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翻訳は「手段」であって「目的」ではない

弊社は、「コミュニケーションサービス」を提供している企業ですが、そのうち、翻訳や通訳といった言語サービスを中心にご提供を行っています。

お客様からサービス提供への対価をいただきながら、経済活動を行っていますが、時折、そこに該当しないケースがあります。より大きな目的(弊社の場合には経営理念の実現)の場合であれば、それは問題ありませんが、そうでないケースも以前は散見されました。

このあたりはもしかしたら業界構造や業界の変化にも関連しているかもしれません。

翻訳の功と罪

今回はビジネスとして「勘違い」してしまいがちな点について考察します。

陥りやすい「手段の目的化」

今はもうほとんどありませんが、以前に多かったのは、手段の目的化です。翻訳や通訳サービスは、それを利用するクライアントのビジネスコミュニケーションをスムースにするためのツールのひとつであるべきで、それ自体が目的になってしまうのは本末転倒です。

具体的には、翻訳者の訳文がクライアントが求めるものとずれ、クレームになる場合などを指します。プロの翻訳者が行なう翻訳作業なのですから、ある一定の精度があるはずです。にもかかわらず、どうしてクレームになるのでしょうか?

考えられる原因はいくつかあります。

  1. 翻訳者の実力不足
  2. 翻訳会社のヒアリング不足、不適切なアサイン
  3. クライアントが翻訳以上のものを求めている
  4. クライアントの好み(恣意的なもの)
  5. 納期等のその他の条件

 

できない原因はあげればキリがないので、このあたりにしておきますが、いずれにしても様々な原因でクライアント期待とは違うものが納品されてくるとクレームになる場合があります。

つまり、上記のような点がずれているから起きてしまうトラブルやクレームが一定数存在します。

何のために翻訳するのか?通訳するのか?

手段を目的化しないために、最初からブレてはいけないのは、この翻訳、通訳の目的は何か?何のためにクライアントは翻訳や通訳を利用するのかということです。

これは翻訳会社としてもしっかりヒアリングしなければならない部分ですし、それをコーディネーターから的確に翻訳者に伝えなければならない点です。

そしてそれをしっかりと汲み取って訳文を作ったり、通訳していくことができれば、大きな齟齬というのは出ないはずです。※特に通訳の場合には、現場での対応になり、クライアントの担当者と直接打ち合わせができることも多いため、本来の目的を確認しやすいと言えます。

どの企業も、どの業界でも共通しているのは、ビジネスのコミュニケーションをスムースにして期待する成果を得ることであり、それを達成するために私たちは何ができるのか?ということです。

これを見失ってしまうと、クライアントの期待する翻訳や通訳サービスにはなりません。誤解を恐れず言えば、独りよがりのサービスになってしまうのです。

翻訳や通訳というサービスは、限りなく商品に近いところにあるために、ついつい勘違いしそうですが、それ自体は目的にはなりません。もし「翻訳すること」自体が目的であれば、それはビジネスではなく、ボランティアや趣味、また自分自身の勉強のためであることがほとんどではないでしょうか。(ちなみに、これらが悪いというのではなく、ビジネスコミュニケーションサービスとして提供する以上はクライアントがいるわけですから、その要望も汲み取っていかなくてはならないということです)

これは英会話なども同様です。英語と言うツールを使って、仕事をスムースに進めることが重要なのであって、英語が話せますという話ではありません。実際の現場では、TOEIC の点数が非常に高くても、ビジネスの基礎がない人は活躍することできないのは説明するまでもないでしょう。

エグゼクティブ専門英会話 [Be Confident]

翻訳という仕事をしていると、どうしても TOEIC が高得点でなければならないといった類のことを言われることも多いですが、実態はそうではありません。「翻訳力」とでも言うべき能力はまったく定義が異なります。

 

「翻訳力」とは何か

 

「お客様に喜んでもらう」ことがひとつのバロメーター

仕事とはどれも相手(お客様)がいます。そのお客様のために価値を提供することが重要なのであり、結果として収入や報酬があるのです。

クライアントが困っていることに対し、自ら蓄積してきた能力や経験で解決することが重要です。大ざっぱに言ってしまえば、人の役に立つことです。お客様の役に立つことを本気で考えれば、自ずととるべき行動は定まってくるでしょう。それは自己満足でも自慢でもないはずです。手段が目的化されている場合には、「自分がやったから結果が出たんだ」となりがちなので要注意です。

それよりも全力を尽くし、その結果としてお客様から感謝されるほうが自分が持つ能力が誰かの役に立てたと思えるのではないでしょうか。こういう真摯な気持ちで仕事に向き合ったとき、人はさらなる成長をすることができます。

翻訳も通訳も「お医者さん」と同じ

翻訳も通訳も様々なテクニックや最新のツールやテクノロジーがあります。ドキュメントによって訳し方が違ったり、分野によっても扱うドキュメントは様々です。

しかしそれ以前のスタンスの問題として自覚しておかないといけないことがあります。

それは、プロフェッショナルとしての翻訳者や通訳者は、その高い専門性や高い言語能力を駆使して、お客様の困りごとを解決できるということです。いわば「お医者さん」と同じように正しい診断を行い、治療法を提案していくこと、また専門性が高ければ、ブラックボックス化せず、インフォームドコンセントを行い、クライアントが満足する治療を受けることができるのです。

この正しい心構えを持ち、最新のテクノロジーを駆使し、自らの能力を最大限発揮することができれば、クライアントの悩み(顕在的/潜在的)を解決することができるのです。


企業が求めるコミュニケーション能力とは

2017年11月に経団連が「新卒採用に関するアンケート調査結果」でコミュニケーションをする上で15年連続で「コミュニケーション能力」を選考時に重視していると発表しました。

https://www.keidanren.or.jp/policy/2017/096.pdf#page=2

「新卒採用に関するアンケート」結果を公表

http://www.keidanren.or.jp/journal/times/2017/1214_08.html

これを読む限り企業が新卒採用時に求めるものは、毎年「今年の新人は○○型」と流行りのキーワードになぞらえて発表されるにもかかわらず、この15年間、根っこの部分は何ひとつ変わっていないのでしょう。

つまり、学生が「○○型」だろうが、大切なのは「コミュニケーション能力」ということです。今回はこのコミュニケーション能力、特に企業の求めるコミュニケーション能力について改めて考えてみます。

必要な言葉の定義

どんな言葉も「意味」を持ちますが、勘違いや早とちり、誤解というのはその言葉の「意味」が違っていることから起きるケースも少なくありません。そのため、まずは「コミュニケーション能力」という言葉の定義を行う必要があります。「どんな意味でその言葉を使うのか」という共通認識です。

こちらの記事にも記載していますが、「言葉の定義が統一された共通言語」を使うことでコミュニケーションはスムースになります。

徹底的な「ホウレンソウ」でコミュニケーションを活性化する

 

企業が求めるコミュニケーション能力とは

では、企業が求めるコミュニケーション能力というのは具体的に何でしょうか?

