う上で、大切なのは「読者は誰か」を把握し、「伝わる翻訳」を作ることです。その視点を見失ってしまうと上記のような問題は頻繁に起きるでしょう。

これと似たようなケースでは、「コスト優先が強すぎて品質が置いてけぼりされた」ということもよく聞きます。入札案件などでは常にこのリスクを抱えることになります。

莫大な費用をかけて新しい技術を導入するのもいいですが、まずは正確に読者が分かるように翻訳することの方が先決ではないでしょうか。上記のように本末転倒になってしまったプロジェクトは関係者も徒労感に襲われますし、最もまずいのは、受け入れ側として、「この先ずっと残る訳文」になってしまったわけです。

そして、それを利用しなくてはならない外国人観光客はどう思うでしょうか?

冒頭のアンケートにあった「コミュニケーションが取れないことによって困った」というのは、まさにこのことではないでしょうか。

言葉には100点満点はありません。しかし、インバウンドの大きな潮流の中、文章の品質というのは、外国人観光客に直接目に触れるものであり、決してないがしろにしてはならないもののはずです。

その直接のコンタクトポイントを適当に済ませてしまうことは、長期的に見てもあまりにもリスキーではないでしょうか。

まとめ

一生の思い出で日本に旅行にやってくる観光客もいます。彼らに対してコミュニケーションをしっかりとるためにも、以下の2点は改善していくことが期待されます。

  1. すでに顕在化した「外国人観光客が困っていること」をまずは解決する
  2. 特にコミュニケーションは、会話と文字情報に分け、文字情報は後に残るものとしてしっかり翻訳する
  3. その上でおもてなしの心を持って外国人観光客と接する

 

受け入れ側がしっかりと対応することが、これからのインバウンド対策にはより一層求められていくことになります。

翻訳・ローカライズのお問い合わせ


観光パンフレットを翻訳する際に気をつけたい 5 つのこと

観光パンフレットの翻訳をする前に

インバウンド需要が増加し、日本全体としてこのインバウンドの大きな潮流に乗っていくために、外国人観光客をこれからますます誘致し、集客していく必要があります。これは、地域全体、日本全体で取り組んでいくべき事項であり、単独でどうにかなるという話ではありません。

しかし一方で、「小さなことの積み重ね」がなければ、大きな流れを作ることはできません。各事業体がそれぞれの得意分野で得意なことを積み重ねていくことがインバウンド産業や観光立国としての日本を作っていくことになります。

今回はそういうマクロ的な視点を持ちながら、観光パンフレットの翻訳について解説いたします。パンフレットは、様々な場所で様々なタイミングで配布されています。そのため、一概に「こうしなければダメだ」ということはありませんが「これだけは抑えておいた方がいい」という点をお知らせいたします。

1. 誰が読むのか、どこに配布するのかを目的を考えること

まず最初に考えなくてはならないのは、パンフレットを作る目的です。これは、翻訳以前の原稿を作る際の重要ポイントです。

ついつい、「何のために作るのか?なぜ作るのか?」を明確にしないまま作成してしまうことが多いのですが、それだと結果的に「勝手な作り手の事情」ばかりが盛り込まれることになります。大切なのは、以下の2つです。

【ターゲット】パンフレットを読むのは誰なのか

【目的】パンフレットを読んだ後、その人たちにどんな気持ちになってもらい、

どんな行動をしてもらいたいのか

これらをしっかりと意識してから原稿を作成し、翻訳を進めていく必要があります。これらが定まっていない場合には「誰に向かって作っているパンフレットなのか分からない」という結果を招いてしまいますので注意しましょう。

2. 訳し方に気をつけること

訳し方、と言われてもなかなかピンと来ないかもしれませんが、以下のようなケースで考えてみましょう。

ある観光地には、国立公園があり、その中には博物館があるとします。外国人観光客がその博物館目当てだった場合、その国立公園内には、「博物館への順路」などの看板やサイン表示があります。これらは普通に翻訳すれば特に難しいものでもありません。

一方、外国人観光客が博物館内に入館します。そこには券売機での入場券購入があり、企画展なのか常設展なのかを選択します。

そして受付に入場券を渡して、鑑賞します。企画展でも常設展でも、解説や作品名が必要です。

時代について記述がある場合、以下のように翻訳しなければなりません。

日本語英語(間違い)英語(正解)
江戸時代Edo PeriodEdo Period(1603~1868)

「江戸時代」と表現して理解できるのは日本の歴史に詳しい人だけです。外国人観光客は自分たちの歴史と比較していつの話なのかを理解しなければ、実感することはできません。

また、次の例を見てみましょう。

日本語の文章で「SNS をする」という一文があるとします。この場合、英語に翻訳すると、 “use SNS” と訳してしまいがちですが、海外では “use social media” とする方が自然です。

いかがでしょうか。こちらも外国人観光客の目線が無いと、単純にそのまま翻訳してしまいかねません。

簡単言えば、翻訳に関しては「外国人観光客が読んだら内容まで理解できるかどうか」という目線で作らなくてはならないということです。

これはパンフレットでも同じです。せっかく綺麗なパンフレットを作っても、外国人観光客に伝わらないと意味がありません。だからこそ、1番目の「誰が読むのか」「何のために作るのか」をはっきりさせておく必要があるのです。

3. 言語別に作ること

言語別に作ることの意味は、最近は徐々に理解され始めているように思われます。

「英語も中国語も韓国語もスペイン語もフランス語もドイツ語も、全部1つのパンフレットに入れてしまえばいい」という、ある種乱暴なパンフレットが存在していますが、これも「外国人観光客」目線に立てば、言語別にパンフレットを作っておくほうがベターです。

これらはいくつかの理由があります。

情報量が多くなる

パンフレットを言語別に作ると、1言語あたりの情報量が増えます。仮に日本語版が原文だとすれば、原文と同等量の情報を掲載することができます。

外国人観光客からの質問や疑問が減る

適切な情報量が提供されるということは、不明点や不安な点が少なくなるということです。パンフレットを見てすぐに行動できるということです。

逆に、1つのパンフレットにまとめてしまった場合には、少ない情報提供しかできませんので、必然的にインフォメーションセンターなどへの質問や疑問が増えるでしょう。聞かないと分からないからです。

確かに、複数言語の数だけパンフレットを作るのは初期コストがかかります。しかし、パンフレットがきちんと機能すれば、その後のランニングコストは最小限に抑えることができるのではないでしょうか。逆にそのコストを削減すれば、いつまで経っても質問や疑問は減らず、対応コストがランニングコストとして継続的にかかってくることになります。