それは「論理的な思考力」です。

例えば、以下の会話を考えてみましょう。

上司「A 君、B社(クライアント)のプロジェクトの納期はもう1日早くならないか?」

部下「いえ、難しいと思います。エンジニアも不足している状況で今の納期でもギリギリの状態でして・・・」

上司「そうか、、、それはもうどうにもならないか」

部下「はい、期日通りには納品できると思いますので、B 社さんにはそのようにお伝えいただけると助かります。ここで無理をして不完全なものをお渡ししてしまうと結果的に B社さんにもご迷惑をおかけしますし。」

上司「分かった。先方にはそのように伝えておこう」

これは「納期」という要素に対して、部下は顧客の納期を変更したいという希望を拒否しつつ、ただ最善の努力はしているということを伝えています。また長期的な信頼関係を構築するという点でも、上司と部下は同じ見解であり、B社に対して、プロジェクトに対して誠実であろうとしていることが分かります。

ではもうひとつの事例を見てみましょう。

クライアント「先日ご提案いただいた貴社のサービスなんですが、社内でも前向きに検討中です。それで1点教えてほしいのですが、このサービスをすでに導入した企業さんは、差し支えの無い範囲でどの点が最も効果があったとおっしゃってるんでしょうか?」

営業マン「そうですね、先日お話しした通り、コスト削減にはかなり貢献しているようですし、あとは期間の短縮も見られましたし、ああ、あとは管理がすごく楽になったということでした」

クライアント「ということは、その企業さんは、コスト削減がもっとも良かったと?」

営業マン「あー、そうですね。元々は弊社のサービスがオールインワンなので、管理が簡単になるのではないかということでしたが」

クライアント「ええと、ということは、最初は効率的な業務管理をするためにサービスを探していらっしゃったんですね」

営業マン「でも今回は、コスト削減や期間短縮もできたので喜んでいただけたんじゃないかと思います」

クライアント「なるほど。コスト削減は素晴らしいことなんですが、元々お持ちだった悩みは業務管理を楽にしたいということですよね?」

営業マン「コスト削減だけでなく予想以上にスケジュールの短縮もできたというのが弊社のサービスを採用していただいた理由ですね」

クライアント「そ、そうですか・・・ありがとうございます」

クライアントは、他社の事例を聞き、そこで得られた最も大きな効果を知りたがっていたわけですが、営業マンが回答しているのは「コスト削減、期間短縮、管理が楽になった」という3つの要素であり、これらを並列に答えてしまっていることによって、クライアントが混乱しています。

そこでクライアントは途中で質問の仕方を変え「悩みは何だったのか」と聞き直しています。「悩み=解決したサービスのポイント」と考えたからでしょう。自社の悩みや自社の求める効果と同じなのか、それとも違うのかを確認したかったと考えられます。

しかし残念ながらこの営業マンはそれに気づくことなく、相変わらずすべての要素を並列に回答しています。

一見、コミュニケーションが成立しているように見えますが、実際には噛みあっていない会話になり、クライアントはストレスを抱えています。

論理的思考力は、これらの要素を並列ではなく、従属関係に置き換え、構造化することができ、相手にとって分かりやすい回答をすることができます。

企業が求めるのは、こういったシーンでのコミュニケーション能力です。

「考える力」はインプット&アウトプット&フィードバックの繰り返しによって強化される

では論理的な思考力、つまり「考える力」というのはどうやって磨けばいいのでしょうか。

例えば、赤ちゃんが言葉を覚える過程を想定してみます。この場合、赤ちゃんは周囲の(特に親の)圧倒的な(本人にとっては意味不明な)言語情報を浴びることになります。

これらの言葉(というよりは音)を聞き続けることで、徐々に聞き分けることができるようになります。しかし意味はまだ分からないので言語としては認識できません。

それでもずっと言葉を浴び続ける(学習する)と、意味を含めて言語を理解することになります。単語、文法、構成などは意味を繋げるものであり、それらを自分で発音したり真似をしたりしながら、少しずつ自分のものにすることができます。

これらのインプットを中心とした生活から、発言したり様々な表現をすること、つまりアウトプットすることへとシフトしていきます。

また、アウトプットすることによって何らかのフィードバックがあります。そのフィードバックを取り入れ、再度インプットし改善していきます。そしてまたアウトプットするというサイクルが繰り返されていきます。

このように学習することにより、考える力が育っていくことになりますが、逆に考える機会が少ない場合、相手が何を期待しているのか、また何を望んでいるのかを察知しにくくなりますし、言われたことは遂行できても自分で考えていないので応用がききません。

さらに日本語は元々省略されやすい言語体系で、いわゆる「察する」「空気を読む」といった傾向が強く、考える力がないとそれも分からないという事態も現実には起こります。(「察する」「空気を読む」こと自体の是非はここでは論じません)

インプットとアウトプットをつなげるのは「考える」こと

コミュニケーションというのは他者とのやり取りになるわけですから、「話す」「書く」という部分がインターフェースとして重要になります。

しかしそれらを支えるのは実は「聞く」、「読む」のインプットです。取り込んだ情報を元に自分自身の意見や考えをまとめていきます。これが「考える」ということです。

インプットした情報を加工して(=相手に伝わるように)アウトプットするには、考えなくてはならないのです。つまり「考える力」こそが、インプットとアウトプットをつなげる機能を持っているということになります。

企業の求めるコミュニケーション能力を向上させるために

例えば「空気を読む」といった能力があれば、確かにベターですが、それ以前に企業としては「5W1H」で過不足なく情報(事実)を伝えてくれて、それに対しての主観や提案をしてくれる人物の方が評価は高くなります。

上述のとおり、インプット→考える→アウトプットの流れにあるわけですから、結局のところ企業の求めるコミュニケーション能力のベースとなるのは「考える力」を鍛えていくことが大切だというのは自明の理です。

そしてすべては学習する(インプット)ことからスタートしているといって過言ではありません。

企業の求めるコミュニケーション能力を磨くためには、「考える力」があるかどうかを意識してみるといいでしょう。

コミュニケーション能力不足は新卒に限った話ではない

実は企業と学生間の話だけではなく、社会人の中でもバラつきがあるのが実情です。

そもそも「なぜコミュニケーション能力が大切だ」と企業が考えるのか?ということですが、これは裏を返せば「社会人になってもコミュニケーション能力が低い人がいて困っているから」ということです。

自分の発言が誤解されたり曲解されたりした経験は誰でもあるはずです。それは相手との共通言語や共通認識がなかったりする場合に起きやすく、また逆に相手に甘え、省略し過ぎてしまうケースでも起こります。ですから、誤解のないように前提を共有し、端折らずにしっかり系統立てて伝えることが重要なのです。これができない社会人が多いからこそ、企業がコミュニケーション能力を重視していると言えます。決して対岸の火事ではありません。

まとめ

いかがでしょうか。さらに昨今のネット時代では「書く」という行為の比重はますます増えていくでしょう。メールでもチャットでも、テキストのやり取りが爆発的に増加し、コミュニケーションは重要度を増しているのです。ますます自分の考える力を駆使してアウトプットしていかなくてはならないのです。

自身を取り巻く状況を冷静に把握して、それに見合ったアウトプットを出すこと、そしてそのアウトプットを支えるインプット、学習を怠らないことなど、知的集約産業におけるコミュニケーション能力について理解しておきたいものです。


徹底的な「ホウレンソウ」でコミュニケーションを活性化する

4月に社会人デビューした方も、そうでない方も、ビジネスでは世代を超えたコミュニケーションがとても重要であることは理解できるでしょう。

コミュニケーションを取りながら、相互補完しつつ、ゴールに向かって進んでいくというプロセスはどの企業活動でも同じです。基点となる他者/他社とのコミュニケーション能力が低いと、総じてその後のゴールまでのプロセスの精度が下がってしまいます。また最悪の場合にはゴールまで辿りつかず頓挫してしまうこともあります。

今回は、そうならないためにも、基本の「ホウレンソウ」を徹底活用することをお薦めします。

うまくいかないコミュニケーション

コミュニケーションの手法はいくつもありますが、そもそもコミュニケーション量が少ないと仕事がスムースに進まないこともあります。とはいえ、何でもかんでもすぐに話ができるわけでもありません。まずは信頼関係がなくてはならないからです。

ホウレンソウの前に、まず信頼関係の構築です。コミュニケーションがうまくいかないのは、信頼関係がないからです。

そもそも「違う人間」だということが前提にあることを理解する

では、信頼関係はどうすれば構築できるのでしょうか?

相手を信頼するために必要なステップの第一歩は「自己開示」です。相手に信じてほしければ自分をオープンにすることが大切です。「自分はこんな人間です」ということを伝え、相手にも心を開いてもらう必要があります。

相手からすれば、「いったいどんな人なのか?」という風に思っているわけですから、まずはその不安を取り払わなければなりません。

これはつまり、本質的には「自分と相手は違う人間だ」という前提を理解しているかどうかです。

相手と違うからこそ、自己開示をし、信頼関係を構築していき、コミュニケーションをスムースにさせなくてはなりません。

違う人間同士が協力するには絶対に「共通言語」が大切

自分とは違う相手と手を取ってビジネスを進めるために必要になるのが共通言語です。共通言語とはそのビジネスで使用している専門用語かもしれませんし、社内用語かもしれません。業界用語の場合もあるでしょう。

これらをきちんとピックアップしてまとめて、共有することが最初のステップとなります。「身内ネタ」は共通言語ではないですし、そこに登場する言葉も伝わりませんから、ビジネスで使用しても一切通じません。これらはちょっと考えれば分かることなのですが、意外と使ってしまうこともあるのではないでしょうか。

また、社内の一部で使っているような略語などもついつい使ってしまいがちですが、「どうして分からないのか?」と嘆く前に、「もしかしたらこれは共通言語でない、特有の言葉を使っているのではないか?」と自問してみましょう。

共通言語は、共通の意味を定義付ける

共通言語をピックアップしたら、その意味を定義づけます。

実は同じ言葉を使っていても微妙にその意味が違っているということは往々にして起きていることです。相手は「○○という意味のつもりで話していた」と後から分かったという経験はないでしょうか。

せっかく同じ言葉を使っているのに、意味が違えば、コミュニケーションのボタンの掛け違いは解決しません。むしろ少しずつ意味が違うので大きな事故につながってしまう可能性が高いでしょう。

「私はその言葉をこういう意味で理解していますが、どういう意味で使っていますか?」とすり合わせておくことが重要になります。

高い質のコミュニケーションをお互いに取るというのは、「共通言語」を使って対話すること

共通言語をピックアップし、意味の定義づけを終えれば、あとはそれらを使ってコミュニケーションをとっていくことになります。そこで大切なのは定性情報と定量情報をバランスよく伝えることです。

ホウレンソウは、その頻度も大切ですが、定性情報と定量情報がなければビジネスでは成り立たないということを知っておきましょう。

例えば、「頑張って売り上げます!」という報告があったとしても何の意味もありません。「誰にどうやって売るのか?その具体的な目標金額はいくらなのか?今どれくらい達成しているのか?」を伝えなければ報告にはならないからです。ただ「頑張ります」を100回報告した、報告したつもりでも、定量情報を含めて、1回きちんと報告するほうがベターなのは明白です。

「徹底的なホウレンソウ」というのは、量を増やすということでなく、相手にとって過不足なく情報を伝えることが大切だという意味です。

この定性情報と定量情報をバランスよく入れるには、「フォーマットを作る」ことでカバーすることができます。もちろん SFA ツールでも問題ありません。ただ、ツールを増やし過ぎて3つも4つも導入しているとどこに何があるのか分からなくなってしまいます。できるだけシンプルで簡単にアクセスできる SFA を選択するようにしましょう。

どんなツールでもフォーマットでもいいのですが、毎日簡単に報告するには、以下の情報があればよいでしょう。

例えば、部下からの営業活動の日報だとしたら、以下のような項目になります。

項目詳細
企業名xxxx 株式会社
案件名/プロジェクト名xxxxx プロジェクト
行動訪問件数、見積金額、コール件数など
目標売上xxxxx 円
今日の売上xxxxx 円(進捗率 xx %)
気づいたこと、感じたことなど実は異なる二―ズがあった、今度の担当者はxx からの異動なのでxx あたりを注意したほうがよさそうだ等

定性情報から定量情報に転換することもあるので、どんな風に感じたのかなどは重要な情報となります。

一方、部下からの報告を受けた上司は、ただその報告を見ていればいいということではありません。むしろ上司からどんどんコミュニケーションを取らなくてはなりません。せっかく現場で感じたことを部下があげてきたなら、長年の経験から分かるアドバイスや対策などをしっかりフィードバックしなければなりません。

例えば、「xx 社の担当者さんは、以前に xx という商品に興味を示していた。今回は予算次第では、xx の提案をしてもいいと思うし、必要なら同行して提案説明もする」といった内容でしょう。

数字を達成するために行なうアドバイスはもちろんですが、定性情報に対し、経験を駆使してアドバイスができるのが上司の強みです。部下にとっては「目標の達成までの道のりが見えるようになる」わけですから、適切なフィードバックをすることが重要です。ここにもホウレンソウが活きてきます。

一方、社内での信頼関係を構築するケースでもホウレンソウは大切です。

部下に信じてもらいたければ、まずは「自己開示」をします。そして信頼関係の基盤を固めていきます。普段から相手の興味があるような共通の話題でコミュニケーションを円滑にしておきます。冗談のひとつも言い合えるような関係性が理想的です。なぜなら、コミュニケーションにおいて「笑い」というのは大変重要な要素だからです。

普段からしっかりと関係性ができていれば、仕事の本題に入るときもスムースですし、同じ温度感で話をすることができます。

例えば、打ち合わせでは「そのテーマや目的を伝える」「相手に何を期待しているのか(役割分担)を決める」「いつまでに行うのか(期限)を決める」というのは外すことはできません。