4. 写真は豊富に使うこと

スペースの制限はありますが、それでも写真は多く使用すべきでしょう。文字情報よりもイメージは強いメッセージ性をもっているからです。

日本人はどうしても文章が多くなる傾向がありますが、「外国人観光客」というよりは世界的な潮流としてはやはりビジュアルがメインになります。

これは SNS での好例ですが、山梨県の新倉山公園は、タイの方がインスタグラム等で発信したことにより一気にタイからの観光客が増えたのは有名な話です。

https://www.arakurayama-sakura.com/

パンフレットもイメージやブランディングの観点から、そのパンフレットでもっとも伝えたいものを写真にして掲載することをお勧めします。外国人観光客にとって、何のパンフレットなのか分かりやすくなるため、手に取りやすくなります。

5. コンテンツは日本語版と違ってもいい

日本語版パンフレットには地図やアクセスをはじめ、イベント情報や施設案内など、様々な情報が掲載されています。

しかし、もしターゲットが明確なら、掲載するコンテンツは日本語版と同じである必要はありません。

むしろ、ターゲットに合わせたコンテンツに変えてしまってもよいでしょう。なぜなら、大切なのは、外国人観光客がパンフレットを読んだときに「どんな気持ちになって、どんな行動をとるか」だからです。

例えば、ある地域の観光スポットがあるとします。それは日本人から見ればすでに「ベタな」スポットで、今さら面白くないかもしれません。日本語版パンフレットでは、そこまで掲載はするが、大々的に取り上げなくてもいいスポットだとしても、外国人観光客にとっては、それが目的で神泉に映り、集客に貢献するのであれば、そのスポットの写真やコンテンツを全面に出してもいいでしょう。

参考:日本の自治体等のパンフレット

パンフレットについては、用途別やテーマ別に作るという方法もあります。以下はあくまでサンプルですが、多言語版も含めて参考になるかと思います。

金沢旅物語

http://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/digitalpamphlet/03.html

富士の国 山梨 観光ネット

http://www.yamanashi-kankou.jp/pamphlet/index.html

また、全国の観光パンフレットはどんな風に作られているのかお取り寄せできるサイトもありますので取り寄せ、研究してみるのもお薦めです。

みんたび

http://min-tabi.jp/

まとめ

いかがでしょうか。外国人観光客にとって魅力的な観光パンフレットを作るための5つのポイントは以下になります。

1. 誰が読むのか、どこで配布するのか目的を考える

2. 訳し方に気をつける

3. 言語別に作る

4. 写真は豊富に使う

5. コンテンツは日本語版と違ってもいい

この5つに注意しながら、外国人観光客の行動に直結するような観光パンフレットを作成してください。


【満員御礼】翻訳の専門学校 フェローアカデミー様で「アート翻訳」の講座を行います

翻訳の専門学校「フェローアカデミー」様にて、「日英アート翻訳」について短期集中講座を担当させていただくことになりました。

※4月14日に募集開始しましたが、4月17日時点ですでにキャンセル待ちになっているそうですので、大変申し訳ありませんが、詳細についてはフェローアカデミー様にお問い合わせください。

※おかげさまで盛況のうちに終了いたしました。開催後レポートについては以下をご覧ください。

「アート翻訳」講座を終了いたしました。

短期集中講座 スペシャルプログラム

今、美術がアツイ! インバウンドに欠かせないアート分野の翻訳を学ぶ

http://www.fellow-academy.com/fellow/pages/school/short/SPJT2.jsp

インバウンド、特に観光施設の雄である美術館や博物館には、多くの外国人観光客が押し寄せています。爆買いブームもひと段落し、モノからコトへのシフトが加速している中で、今後さらにミュージアムの役割は大きくなると考えられます。

弊社では、5年前からミュージアム専門として美術・アート翻訳サービスを行っております。

徐々に日本全国のミュージアムの皆様からお問い合わせをいただくようになり、大規模館や中小規模館の展覧会の翻訳などを手掛けるようになっております。

また、ミュージアムでは翻訳のみならず様々なインバウンドサービスが求められており、弊社では現在翻訳を含め、以下の15のサービスをご提供しております。

 

本講座では、アート分野の翻訳という観点から、またミュージアムという現場において、どんな翻訳が求められているのかなど実際の現場からお伝えいたします。

定員16名ということですが、ハイペースでお申し込みをいただいているようですので、ご興味をお持ちの方はぜひお早めにお申し込みをお願いいいたします。

※弊社にお問い合わせ、お申し込みいただくことはできません。フェローアカデミー様のサイトからお申し込みください。


「飲食店向け接客英会話」セミナーのご案内(終了いたしました)

「飲食店向け接客英会話」セミナー開催のご案内

2016年、外国人観光客が初の2,000万人を突破しました。これから、2020年の東京オリンピックに向けて、さらに倍増の4,000万人の外国人観光客が押し寄せると言われています。

日本政府は「観光立国」を目指し、オリンピック後にも継続して外国人観光客が訪日する体制を整えなくてはなりません。

とはいえ、日々の経済活動の中で考えるとき、外国人観光客との接点が最も多いと言えるのが飲食店の皆様ではないでしょうか。

しかも外国人観光客が訪日する1番の目的は「日本の食事」です。

こういった背景を受けて、今回弊社では 2017年2月2日(木)に、「飲食店向け 接客英会話」セミナーを開催することにいたしました。マクロ視点だけでなくミクロの視点でインバウンドを見たとき、こういったセミナーによって接客英会話力を高めることにより、日々の接客、サービスが外国人観光客の満足度を向上させ、さらなるリピーター化につなげることができるのではないかと考えております。

セミナー開催日時:終了いたしました。

セミナー参加対象となる方(15名様限定)

飲食店勤務の方限定となります。特に以下のようなお悩みをお持ちの方には最適な内容となります。

外国人観光客に英語で話しかけられて困っている

英語が全然わからないけれど、何とか少しずつコミュニケーションをとっていき、ビジネスチャンスを生かしたい

来店、注文、料理の説明、会計など一連の流れを知っておきたい

外国人観光客の質問に答えられず、相手も不満そうなので何とかしたい

ハイレベルな英会話というよりは、飲食店で想定されるシーンを元に、最低限コミュニケーションが取れるようなレベルを想定しています。

セミナーの内容と特徴について

セミナープログラムは以下になります。詳細時間等についてはセミナーチラシ(Trivector-SeminarFlyer)をご覧ください。

セミナープログラム

  1.  ご挨拶、セミナー概要説明、外国人とのコミュニケーションの取り方
  2.  お客様の来店、メニュー説明、オーダー
  3.  お客様へ案内、雑談
  4.  お会計、お見送り