コミュニケーションはお互いの意思のキャッチボールです。フォーマットに則った精度の高い言語のやり取りは、チーム力向上には欠かせません。

まとめ:「ホウレンソウ」を徹底的に活用する

このように、チームが活性化するときというのは、このホウレンソウが適度な量と質で回っているときでもあります。チームプレーでプロジェクトを推進したり、大きな案件を受注するためにチームが一丸となっていくというプロセスでは適切な量と質のコミュニケーションが欠かせません。

がむしゃらに報告すればいいわけでもありませんし、何でもかんでも相談すればいいということでもありません。また口を出し過ぎてしまったり、細かすぎるところまで言う必要もありません。

それらの適切な量と質を担保するために、システムを活用する、ルールを決める、定義を決めるなどが重要になってきます。

強いチームを作り、戦っていくためにも徹底的に「ホウレンソウ」を回すだけでも大きな効果が得られるのではないでしょうか。


コミュニケーションが「うまくいく」ときの 5つの要素

コミュニケーションに関しての講座や記事、研修など、世の中には多くありますが、コミュニケーションが重要な能力であるのは疑いようもない事実です。

「コミュニケーションがうまくいっている」時と言うのは、テクニックだけでも、また精神論だけでもなく、「お互いを理解している」という感覚を持つことができます。そしてそれは取り立てて珍しいことでもありません。

にも関わらず、ビジネスとなると急に「コミュニケーション能力」や「コミュニケーションの難しさ」がクローズアップされるのは何故でしょうか。

それをひも解いてみれば、どんなところに「うまくいく」ポイントがあるのか気づくことができるのではないでしょうか。今回はこの点に注目したいと思います。

「うまくいっている」というのはどういう状態か

そもそも、コミュニケーションが「うまくいっている」というのは、具体的にはどういう状態を指すのでしょうか。これが曖昧なままだと、目指すゴールがはっきりしないため、改善しているかどうかさえ評価することができません。

ここでは、「うまくいっている」という状態は、イコール「相互理解がある」と定義し、そのためには具体的にどうすればいいのかを考えてみます。

そもそも、「うまくいっている」と感じるのはどういう時か

さて「相互理解」というのは、「お互いの考えを理解することができること」であり、それによって、自身も前向きな気持ちで安心して行動に移すことができるということです。

家族や仲の良い友人たちとの会話であれば、特に意識せず、この状態を得ることができ、またこのように感じることができるでしょう。

ただ、ビジネスにおいてはこれだけではうまく行かないというのも事実です。そこで、以下の5つのポイントを押さえておく必要があります。

1. テーマや方向性が共有されている

大前提として、話すテーマや進むべき方向性やゴールがはっきりしていて、共有されていることが必須となります。「何が言いたいのか分からない」「どんな意図があるか不明」という不安を覚えるときというのは、何のためにそんな発言をしているのかという意図が見えないからです。

ひとたび不安を覚えれば、疑心暗鬼のまま、コミュニケーションが進みますので結果としてうまくいきません。

例えば、「今期の売上を20%アップするためにはどうすればいいか」という目的を共有していれば、コミュニケーションはこの目的を達成するための会話となるはずですし、それはお互いに理解しているからこそ、建設的なコミュニケーションを構築することができると言えます。

2. テーマに対してそれぞれ意見や感想がある(価値観が見え隠れする)

テーマが共有されているからこそ、はじめて自分の立ち位置がハッキリします。

「今期の売上を20%アップするには、これまでのやり方を踏襲していてはダメだ。もっと抜本的な改革が必要だ。これまで事業部制にしていたが、プロジェクト単位の横断的なチーム編成にする」

という意見があるかもしれませんし、

「いや、これまでの事業部制に問題があるのではなく、取扱商品の価格低下と新規商品への新たな投資やマーケティング活動に力を入れた方がいい」

という意見もあるかもしれません。いずれにせよ、目的達成のための意見があるとき、その発言者の「真意」が見えます。

  • 本当にその方法を推薦したいと考えているのか?
  • それとも、立場的にそう言わざるを得ないのか?

こういった部分まで話し込むことができれば、意見の対立はあっても相互理解は進むはずです。

3. お互いに意見を言い合える、また聞くことができる(自己開示、関係性がある)

対立意見があっても、それ以外は共感することが多い、という関係性もあるでしょう。またこれは社内だけでなく社外でも有効ですが、人間関係は信頼関係でもあります。異なるバックグラウンドを持つ人間が集まって1つの方向に進もうとするわけですから、様々な調整も妥協も必要です。しかしそれらが禍根を残すことなく健全な関係性を保つことができるのは、お互いにどんな人かを知っているからです。

そしてお互いを知っているというのは、つまり「自己開示」があるかどうかに限ります。

「実は先日子供の学校の運動会に出まして・・・」

「来月に両親と妻の両親と入籍前の顔合わせがあるんですけどね」

「今年は海外旅行に行こうと思ってて、貯金してるんですよ」

「娘が高校受験するって言うので、家の中がピリピリしてましてね。。。」

「正月に久しぶりに親戚一同が集まる機会がありまして、これが意外と盛り上がったんですよ」

「実はプライベートで大きな悩みがありまして。。」

「聞いてくださいよ、先週の日曜日にとっても嬉しいことがあって」

といった様々なレベルでの「自己開示」を行うことによって自分がどんな人間か、どんなことを大切にしているのかといったことを知ることができます。

これによって程度の差こそあれ、相手も開示してくれるでしょうし、そういう関係から会話が始まると、仕事の話はその「関係性の延長線上に存在する」ことになるので非常にスムースになります。

また対立する意見が出ても比較的発言しやすくなるのは、想像に難くありません。これは、あらかじめ自己開示による関係性が構築されているからだと言えます。

4. ユーモアをはじめとした「笑い」が存在する

良い関係が築けているかどうかのひとつの判断基準として、そのコミュニケーションの中に適度な「笑いが存在するかどうか」があります。

これも想像するのは簡単ですが、緊張関係では絶対笑顔にもなりませんし、なれません。また笑顔や笑い声は自分自身だけでなく相手にも伝染し、影響を与えます。張り詰めた空気も、同じように伝染します。

「会社の雰囲気」や「社風」といった言わゆる目に見えなくても、感じることができるものがコミュニケーションをスムースにするかどうかのカギを握っていることはよくあります。

プライベートでもビジネスでも「笑い」の無い関係は長続きしません。遅かれ早かれコミュニケーションはうまく行かずに失敗するでしょう。

5. 会話のテンポやリズムがある(共同作業)

「相性がいい」という表現は良く使われますが、これはコミュニケーションでも同じでしょう。同じスピードで言葉のキャッチボールが出来ることや、言葉の定義が一致しているため同じ用語を使えるなど、リズムのあるコミュニケーションが展開されていくのは、お互いに心地よいものです。

また嫌味の無い範囲でミラーリングやオウム返しのようなテクニックを駆使することができれば、より一層関係性を強くすることができるでしょう。

まとめ

このように、5つのポイントを抑え実行するだけでコミュニケーションをスムースに進めることができればそれに紐づくビジネスの結果もおのずと向上するでしょう。また社内であれば上司や同様、後輩や部下との関係性も強くなるでしょうし、同じ方向を向いて強力なチームワークを発揮することができるといえます。

多様性が叫ばれるこの時代にコミュニケーションはますます重要になることは間違いありません。チームビルディングの要素でもあり、人間関係の基本とも言える「良好な関係性」をベースに、ビジネスを推進することができるのではないでしょうか。


「旅の恥はかき捨て」だが「受け入れ側の恥はずっと残る」という話

インバウンドの伸びに伴い、様々なトラブルも増えている

インバウンド需要が益々高まる中、同時に様々な課題や問題も起きています。

例えば、以下のようなものが挙げられます。

訪日ラボ

「観光公害」とは何か?京都の夜桜ライトアップ中止に見る実際の観光公害事例

https://honichi.com/news/2017/06/21/kankokogai/

新たな観光公害 訪日客の「医療費未払い問題」…解決策はあるのか?

https://honichi.com/news/2017/08/21/medicalexpensesunpaid/

観光庁 温泉などの入浴施設にタトゥー・入れ墨を入れた訪日客への対応改善を促進も、日本人一般客は半数が入れ墨NO!

https://honichi.com/news/2016/08/16/kankochoonsennadonony/

訪日香港人観光客が好む移動手段:レンタカー利用者が多い反面、事故などのトラブルも多発

https://honichi.com/news/2016/05/27/honichihonkonjinkanko/

これらは、外国人観光客側への十分な説明が不足していたり、外国人観光客側のマナーの違いとそれぞれのギャップによるものだったりしますが、外国人観光客数が増えれば増えるほど、今後もこういった何らかのトラブルや問題は起きると言えます。

「観光立国」を目指していく以上はこれらのトラブルへの対応や事前の対策もさらに徹底していく必要があります。

そもそも旅行というのは「非日常」であるわけで、普段経験できない事やモノを見たり、聞いたり、触れたり感じたりしたいわけです。

「旅の恥はかき捨て」という言葉もありますが、誰しも気持ちが解放的になるのは仕方がないことでしょう。また「非日常」の世界に移動するわけですから、文化的な背景や知識を持っている観光客の方が珍しいという前提で考えるが妥当です。

これは外国人だからというわけではなく、旅行する人なら誰でも当てはまることです。

しかし、一方で「かき捨て」ることができないのが、受け入れ側の問題です。受け入れ側として上記のようなトラブルや問題を起こさないために、何ができるのでしょうか。

【解決法:1】まずは外国人観光客が困っていることをきちんと解決する

受け入れ側が真っ先に行うことは、どこにでも載っていますが「外国人観光客が困っていること」を順番に解決することです。

観光庁:受入環境について訪日外国人旅行者にアンケート調査を行いました

http://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_000233.html

こちらのアンケート結果にもありますが、Wifi 問題は解決の方向に向かっています。

しかし一方で「コミュニケーション」はあまり改善しているとは言い難い状況です。特に「飲食や小売店」でのコミュニケーションです。

具体的には、以下のように「スタッフとのコミュニケーション」と「多言語表示」に分けることができます。

※弊社サイトでも接客英会話について記載しております。

これさえ覚えれば大丈夫!外国人観光客向け 接客英会話 22フレーズ(飲食店編)

コミュニケーションをどう円滑にするのか

アンケートを見てもわかるように、言語の違いはあっても、結局はコミュニケーションの問題ですので、本質をしっかり抑える必要があります。

「コミュニケーションの本質は何か」と言えば、それは「思いやる心」「慮る心」「姿勢」です。

受け入れ側として、まずは「外国人観光客が困っているコミュニケーションを改善する」ことに腐心しなくてはなりません。

「とにかくメニューを多言語化し、注文はタッチパネルで」というのは理解できますが、それ以上に相手の状況を理解したり声をかけるという部分は人間にしかできない部分です。

「ハードとソフトの組み合わせ、そしてバランス」という点は今回のテーマとは異なりますので、割愛しますが、外国人観光客がコミュニケーションが取れないと感じるのは、何も「注文がスムースにできればそれでいい」ということだけで解決するのではないということです。

何故なら現地の「人との触れ合い」も旅の醍醐味だからです。

そういう意味での「コミュニケーション」をどうスムースにしていくのかと言えば、言語のプロフェッショナルとしては「地道な学習と実践しかない」というお伝えするしかありません。

根本的な解決は「継続的な学習」しかないためです。

英語の学習法は様々ですが、やはり日々の継続がモノをいうので、コツコツと行うしかありません。そこでまずは外国人観光客の不満を解消するためという目的を持てば、「接客英会話」という括りで学習するのが効果的でしょう。

弊社では「飲食店向け接客英会話」を不定期で開催しております。

「飲食店向け接客英会話」セミナーのご案内(終了いたしました)

※チェーン店様の場合などは、法人向けサービスとしてもご提供しております。ご興味があれば別途お問い合わせください。

この「コミュニケーション」は決して上手である必要はありません。大切なのは、離そうとすることであり、伝えようとすること、相手の言うことを理解しようする「姿勢」です。

その「姿勢」こそが外国人観光客に届けば、多少やり取りが増えたとしても、それを含めた「非日常」体験となるからです。

「楽しんでもらいたい」「楽しい思い出を作ってもらいたい」という「姿勢」こそが、最も大切でそれこそが「おもてなし」なのではないかと思います。

コラム:銀座のお店

銀座にある化粧品店の話です。

そのお店は昨今のインバウンドブームで中国人旅行者が大挙をなしておしかけています。売り上げは順調です。

しかし、ひとつ大きな問題があります。それはお店のスタッフの質です。

・どうせ日本語が分からないだろうからと目の前で「早く決めろ」といったことや「邪魔なんだよ」といった暴言を吐く

・周りのスタッフもそれを止めないどころが、便乗する

こんな態度を取っていれば、日本語が分からなくても誰でも気づきます。このお店はブームの最中にも関わらず、徐々に旅行者が来なくなりました。

実はそれ以前に別の女性スタッフが暴言や接客態度が悪いことを経営陣に報告していたのですが、改善されることなく時間だけが過ぎていっていました。

当然この女性スタッフも「この店は将来がない」と見切りをつけて辞めていきました。

優秀な人は辞め、暴言を吐く人だけが残るお店に、いったい誰が来店するのでしょうか。

【解決法:2】この先も見据えて、「恥にならない翻訳」をする

ちなみに、コミュニケーションをすぐにスムースにすることができるツールとしては(手前味噌になってしまいますが)「多言語翻訳」は今後も重要なツールだと言えます。

最も分かりやすい例として英語で考えると、対人の場合には英会話となりますし、表示物であれば英語への翻訳となります。

飲食店なら

  • 接客英会話(お客様とスタッフ)
  • 英語翻訳(メニューや看板など読むもの)