セミナーの特徴と得られる効果

  • 本セミナーは、参加者の「実践」を重視しているため、ロールプレイングが中心となります。
  • ネイティブ講師が直接講義をしますので、生の英語、本物の英語に触れることができます。
  • 繰り返し重要なフレーズを体で覚えることで、実際の現場ですぐに使うことができます。
  • 英語への恐怖心がなくなります。
  • 来店、注文、会計までの一連の流れを英語で話せるようになります。

無料プレゼント!ポケットサイズ「接客フレーズ集」

さらに、セミナーにご参加いただいた方には、もれなくポケットサイズに収まる「接客フレーズ集」をプレゼントいたします。胸ポケットに入れておくだけでイザというときのお守り代わりにもなります。

またこのフレーズ集には渋谷駅周辺の観光スポットも掲載しておりますので外国人観光客の質問にも対応できます。

お申し込み方法について:終了いたしました。

本セミナーのチラシを以下からダウンロードしていただき、お申込書にご記入の上、弊社まで FAX(03-5459-2376)していただくか、以下のメールアドレスあてに必要事項をご記入の上、お申し込みください。

チラシダウンロード:Trivector-SeminarFlyer

※ご記載いただく項目(記載例)

件名:接客英会話セミナー申し込み

お名前: 渡来 太郎

店舗名: 「和食処 とらいべくとる」

店舗住所:〒150-0044 東京都渋谷区円山町25-4

お電話番号:03-5459-2375

※なお、15名限定での募集となるため、定員に達した場合にはお断りさせていただくことがあります。あらかじめご了承ください。

 


自動翻訳 API の失敗事例から学ぶ目的の重要性

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スタッフ K です。

成功事例というのは世にあふれていますが、なかなか「失敗」についてはお目にかかることが少ないと思います。そこで今回は、失敗事例から学べることをご紹介したいと思います。

※架空の企業 A 社の事例を解説

A 社の多言語翻訳プロジェクト背景

  • 近年増え続けるインバウンド(外国人観光客)向けの Web サイトの多言語翻訳プロジェクト
  • 取り扱う言語は英語や中国語など合わせて5言語以上
  • インバウンド情報を各言語で定期的に発信
  • 多言語への翻訳が必要になるのでコストもそれなりにかかる

最近はよく聞く話ですが、この A 社様では上記の多言語翻訳を行う際に、すべて手動で行うかもしくは、自動翻訳 API を使うかという検討期間がありました。

翻訳が「意味不明」「読めない」という事態

結果としては、「手動で行うとコストもかなりかかるので、自動翻訳で行う」という方針に決定しました。そしてその多言語で自動翻訳された言語を、翻訳会社にチェックしてもらおうという流れになりました。

まずはテストとして少量を自動翻訳し、翻訳会社に見てもらったところ、以下のコメントが寄せられました。

「この文章が何を言っているのかがわからない。意味を成していない」

「例えば、中国語を例にする場合、簡体字と繁体字が混在していて読めない」

つまり、チェックをしてどうにかなるレベルではないということでした。これには担当者も困り果ててしまいました。当然ながらチェック料金で対応できるものではなく、新規で翻訳したほうがいいということになりかねません。

確かに予算が無尽蔵にあれば、手動で翻訳を依頼するほうが品質的には良くなるのかもしれません。しかし、実際にはそんなことはありません。なんとかコストを抑えつつ・・・ということで自動翻訳を選択したものの、テストしてみればそれでは今度は使い物にならないというジレンマ。

そんな状態で進めても Web サイトそのももの評価が下がるのは目に見えています。今回の Webサイトは、色々な国の方が閲覧する可能性があります。そのために制作するのですから当たり前です。せめて社内文書ならともかく、外国人が見てネガティブな口コミなど広がってしまったらどうしようもありません。

結局、この後、A 社としてなかなか方向性が定まらず、いったんプロジェクトは頓挫してしまいました。

何を優先するのかの見極めを

これらはよく聞く話かもしれません。ただ実際に「金額と品質」のバランスをどうやって取るのかは本当に難しいものがあります。

関連する内容になりますが、数年前に以下の記事を掲載しています。いまだにこれらの内容は大きく変化していないようです。

機械翻訳(自動翻訳)と翻訳支援ツール

http://www.trivector.co.jp/knowledge/machinetrans.html

この記事でも触れていますが、自動翻訳にせよ、翻訳支援ツールにせよ、ツールやAPI が悪いではなく、それらを使う「人間がどういう判断基準をもって使用するのか」が重要だということです。

本質的な部分で理解をしていないと、ツールが悪い、API が使えないという話になってしまいます。そしてテクノロジーは進化していっても使う側の発想がまったく進んでいないという事態になれば、ますます「不適切な場面」で使用したり、「必要な場面」で使用しなかったりということになりかねません。

テクノロジーに原因を求めるのではなく、何を優先するのか、つまり「目的は何か」をしっかりと見極めることがますます重要になってきていると言えます。

AI の進化でますます求められる人間の役割とは

ここ最近、「ディープラーニング」という言葉を多く見かけるようになりました。NHK でも特集が組まれていました。

驚異のAI技術「ディープラーニング」とは?

http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2016/01/0113.html

このディープラーニングが今後進化し、発達すれば、人間に代わるほどの言語処理を行うことができる可能性があります。

それほどこの「ディープラーニング」は自然言語処理技術でも注目されているテクノロジーです。こちらの内容を解説してしまうとテーマと外れてしまうため、割愛いたしますが、AI が研究段階にある現在では、やはり人間がきちんと基準をもって判断をしていかなくてはならないという事実は何も変わりません。

いやむしろ、AIの真価が進めば進むほど、私たちはより一層人間的な部分を使わなくてはならなくなります。

そうなると、「全体をざっと自動翻訳しておいてあとはチェックすればいい」という発想では、まったく太刀打ちできないということになります。(近い将来、この程度の発想は AI は簡単に行うでしょうし、それ以上の解決策を自分で考えだせる可能性が非常に高いと言えます)

また現時点では、想定される翻訳品質が上述のようなものであれば、翻訳者も喜んで対応するということはないのではないかと推測します。(実際、弊社の翻訳者さんでも積極的にチェックしたいという方はひとりもおりませんでした)

となると、お客様側の想いだけが先行してしまって、その実情が伴ってこないという事態になりかねません。

大切なのは「伝わるか伝わらないか」

もっと言えば、自動翻訳でも AI でも人間が翻訳する場合でも、大切なのはその目的が果たせられるかどうかということです。

上記の例であれば、Web サイトを利用する外国人観光客が、この Webサイトを見て、「すごく便利だし使いやすいし、わかりやすいね」と思ってもらえるかどうかが重要なのであって、常に考えなくてはならないのは、それを達成するためにあなたはどうしますか?ということです。

テクノロジーはそれらをサポートしたり効率アップのためのツールです。しかし残念ながら現状ではそこまで辿りついていないとすれば、何か他の手を考えたり組み合わせたりという発想の転換が必要になります。

繰り返しになりますが、この点こそがひとつの多言語翻訳プロジェクトを成功させるかどうかの分岐点になると言えます。

まとめ

  • 自動翻訳 API も人間による翻訳も AI もそれぞれの特性がある
  • その特性を見極めるのは現時点では人間の重要な仕事のひとつ
  • 私たちもこの点については積極的にご提案、ご説明をしなければならない
  • 目的に沿った明確な判断基準を持つことで「使われる」のではなく「使いこなす」ことができる

インバウンド(外国人観光客)向け多言語翻訳プラン:翻訳まとめてお得プラン

key

http://www.trivector.co.jp/service/3LanguagesPack.html

言語別で選べる多言語翻訳サービス一覧

http://www.trivector.co.jp/service/service3.html

翻訳・通訳・ローカライズのお問い合わせ全般

160508-www-bnr_03


これさえ覚えれば大丈夫!外国人観光客向け 接客英会話 22フレーズ(飲食店編)

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「日に日にお店にやってくる外国人観光客が増えてきた」

「いらっしゃいませ」「お支払方法はどれにしますか?」「食べられないものはありますか?」これらのフレーズは毎日使用するものなのに、英語が口からでてこない。心なしか相手も不満の様子-

日本各地でこんな感覚を覚えることが増えてきているのではないでしょうか。来店する彼らにいったいどう言えばいいのか?どう伝えればいいのか?飲食店におけるこの「22フレーズ」を覚えることでスムースな接客を行えるようになります。

2015年の外国人観光客急増の背景

2015年は年間で19,737,400人もの外国人観光客が来日しています。その内訳は以下のようになります。

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2015年の結果を受け、日本政府は、2020年の訪日外国人を2,000万人から倍増の 4,000万人に上方修正しました。

なぜこれほどまでに外国人観光客が増えたのでしょうか?その背景には様々な理由があります。

  • ビザが不要だったり、ビザの条件が緩和されたりしたこと
  • 円安が影響していること
  • 海外からの日本への高い関心

これらの要因により年々増加しています。そのため、あらゆる場面で「外国語での接客」が求められるようになります。

外国人観光客の来日の目的の第1位は「日本食」

Chopsticks

彼らの来日の目的は様々ですが、不動の第1位は「日本食を食べること」です。

訪日前に期待していたこと (全国籍・地域、複数回答)

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この調査からも分かるように、外国人観光客は「日本食を食べたい」と思って日本にやってきます。その理由としては以下の点が挙げられるでしょう。

  • 世界での空前の「日本食ブーム」
  • 「和食」の無形文化遺産への登録
  • ミシュランガイドなどの「日本食」レベルの高さ

ということは、当然、飲食店勤務の方がもっとも彼らと接する頻度が大きくなると言えます。

しかしながら、現場の日本人の気持ちは彼らの高いモチベーションとは裏腹な場合が少なくないようです。

話しかけられたくないという想い

日本人がシャイな人種であるこということは有名ですが、接客となればそうも言っていられません。慣れてしまえばどうということはないのかもしれませんが、単一民族の中で必ず母国語が通じ、「言わなくても察することができる」という文化の中で育ってきた日本人からすれば、彼らとのコミュニケーションはまさに異文化体験であり、いったいどうやって接すればいいのか戸惑ってしまうのも致し方ありません。

それでも「日本食を楽しんでもらいたい」「美味しい料理を味わってもらいたい」という気持ちがあるので、その表現ができない現実との間で板挟みになってしまいます。

今回はそんなジレンマを解消すべく、飲食店のための接客英会話のうち、主要な22フレーズをご紹介します。たったこれらのフレーズを覚えるだけで、外国人観光客とのコミュニケーションがスムースになるでしょう。

理屈よりなにより、まずは丸暗記でも構いません。何度も反復して覚えてしまいましょう。

シチュエーションごとの英語

これらのフレーズの主体はあくまでお店側のスタッフです。しっかり覚えてしまいましょう。

来店時のフレーズ

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注文時のフレーズ

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会計時のフレーズ

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退店時のフレーズ

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いかがでしょうか。まずはとても簡単なフレーズから覚えてしまうことが大切です。日本語を覚えるときも耳から覚え、自分で声に出して修正しながら正しい発音をし、意味を覚えていったはずです。

そのため、まずは恐れることなく声に出してみることが重要なのです。

補足:大切な心構え

日本人の英語力が向上しないというのは昔から言われることですが、これらは「笑われたらどうしよう、失敗したらどうしよう」という気持ちが強すぎるためです。

しかし想像していただきたいのですが、もしあなたが逆の立場だったときに、例えばアメリカ人が日本語を一生懸命話しているときに私たちは「下手な日本語だ」と思うでしょうか?普通は思いません。むしろ逆の感情を抱くのではないでしょうか。「ああ、一生懸命伝えようとしている」ということがわかるはずです。

これは私たちが積極的に英語を使えばいいという証明です。話していれば多少文法がおかしくても、発音がおかしくても伝わるのです。もちろん努力を重ねていく必要はありますが、最初から流ちょうに話せるわけがありません。

ですから、英語力よりも大切なのは実は「心の持ち方」なのです。

  1. 怖がらずにどんどん話しかける(相手も流ちょうに話せるとは思っていない)
  2. そして、多少なりとも英語が通じれば楽しくなってくる(相手も嬉しい)

 