でしょう。後者の翻訳は、テキスト情報としてずっと目に触れるものです。ですから、その品質を軽んじてしまうと、それなりのものにしかならないということです。

例えば、こんな事例があります。(名称等は伏せております)

  1. 某庁の肝いりのプロジェクトで、日本全国に点在する某施設のパンフレットの多言語翻訳を行なうことになった
  2. 大手代理店や制作会社が担当し、プロジェクトは年度末に向かって進んだ
  3. プロジェクトのキックオフミーティングが開かれることもなく、なし崩し的にプロジェクトがスタート
  4. 仕様が揺れているために、各担当者とのやり取りもどんどん煩雑になり、結果的に制作会社も代理店も翻訳会社も納期に間に合わせるため、やっつけ仕事になった
  5. 結果、納期には間に合い、印刷をし全国の施設に配布されたが、外国人観光客からは「訳抜けや誤訳、スペルミスなどが多く散見されるパンフレットとなった

これらは、よく聞く話と言えばよく聞く話ですね。一番大切な「外国人観光客視点」が完全に抜け落ちてしまっています。

翻訳を行う上で、大切なのは「読者は誰か」を把握し、「伝わる翻訳」を作ることです。その視点を見失ってしまうと上記のような問題は頻繁に起きるでしょう。

これと似たようなケースでは、「コスト優先が強すぎて品質が置いてけぼりされた」ということもよく聞きます。入札案件などでは常にこのリスクを抱えることになります。

莫大な費用をかけて新しい技術を導入するのもいいですが、まずは正確に読者が分かるように翻訳することの方が先決ではないでしょうか。上記のように本末転倒になってしまったプロジェクトは関係者も徒労感に襲われますし、最もまずいのは、受け入れ側として、「この先ずっと残る訳文」になってしまったわけです。

そして、それを利用しなくてはならない外国人観光客はどう思うでしょうか?

冒頭のアンケートにあった「コミュニケーションが取れないことによって困った」というのは、まさにこのことではないでしょうか。

言葉には100点満点はありません。しかし、インバウンドの大きな潮流の中、文章の品質というのは、外国人観光客に直接目に触れるものであり、決してないがしろにしてはならないもののはずです。

その直接のコンタクトポイントを適当に済ませてしまうことは、長期的に見てもあまりにもリスキーではないでしょうか。

まとめ

一生の思い出で日本に旅行にやってくる観光客もいます。彼らに対してコミュニケーションをしっかりとるためにも、以下の2点は改善していくことが期待されます。

  1. すでに顕在化した「外国人観光客が困っていること」をまずは解決する
  2. 特にコミュニケーションは、会話と文字情報に分け、文字情報は後に残るものとしてしっかり翻訳する
  3. その上でおもてなしの心を持って外国人観光客と接する

 

受け入れ側がしっかりと対応することが、これからのインバウンド対策にはより一層求められていくことになります。

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「僕はコミュニケーション能力があります」と発言した人の話

ビジネスマンにとって必須の能力である「コミュニケーション能力」。「コミュ障」や「コミュ力」といった言葉が乱立する中、本物のコミュニケーション能力を伸ばすためにはどうすればいいのだろうか。

「僕はコミュニケーション能力があります」という発言

「僕はコミュニケーション能力があります」と発言した人がいる。

当然これは「ビジネスにおけるコミュニケーション能力がある」という意味での発言だ。

「ビジネスにおけるコミュニケーション」というのは大変難しい要素を多く含んでいる。どんな資格よりも「コミュニケーション能力」を最重要視する企業が多く、「コミュニケーション」というキーワードで Amazon を検索すれば、おびただしい数の書籍が結果として表示されるのは、それだけコミュニケーション能力が簡単なものではないという証拠でもある。

これだけ困難なコミュニケーションについて、それでも取り組まなければならないのは、他者とのコミュニケーションが取れなければ、せっかく培ってきた能力や資格も活かしきれないというのが、(残念ながら)社内外問わずビジネスの現場だし、真実だということだ。

これには大前提がある。

ビジネスは設定した目的を達成することにある。それは言い換えれば、与えられた持ち場で「求められる成果を出す」ということだ。

そのために、様々な能力を持った人間が集まり、プロジェクトチームを作り、一丸となって目的を達成するために日々行動する。

この前提を共有していない場合には、「コミュニケーションとは何か」「ビジネスで求められるコミュニケーション能力とは何か」というテーマを同じレベルで語ることはできない。

「成果を出す」という重要な視点が欠落しているためだ。

冒頭の発言に戻ろう。

「僕はコミュニケーション能力があります」と発言した人は、続けてその理由を述べた。

「僕はいつも『少し静かにしてほしい』と言われるくらいよく話しているからです」

 

いかがだろうか。この発言では、「コミュニケーション能力がある」という証拠にならないのは明白だ。

しかし本人としては、「(自分が)色々なことを沢山話しているのだから、(相手と)コミュニケーションが取れている」という確信があるはずだ。

具体的な内容に置き換えて考えてみる。

例えば、「僕はあなたにクライアントのプロジェクトに関する重要なファイルの話をした。そのファイルの場所も話した。だからあなたは、そのクライアントのファイルがいかに大切か、そしてその格納場所も完全に理解し、覚えていなくてはならない」と言っているのと同義だ。

話し手としては、滔々と沢山の言葉を使って話したことによって、ある種の「自己満足=私は話した」を満たすことは十二分にできるが、聞き手としては「ワーッと話されただけ」かもしれないし、「何を言っているか分からない」かも知れないし、「早く終わってほしい」と思って我慢していただけかもしれない。

コミュニケーションというのは、相手の理解度がどの状態にあるかは、都度、話し手が進捗を確認しなければならないものだ。

当然ながら話し手が「自分の話を一方的に話すこと、また話す量が多ければコミュニケーション能力がある」とはならない。

「自分にはコミュニケーション能力がある」と言い切ってしまってしまうと、「相手の立場や状況」を慮ることができなくなるため、相手のことを完全に無視した状態で話が進められてしまう。

結果、高い確率でその会話は「一方通行」だし、結局「何が言いたいのかわからない」ものに終始するだろう。

「自己満足の話し好き」と「コミュニケーション能力が高い人」は決定的に違うものがいくつかある。

本物のコミュニケーション能力とは

では、「話し好き」ではなく、「本当にコミュニケーション能力が高い人」になるためにはどんな 要素が必要になるのだろうか。

相手への敬意や興味があること

冒頭の「僕はコミュニケーション能力があります」と発言する人の場合、相手のことを理解しようという姿勢が見られないため、一方的な話になりやすい。

「相手は自分と同じ知識や経験をしていない人なのだ」という前提を持ちながら話をするからこそ、相手にとって理解の手助けとなるであろう有効な例え話をしたり、簡略化してみたり、表現方法を工夫したりする。

しかしながらその前提がなく、またそれを怠って「自分の話は伝わっている」と思いこむのは、ある意味であまりに傲慢だし、相手への尊敬の念や相手への興味がないと言われても仕方がない。