そうやって言葉を覚えれば言語の壁も乗り越えられるでしょう。そのために必要な心の持ち方の方が重要だということがお分かりいただけたでしょうか。

とにかくまずはフレーズごと覚えることによって心の壁を乗り越えましょう。そうすれば日本人らしい「日本のおもてなしの心」が伝わるのではないでしょうか。

コミュニケーションをサポートするツール

それでもいきなり英会話はハードルが高いという場合や、誤解のないように補足説明をするには、以下のようなツールを準備しておくのが良いでしょう。

  • メニューの翻訳:最初は英語版から制作する
  • カタログやパンフレットの翻訳:最初は英語版から制作する
  • ポスターやPOPツールの翻訳:最初は英語版から制作する
  • アプリの多言語版開発:英語版、中国語版、韓国版は必須
  • 指さし会話:共通のイラストを制作してまとめておく
  • 英語の話せるスタッフを雇用する

また、あらゆるシチュエーションにすべて対応できるということはありません。ですから出来る範囲で準備を行い、あとは臨機応変に対応しなければならないシーンも多くなります。

しかし、それは人間同士の交流では至極当たり前の話であり、それこそが「出会いの醍醐味」です。観光客というのは、それを旅の楽しみとしているのは逆の立場になれば明白でしょう。だからこそ私たち日本人も彼らとしっかり交流して楽しむ気持ちも持ちたいものです。

インバウンド翻訳サービス

インバウンドとは

インバウンド対策は何語から始めるべきか

インバウンド担当者なら抑えておきたい Web サイトまとめ

インバウンド対策に最適!「翻訳まとめてお得プラン」

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美術館・博物館が取り組むべき「有料化の壁」

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弊社は多くの美術館・博物館様とお取引をさせていただく中で共通したお悩みをお持ちであることが分かってきました。

それは「美術館の様々なサービスが無料または安価のため収益が上がらない(または上がりにくい)」ということです。

これは、大規模博物館でも中・小規模美術館でも同じお悩みをお持ちの方が多いようです。あまり規模に関係が無い普遍的なお悩みと言えるでしょう。

美術館や博物館というのは、文化事業であるからこそ、一般企業ほど利益重視という考え方が浸透しないのか、それとも、もともと利益を追求するものではないということなのか考察したいと思います。

美術館、博物館の定義

まずはじめに、美術館や博物館はどんな使命を持っているのでしょうか。

Wikipedia によれば、

「美術館とは博物館の一種であり、美術作品を中心とした文化遺産や現代の文化的所産を収集・保存・展示し、またそれらの文化に関する教育・普及・研究を行なう施設である」

とあります。ではさらに広義の意味である博物館はどういった定義なのでしょうか。

「博物館(はくぶつかん)とは、特定の分野に対して価値のある事物、学術資料、美術品等を購入・寄託・寄贈などの手段で収集、保存し、それらについて専属の職員(学芸員、キュレーターなど)が研究すると同時に、来訪者に展示の形で開示している施設である」

つまり、研究機関でもあり、文化財を収集して保存していく機関でもあるわけです。

当然ここには「利益や収益を上げる」という言葉は入っていません。未来へ向かって過去の素晴らしい遺産を保存しつないでいく事が重要です。それは人類の英知の集合であり、人類の歴史そのものだからです。

その素晴らしい仕事を具体的にどうやって未来へつなげていくのか

この目的に向かって美術館は日々の活動を行っているということになりますが、では具体的にどうやって文化遺産を保存し、収集し、展示していくことができるのでしょうか。

そこにはやはり人間の血と同じく「お金」というものが存在しなければなりません。

毎日の活動にはお金がかかります。
お金を使って、保存や収集、展示といった業務を行っていかなければならないのです。

「お金を稼ぐ」という行為は、「未来へつなげていく」という目的のための重要な手段なのです。だからこそ、この手段をきちんと考えて実行しないとならないのです。

文化事業はタダであるべきか?

とはいえ、「美術は文化事業である」という言葉が独り歩きし、「利益を出す」という発想そのものが受け入れられないというケースもあります。

目的と手段が完全に間違っている場合にこういったことは起こります。しかしながら、その文化遺産を後世に伝えていくためには、血流でもあるお金をきちんとまわさなくてはなりません。適正な利益なくしては、美術館や博物館の運営はままならないためです。

そうは言っても、なかなかすぐに受け入れられなかったり、実際に行動に移すのは難しい側面もあります。

しかしそれでも有料化へ向けたチャレンジをすべきでしょう。あるお客様がぽろっとこぼしていたこの一言が真実なのではないでしょうか。

「入場料がタダだからどうしようもない」

では、美術館や博物館はどうすればいいのでしょうか?

まずは一部のサービスを有料化してみる

弊社もご提案していますが、収益を上げて美術館の運営をより活性化させるにはまずは現在無料のサービスを有料化してみることです。

簡単なことではありません。

しかしたとえ100円だったとしても、0円が100円になれば、美術館にとっての収益としては大きな進歩ではないでしょうか。

有料化するために重要なこと

海外の美術館は、日本と比べて潤沢な予算があり、学芸員の数も圧倒的に多いのは周知の事実です。

当然ながら、日本と海外の美術館とで提供できるサービスの質も量も違います。しかし、だからといってそれだけを言い訳にしては進歩しません。できる事は少ないかもしれません。

ただその中でも、しっかり検討して改善できることは沢山あるはずです。それを考えてみましょう。

外国人観光客はお金を払う

日本の美術館では無料のサービスでも、海外の美術館では有料のサービスも多く存在します。有料でも売れるのは、いくつかの理由があります。

  • そもそも長い歴史の中でそれが当たり前になっている
  • 「有料ならではの価値」がある(コンテンツの充実)

このような理由があるでしょう。前者は該当しなくても後者は日本の美術館でも行う事ができます。

ということは、もし有料化できたら外国人観光客にとっては「有料が当たり前」なのですから販売できる可能性があります。

ただし、ここで絶対に間違えてはいけないのは「外国人観光客にお金を払わせる」という発想です。

そうではありません。大切なのは、「外国人観光客が満足する良質なコンテンツ」を作ることです。

彼らの「知りたい」という気持ち、勉強したいという気持ちを汲んだコンテンツが必要なのです。彼らにとって価値の高いコンテンツなら、観光客はお金を払うのです。

彼らが、日本の美術館に来る目的は日本の文化を知るためなのです。その根本に沿ったコンテンツを提供することこそが重要なのです。

有料化すると何が起きるのか

このように、無料のサービスを有料化するにはステップが必要です。

  1. 外国人観光客の「知りたい」を知る
  2. 彼らにとっての価値をコンテンツとして制作する
  3. 有料で販売する

このステップを進めていくと、いくつかの「変化」が起きます。

  • 明らかに収益構造が変わる

当然ですが、利益が上がるため財務諸表も改善されます。たった1円でも、たった100円でも利益が増えるわけです。

  • 館内スタッフのモチベーションが上がる

無料でもモチベーションは高く仕事はできますが、有料にした場合、それが「価値」に対しての「対価」となりますので、目に見えやすくなります。

「自分は1時間あたり○○円分の仕事をしている」というのは、文化事業としてはそぐわないかもしれませんが、アイデアや改善策が出るチャンスが広がります。

「やってもやらなくても、タダ」のものよりも売れたら利益になるのだと考えて行動する人が増えれば、「もっとこうしよう」「もっと価値の高いものを作ろう」と考えるのは自然な流れです。

  • 業務が活性化され、より来館者にとって価値の高いサービスや商品が出来上がる

人は、自分の好きなことをやっていれば放っておいても、勝手にモチベーションを高く、勝手に工夫して改善していきます。

しかもそれが人の役に立つことであればなおさらです。文化を未来へつないでいくことは、未来の日本人への素晴らしいギフトです。

まとめ

このように、ほんの一部を有料化し、外国人観光客の満足する価値を提供できればそれはお金が支払われて当然ですし、そういう活動を地道に続けていく事によって美術館全体の活性化につながります。

活気のある美術館は、外国人観光客をはじめとする来館者にとっても気持ちのいいものです。

弊社の推奨する「マタキタイ美術館」は、小さな風、小さな渦を起こすところから一過性のブームではない、地に足のついた美術館や博物館のマネジメントをお手伝いする事を目標としています。

繰り返しますが、これは簡単なことではありませんし、すぐにできることでもありません。しかし、文化に限らず、歴史は「変化」そのものです。

その歴史を未来へつないでいく文化事業を行う美術館や博物館こそ変化する部分があるのではないでしょうか。

弊社では、美術館・博物館様専門のインバウンド対策サービスである「美術館専門の外国人観光客 集客サービス」をご提供しております。

東京オリンピック開催なども重なり、外国人観光客は増える一方です。彼らを上手に集客し、新しい波を作ることは、これからの美術館や博物館様にとっても非常に重要なことではないでしょうか。

どうぞお気軽にお問い合わせください。

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美術館向け外国人観光客(インバウンド)対策サービスのご案内

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日本の美術館を取り巻く状況

「世界中から観光客が日本にやってきて、そして自分たちの美術館を訪れてくれる。それによって日本の素晴らしさを伝えたい」と考えるのは、当然といえば当然のことです。

では、そのために「具体的に」何をすればいいのでしょうか?

それが分からなければ、ただの希望で終わってしまいます。私たちはそれではいけないと考えています。それにはいくつかの理由がありますが、まずはここ5年ほどのスパンで美術館を取り巻く状況を分析してみましょう。

縮小する日本の美術市場

日本の美術市場は、およそ1,000 億円程度といわれています。リーマンショックや東日本大震災などの影響などもあると言われていますが、いずれにせよ縮小傾向にあるのは間違いありません。

東京オリンピック開催

2020年 東京オリンピックが開催されます。それに伴い、外国人観光客数も増加するだろうという予測が出ています。政府は2020年には2,000万人、2030年には 3,000万人の外国人観光客を目指すと公言しています(2015年 9月時点ですでに1,448万人ですので、もっと早い段階で目標は達成するでしょう)

このオリンピックも追い風となり、美術館をはじめとした観光施設にも多くの外国人観光客がやってくることが予想されます。

COOL JAPAN から VISIT JAPAN へ

フランスをはじめとして、海外では日本のサブカルチャー文化は依然として根強い人気があります。ではアニメやマンガだけが人気なのでしょうか?

決してそんなことはありません。海外で活躍する日本の現代アーティストも多く存在しています。それは外国人からすれば自国にいても触れることができる「日本文化」なのです。

そしてより詳しく日本を知りたいと考えたとき、外国人観光客はCOOL JAPAN から VISIT JAPAN へとシフトします。

オリンピック以降は?

オリンピックは長い準備期間を経て、大会自体は数ヶ月で終了します。

では、その後は外国人観光客は激減するのでしょうか?もし色々な企業や施設、自治体が「オリンピックがあるからお金をかけて準備しよう」と考えているなら、観光客数が減ってしまえばその後は想像もしたくないはずです。

美術館として、そう考えるのは妥当ではありません。

極端な表現ですが、「オリンピックがあってもなくても、外国人観光客対策を粛々と進めておく」ことが大切なのです。オリンピックのためを第一の目的としてしまうと、それが終了した途端に目標を失ってしまいます。

 

このように、日本全国の美術館を取り巻く状況というのは決して楽観視だけしてはいけません。しかし、これらは適切な目標設定と適切な打ち手を続けていけば、むしろ美術館にとっては追い風となることも多いのです。

「世界から愛される美術館」になるためには

では、どうすればオリンピック以降も外国人観光客がやってきて、さらにリピーターとなってくれるのでしょうか?

まず最初に、大切なのは、「どんな美術館を目指すか」ということです。

日本には歴史や伝統のある美術館、新設の美術館、一風変わった美術館など様々なスタイルの美術館があります。しかし、どの美術館もこの想いは同じでしょう。

「世界中から観光客が日本にやってきて、そして自分たちの美術館を訪れてくれる。それによって日本の素晴らしさを伝えたい」

 

これはつまりフランスのルーブル美術館のように「世界中から愛される美術館」になることです。そして世界中から愛される美術館は、同時に「日本人にも愛される美術館」であるはずです。

私たちはそのための方法やプロセスを共に考え、共に実行していきたいと考えています。

 

私たちの想いと私たちができること

私たちは「大切な想いをつなぐ」という経営理念のもと、美術に関わる方々の「想い」を理解し、相手に伝え、そして未来へとつないでいくお手伝いをしております。

美術館様の作品解説やガイドブック、表示案内、また動画の字幕翻訳、ギャラリートークなどをお手伝いするのは、私たちも「日本の伝統、美術の素晴らしさを正しく伝え、未来へと想いをつなぎたい」と考えているからです。

そしてそのためにも適切なインバウンド対策をご提供しています。

具体的なインバウンド対策サービスについては以下のページをご覧ください。

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こんなお客様に向いています

 