ビジネスには必ず相手がいる。それはクライアントかもしれないし、パートナーかもしれない。さらにその先のユーザかもしれない。その人たちへの尊敬や敬意、または興味を持っていなければ当然ながら一方通行のコミュニケーションになりやすい。

相手の立場に立つこと(気を遣うこと)

簡単ではないが、真剣に相手の立場に立って考えてみる。それができれば、自ずと言葉は選ぶようになるし、気を遣うこともできる。

「空気を読む」というのは少し違うが、気遣いができるかどうかは、相手を尊敬しているかどうかに密接に関わっていると言える。

関係性を大切にする

これも同様だが、自分の家族や大切な人であれば、一方的に話して終わりにはならないだろう。それは何故かと言えば、「密接な関係性がすでにあり、自分のことを理解してほしいし、相手のことも心から理解したい」と考えているからだ。

一生懸命聞くし、一生懸命伝えようとする。それも様々なテクニックを使って。

そしてこれは、プライベートだけでなく、仕事でも同じことが言える。

相手にも大切にしていることやモノ、考えがあり、それらを尊敬しつつ、自らの意見や考えを伝えていくことがコミュニケーションの基本だ。

ビジネスの場合には、その目的や方向性が同じであることが重要であり、テクニック以前に「姿勢」が大切だということだ。

信頼関係や相互依存の関係無しに、本物のコミュニケーションは成立しない。

冒頭の発言をした人の真意は測り知ることはできないが、少なくとも、「聞き手である相手はどう思うのか?どう感じるのか?」を推測していないということは断言できる。

まとめ

クライアントとの商談、社内チームとの打ち合わせ、パートナーとの商談、同僚との打ち合わせ、上司への報告、部下への連絡など、どんな状況でも必ず相手がいるからこそコミュニケーションが求められる。

特に「知的労働」に分類される仕事の場合には、チームワークが重要になる。その中で「成果を上げる」ために最も重要で潤滑油の役割を果たすコミュニケーション能力について、どんな組織でも重視するのは当たり前の話で、今後もその要求レベルが下がることはないだろう。

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初心者が動画マーケティングで抑えておきたいたった2つのこと

多くの企業が使用している動画ですが、貴社のマーケティング活動プロセスにしっかりと組み込み、結果を出すためには、何から考えて着手すればよいのでしょうか。今回は動画マーケティングの失敗を避け、成功のためのステップについてお伝えします。

動画マーケティングの「ゴールは何か」を決める

まず初めに決めなくてはならないのは「貴社のゴールは何か」です。ゴールの無いマーケティングは効果測定できないばかりか、ほとんど意味がありません。独りよがりのマーケティング活動では決してうまく行きません。

ゴールは定性的なものではなく、しっかりと数値で設定しましょう。例えば、

2か月後には動画の再生回数を10,000 回にする

Youtube チャンネルへの登録数を 50 % アップする

といった具合です。明確な目標があれば、一連のマーケティング活動の成否を計測することができますし、費用対効果、成功要因、失敗要因など分析が可能になります。

動画を見てほしい「ターゲットは誰か」を決める

次に決定しなければならないのが、ターゲットの設定です。いわゆる「ペルソナ」の決定です。

ペルソナを決める上では例えば以下のような質問項目を設定し、それに回答する形でターゲットを明確にしていきます。(回答はあくまでサンプル)

質問項目回答(サンプル)
性別は?男性
年齢は?35歳
居住地は?どこに住んでいるのか?神奈川県
家族構成は?妻と娘、息子の4人暮らし。妻はパートで週5日程働いている。娘は 小学1年生、息子は幼稚園に通っている。
日常の交通手段は?○○線を利用、朝は通勤ラッシュを避けるため1時間ほど早めに通勤している。
普段の服装はどんなものが好きか?普段はスーツだが休日はラフな格好を好む。
趣味は?休日は学生時代からのフットサルチームに参加。練習後には友人たちと食事が王道パターン。
最近の悩みは何か?仕事のやりがいはあるが、給与や条件面を考えるとさらにステップアップして転職するかどうか。年齢的にも転職するなら次が最後にしたい。

どんな価値観を持っているか?(何を大切にしているのか)

仕事もプライベートも大切にしたいと思っているが、結婚してからというもの、子供の将来に何が残せるのか、何を伝えていけるのかという想いが強くなってきた。

動画制作時に抑えておきたい 2 つのポイント

ゴールとターゲットが決まったら、いよいよコンテンツに取り組みます。動画のコンテンツは、設定したペルソナに向けてのものとして制作しなければなりません。では、コンテンツを制作するときに抑えておきたいポイントを解説します。

ポイント1:動画コンテンツは「ストーリー」が大切

どんな動画でもストーリーは大切です。動画は最初の20秒の内容次第で、継続して視聴するかしないかが決まると言われています。

簡単に言えば、「つかみ」が大切ということです。「つかみ」が面白くなければ、よほどのことがない限り、ぞのまま見てもらうことはできません。

ちなみに、2016年にもっともシェアされた動画広告のランキングというものがあります。

unruly 社によってランキングされていますのでご覧ください(英語ページ

John Lewis’ “#BusterTheBoxer” Tops Most Shared Ads Of 2016

これらは、特徴的な動画ばかりでしっかりとストーリーがあり、ついつい見てしまうものばかりですね。

「見たことがある」動画もあるのではないでしょうか。その時に考えたいのは、「どうしてこの動画を自分は見たいと思ったのか?」という質問です。

そこに答えがあります。

ポイント2:SNS 等で紹介、拡散されるコンテンツを作る

もうひとつ例を挙げましょう。以下は Youtube 公式が公開しているその年に流行ったものをまとめています。

YouTube Rewind: The Shape of 2017| #YouTubeRewind

YouTube Rewind: The Ultimate 2016 Challenge | #YouTubeRewind

これらのまとめを見ると、2016年、日本では「ピコ太郎」の「PPAP」が凄かったですが、BtoC の話だけではありません。youtuber と呼ばれる人たちも多く含まれています。彼ら自身がコンテンツとしての独自性を持っているわけですね。

そしてどんどんシェアされていくことで、その拡散スピードは指数関数的に膨れ上がっていきます。

企業活動においても動画マーケティングは大変重要ですから、例えば、企業のキャラクターを設定してアニメ動画にしたり、企業ブランドに即した形のコンテンツを企画することが重要です。

このように動画はストーリーが大切だというのがご理解いただけたでしょうか。

動画の用途はさまざま

これまで述べてきたように、動画の制作時に抑えておきたいポイントを理解し、制作することができるようになれば、プロモーションのみならず様々な用途にも使えるようになります。なぜなら基本的な部分は同じだからです。