本サービスプランは、美術館様の大小問わず様々なお悩みに対応いたします。

「そもそも外国人観光客への対策が必要なの?」

「自分たちで進めているが今のやり方があっているのかどうか不安だ」

「具体的に検討していることがある」

「インバウンド対策はしないといけないと感じているが、何からはじめればいいのかわからない」

なお、お問い合わせいただいたお客様には、「美術館のための外国人観光客を呼び寄せ・満足してもらうためのインバウンド対策ガイドブック(PDF、全26ページ)」を無料プレゼントしています。

 

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まとめ

日本の美術館は海外の美術館と比較して多くの予算があるわけでもありません。また、「観光立国」という考え方も新しいため、本腰を入れて(資本等)色々な事を一気に準備する事は難しい状況にあります。政府や国家がフルサポートし、観光産業を盛り上げるというのは、まだ少し先の話でしょう。

しかし、オリンピックをひとつのピークとして、外国人観光客は続々と来日しています。国が、政府がという前にまず自分たちでできることから始めていく事が重要なのです。

私たちはそのためのサポートをし、外国人観光客が増加しても日本の美術を楽しんでいただき、そして後ろ髪をひかれながら帰国し、「また来たい」と思ってもらえるような美術館を目指すお手伝いができたらと考えています。

そして私たちは、今回翻訳や通訳のみならず、「集客」からのサービス提供をすることで、美術館様にとってワンストップで相談、依頼できる体制を整えました。

ぜひこの機会に「世界から愛される美術館」への道のりを目指してみてはいかがでしょうか。

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「美術×インバウンド」を考える

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活況に沸くインバウンド(外国人観光客)業界

美術やアートに携わる関係者にとっても注目のテーマでしょう。そこで、この2つのキーワードを軸として考察したいと思います。

いったい、日本人にどのくらい美術は浸透しているのか?

美術やアートの世界は日本人全般を見回したときに、どのくらい浸透しているのでしょうか。

海外(特に欧米)では、歴史的な背景からも日常生活に美術やアートが常にあるという状態が多いようです。

それと比較してしまうと、日本人の生活には、美術が入り込んでいないと言えます。つまり、美術やアートに親しむ行為自体が「非日常」となっているわけです。

興味がなければ美術館には行かない

これは美術やアートに限った話ではありませんが、人間は興味の無いものに対し、お金を払ったり行動は起こしません。

とても当たり前の話ですが、もし美術館に行くことが「非日常」であれば行動しにくくなるのは明白です。

もちろん、その逆もまた然りです。
つまり、きちんと興味を喚起できればそれが「日常化」しますのでお金を使いますし、お金が回っていくことで修繕費や維持費、また業界全体の活性化に繋がります。

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このサイクルをいかに生み出すかがポイントです。

市場が縮小する

ある調査によれば、日本の美術市場は縮小傾向にあり、約 1,000 億円程度と言われています。理由はいくつか挙げられますが、これも日本人の多くが、美術に触れる機会が圧倒的に少ないからでしょう。

例えば、自宅に絵画を飾っているような家庭は日本全体でどのくらいあるのでしょうか?

もし、今後市場はこのように徐々に衰退していくとすれば、金銭でははかる事のできない大切な日本の文化や伝統、歴史といったものが廃れてしまうことにも繋がります。

私たちはどうすべきなのでしょうか?

外国人観光客を取り込む

では、もう少し視野を広げて世界という単位で見てみましょう。欧米圏の場合には国家をあげて美術の普及に努めている国も多く存在します。

当然ながら、美術やアートは一般の方々の生活に浸透しています。

つまり完全に「日常」だと言えます。
これは少し極端ですが、理解を促すために以下の2つに分けてみます。

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これを考えたとき、日本の美術分野における様々なプレーヤーは何をすべきかは明白です。日本人への美術やアートの普及と同時に、

「外国人観光客を日本に呼び込んで取り込み、リピーターにする」

ということが大切です。

「美術館に行くことは当たり前のこと」だと思っている人たちをきちんと日本に呼び、お金を落としてもらう事によって市場規模を活性化させることができるのではないでしょうか。

「日常」の人たちにとっては、そこで価値のあるものに巡り合えたら、お金を使うのは当然のことです。
彼らは彼らの審美眼を持っており、彼らの感性を大切にしています。
それをしっかりと掴むことができれば、まだまだ美術市場は大きくなる可能性を 秘めているのではないでしょうか。

美術の翻訳のあるべき姿とは?

では外国人観光客を美術館に呼び込むには、何が必要なのでしょうか。

最も重要なのは「言語の壁をどう乗り越えるか」でしょう。

つまり、高品質(読み手が理解できる)な翻訳です。
読み手が日本人以外だとした場合、日本の歴史背景の知識がない場合が多いでしょう。

その場合、ただ作品名を翻訳するだけでなく、言葉の意味も補足しなければ真の作品の理解には繋がりません。

また翻訳そのものも非常に難解なため、誰でも出来るわけではありません。少なくとも、日本の歴史、文化、背景といったものを理解していなければ翻訳することはできません。
日本語原稿の字面だけを追いかけて英語にしても何の意味も成さないのは想像に難くないでしょう。

また、翻訳で手を抜くとすぐにバレてしまいますし、悪影響が出てしまいます。

外国人観光客は背景知識は無くとも、美術作品を観ることには目の肥えた人々であり、作品と作品解説にギャップがあれば、作品そのものにさえ、低評価を与えてしまう可能性すらあるのです。

翻訳の品質をしっかりと維持・向上させることは、作品やアーティストを含めた 総合的な判断基準のひとつなのだと理解しておかなくてはなりません。

美術の品格を維持するための3つの大切なこと

  • 歴史、文化、伝統といった背景を理解すること

これは上述の通り、理解をしている翻訳者が翻訳しなければ見抜かれてしまいますので最重要です。

  • ネイティブチェックをしっかり行うこと

その国の言葉で表現するには、その国の言葉を母国語としている人に見てもらわなくてはなりません。なぜなら「その表現が自然かどうか」が分からないからです。

しかも、美術やアートに精通しているネイティブがチェックする必要があります。

私たち日本人が、美術作品解説のチェックをするとした場合、美術に対して何の知識もない日本人が行う事はできないのと同じことです。

  • お金が発生すること(国家予算も含めて)

作品解説も、キャプションも、図録も、ガイドブックもすべてがその作品を後押しする強力なツールです。
これらのツールによって外国人観光客が作品への理解を深めてもらい、彼らの知的好奇心を刺激し、満足させ、そして「もっと知りたい」という新たな欲求や興味を喚起させることが大切です。

なぜなら、そうすれば彼らは必ずリピーターになり、また美術館を訪れてくれる からです。

そのためには、これらのツールは有料化し販売することも求められます。有料になれば買うほうも真剣に読みますし、制作する側も充実した内容にしていくしかありません。

それがあるからこそ、作品への投資ができるようになり、維持ができるようになり、美術市場がより一層活性化するのではないでしょうか。

まとめ

弊社は美術館様、博物館様の集客やマーケティング、個人アーティストの方々の作品を世界に出すお手伝いをさせていただいております。

それは、「日本には素晴らしい美術作品が多く存在している」からであり、それらをぜひ海外の方々にも知っていただきたいと考えています。

そのために弊社では翻訳・通訳をはじめとして様々なサービスを引き続きご提供予定です。

ご興味がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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インバウンド対策は何語から始めるべきか

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拡大するインバウンド業界

まず、どんな言語に対応すればいいのかを考える前に、現在の日本への観光客数を知っておく必要があります。

  • 2013年 訪日観光客数: 約 1,030万人
  • 2014年 訪日観光客数: 約 1,340万人
  • 2015年 5月時点 訪日観光客数: 約 750万人

このように、年々外国人の訪日数は増えています。これにはさまざまな理由がありますが、2020年には東京オリンピックもありますので、さらに加速度的に増えていくことが想定されます。

つまり、インバウンド業界はまだまだ大きくなるということです。

言葉の壁を乗り越える

では、この拡大するインバウンド業界で、どのように差別化を図ればいいのか、そしてどのように表現すればいいのかを考えたとき、まず真っ先に浮かぶのが「言葉の壁」を取り除くということです。

この言葉の壁を取り除くことは観光客側も強く望んでいることでもあります。なぜなら、私たち日本人が海外旅行に行くことを想像してみてください。

どの国にいってもワクワクとドキドキがあります。だからこそ旅行は楽しいわけですが、もしそこに多少なりとも日本語表記のあるお店があったり、片言でも日本語を話せるスタッフがいたら、距離がぐっと縮まるのではないでしょうか。

実はそれは、彼らも同じことなのです。だからこそ、言葉の壁をできるだけ取り除いてあげることが重要になるのです。

データから読み取る言語の比率

では、訪日観光客は、いったいどの国からきているのでしょう。

日本政府観光局(JNTO) の調査によれば、2014年は以下のような比率になっています。

訪日外客数の動向:日本政府観光局(JNTO)

http://www.jnto.go.jp/jpn/reference/tourism_data/visitor_trends/

一番多いのはやはりアジアからの観光客です。

2014_asia

そしてその次に多いのは、アメリカです。

2014_us

そして最後は、ヨーロッパとなっています。

2014_Europe

やはり近隣諸国ですから日本に来やすいというのはあります。それに加えて、円安や免税効果なども大きいでしょう。さらに日本政府が国を挙げて誘致しているということも大きな後押しになっていると考えられます。

つまり、アジアの観光客、アメリカの観光客、ヨーロッパの観光客のそれぞれに対しての言語を準備すれば、まずは安心なのではないかと思います。

インバウンド対策としての多言語を絞る

具体的な言語としては、以下が挙げられます。

  1. 英語
  2. 中国語(簡体字、繁体字)
  3. 韓国語
  4. 主要なアジア言語
  5. 主要なヨーロッパ言語

 

すべての言語を翻訳して対応しようというのはさまざまな面から無理がありますので、まずは主要なものから抑えていくべきでしょう。

この順番で対応するのが王道

1. 英語

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国別の観光客数で見ると中国が一番なので、中国語へ翻訳するのが一番効果がありそうですが、それよりも英語の方が実は効果は高いようです。

なぜなら中国語は中国人しか理解できませんが、英語は中国人も韓国人も我々日本人も理解できる確率が高まるからです。分母が桁違いに大きいのです。

また、英語にしておけばヨーロッパ圏もアメリカ圏もまとめて対応できることになりますので、コストパフォーマンス上、最も効果的であると言えます。

ただし、それだけ広く多くの人々が見るものになるので、ヘタな英語を作ってしまうと、マイナスの影響度もはるかに大きくなりますので、品質には注意が必要です。

2. 中国語(簡体字、繁体字)

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英語の次は中国語です。簡体字と繁体字のどちらが必要なのか、それとも両方準備したほうがいいのか、しっかり考えましょう。

中国人は特に「爆買い」と呼ばれるような動きを見せていますし、観光よりも MADE IN JAPAN 製品を購入しようという動きの方が多いようです。

そこから考えると対策すべきドキュメント類や業種も少し変わってくるのかもしれません。

3. 韓国語

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この2014年の統計では韓国人の方が中国人よりも多く訪日しています。(ただし、2015年はすでに逆転しています)

とはいえ、韓国人観光客も多いため、韓国語への翻訳というのも欠かせません。

4. 主要なアジア言語(主にタイ語が狙い目)

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主要なアジア言語といってもピンとこないと思います。この統計から考えると、次に翻訳すべきはタイ語です。タイからの観光客数は年々増加しています。元々親日が多いタイ人が日本に旅行に来るというのは自然な流れかもしれません。

タイの旧正月(ソンクラーン)は、日本の春にあたりますので、そのあたりをしっかりとアピールし、タイ語への翻訳を行うことで、より訴求力の高いアピールができるのではないでしょうか。

5. 主要なヨーロッパ言語

上記のアジア言語は、直近の増加しているアジア人への対応として必須ですが、英語以外の言語である、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、フランス語、ロシア語などの翻訳も大切です。

ただ観光客数から考えるとアジア言語に比べて優先順位は落ちてしまいますが、それでも少しずつ対応が求められるでしょう。ただし、英語を理解する人も多いので、それで何とかなってしまうというケースも多いようです。

まとめ

  • インバウンド対策として重要な「言葉の壁」の問題は、多言語の翻訳を行ったり、スタッフの教育を行わなければならない。いずれにしても中長期的な視点を持ちながらの翻訳が必要になる。
  • 翻訳しなければならない言語は、英語、中国語、韓国語がトップ3なのは変わらない。
  • その次は、アジア圏で親日の「タイ語」に注目し、投資すべき。
  • 多言語を一度に翻訳しようとすると大きなコストがかかるため、重要な言語から少しずつ進めていくのがよい。
  • まとめて3言語以上を同時に発注したい場合には、「翻訳まとめてお得プラン」がオススメ。

参考:翻訳まとめてお得プラン(http://www.trivector.co.jp/service/3LanguagesPack.html

 

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