プロモーション以外で活用できる分野としては「ハウツー系」や「お悩み解決、Q&A系」、「ニュースメディア系」、「お客様の声、インタビュー、事例」などがあります。

「ハウツー系」といえば e-Learning を代表とする教育・研修などの社内向けの教育研修コンテンツとして制作することもできます。

「お悩み解決、Q&A系」では、「購入した商品の使い方」や「便利な方法」など、手順を動画で説明することができます。

「ニュースメディア系」では、まだユーザーに知られていない最新情報などをはじめとしたお役立ち情報をお届けすることができます。

「お客様の声、インタビュー、事例」では、文字通りお客様にインタビューをしたり、動画事例として制作することで「使用感」「実際の反応」を視聴者に伝えることができます。

どの企業でも必ず商品やサービスを販売しており、その先にはユーザー(お客様)がいるわけですから、ニーズは顕在化されており、彼らをターゲットとしてコンテンツを設計することが比較的簡単にできます。(前後しますが、だからこそターゲット=ペルソナの設定が大切です)

動画は「体験」に近づける

動画の用途がさまざまある中で、テキストよりも動画が持っているのは「自分自身の体験に近づく」という点です。

例えばテニスを教える動画があったとします。ラケットの持ち方やフォームなどを動画として見ることができます。

実際に自分でラケットを握って振ってみる際には、テキスト(本)を読むよりも動画を何度も再生して真似をしてみる方が習得は早くなります。(もちろん、見るだけ、読むだけでは習得はできません。最後は行動しなければならないためです)

動画を見るだけでは実際の体験はできませんが、疑似体験はできます。言葉では伝えにくいニュアンスなどを伝えるときには動画は大変有効です。

もうひとつの例としては、営業マンのロールプレイングを動画で撮影し、Youtube にアップして後から研修で使用することができれば、客観的な視点で分析もできますので大変便利です。

大抵の営業マンは恥ずかしがってやりませんが、逆に言えば、それを乗り越えて客観的に自分を分析できれば、より信頼される営業マンになれるということです。

もはや「当たり前」の動画マーケティングをより効果的に使うために

これまで述べてきたように、動画マーケティングは何も難しいことはありません。撮影技術は年々初心者でもできるようにシンプルになってきましたし、リーズナブルな価格で動画の業者も数多くいますから、信頼できる業者とともに作ることが可能になりました。

先端技術やテクニックももちろん大切ですが、もっと大切にしたいのは「ペルソナに対して、貴社の商品やサービスは何ができるのか」を真剣に考えることであり、「その部分に対してどういう提案をするのか」であり、「それを動画でどのように見せるのか」ということです。

それがはっきりしなければ、目標もペルソナもストーリーも意味を成しません。

この点を最重要ポイントとして動画制作を行っていきましょう。

字幕翻訳プラン[FUNSUB]

弊社では動画制作のみにならず、既存の動画をローカライズすることでスピーディに動画を使用していただくことができる字幕翻訳プランもご用意しております。

https://www.trivector.co.jp/movie/

中企業経営者向けマーケティングガイド

また、今回の内容は動画に関してお伝えしましたが、ペルソナやストーリーといったマーケティング視点は、どの分野でも必要です。特に中小企業の場合はリソースが限られているため、マーケティングが非常に重要であることは間違いありません。

そんな方々のために、弊社では「今すぐできる!知識・経験ゼロの中小企業経営者向け マーケティングガイド」を販売しております。マーケティングとは何かから始まり、実際に手を動かすワーク形式となっておりますので、貴社の強みや戦略を含めて企画検討することができます。

なかなか予算がかけられない、しかし何とかしなくてはならないとお考えの方には最適な1冊となります。

今すぐできる!知識・経験ゼロの中小企業経営者向けマーケティングガイド

 


コミュニケーション能力の高い人が行っている6つの行動

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コミュニケーション能力がなぜ大切なのか

コミュニケーションに関しては、これまでも何度か記事をアップしてきました。

 

大切なのは「自分が何を言ったか」よりも「相手にどう伝わったか」ということ

 

「一貫性」とブランド構築

 

読み書きができないと取り残される時代がやってきた

 

「聞く力」がない人は成果を上げることはできない

なぜこのような記事をアップしているかというと、多かれ少なかれ社会に関わる私たちは、他人と円滑な関係を結ぶためのコミュニケーション能力は必須で、企業によっては「コミュニケーション能力」をもっとも優先順位の高い能力として評価しているケースもあります。

 

企業が求めるコミュニケーション能力とは

 

私たち人間は社会的動物であり、ひとりでは生きていくことができません。そのため、他者との関わり合いを持ちながら、社会生活を営む必要があり、そのためには、他者との意思疎通がなければ困難な状況を招いてしまうからです。

無人島でたった一人で自給自足で誰とも話すことなく生き続けることはできません。他者と手を取り合って生きていかなければならないからこそ、「コミュニケーション能力」が重視されるのです。

コミュニケーション能力とは

では、そもそも「コミュニケーション能力」とはいったいどういうものを指すのでしょうか。

Wikipediaによれば、以下のように書かれています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/コミュニケーション能力

言語による意志疎通能力(#言語学用語の「Communicative competence」を参照)。「コミュニケーション能力」という言葉は、元々は言語学の分野で用いられた学術的な用語であった。

感情を互いに理解しあい、意味を互いに理解しあう能力。感情面に気を配って、意味をわかちあい、信頼関係を築いてゆく能力。

非言語的な要素(相手の表情、眼の動き、沈黙、場の空気など)に十分に注意を払うことで、相手の気持ちを推察する能力(非言語コミュニケーション

上記の非言語的な要素により知った相手の気持ちを尊重して、相手に不快感を与えないタイミングや表現で、自分の感情や意思を相手に伝える能力

意思疎通、協調性、自己表現能力(厚生労働省による就職基礎能力の定義)

社会技能(ソーシャルスキル)。暗黙知

上手にコミュニケーションを行うための体系づけられた知識、技術(コミュニケーションスキル)

合意(コンセンサス)形成能力

「論理的コミュニケーション能力」(自己の考えを論理的に明確に、相手に表現する能力)

会話のキャッチボールを上手く行える能力

企業が求人広告等で応募者に要求している「コミュニケーション能力」は、ビジネスシーンにおいて発揮が期待される精選された「折衝能力」「交渉能力」「説得能力」を指しており、必ずしも対人コミュニケーション一般を円滑におこなうスキルをもって満足するものではない

このように、コミュニケーション能力を定義していますが、自身のコミュニケーション能力を高めることは目的ではありません。あくまでも大切なのは「周囲とうまくやっていく」ことが重要です。

この観点から考えた時に、上記の定義からより具体的な手段をご紹介します。

コミュニケーション能力をアップするための6つの方法

コミュニケーション能力といっても大げさなものではありません。すぐにでも実践できるものばかりです。順番にご紹介します。

マメであること

マメであることは、相手を安心させます。「ちょくちょく連絡をくれる」という状態は、常に相手とつながっている状態を維持しているわけで、ラポール(信頼関係)が構築されている状態です。つまり、言語コミュニケーションの前段階として、相互信頼関係が構築されているわけですから、仮に自分の言葉が不足してしまっても日ごろの言動から、相手は推測(しかもかなりの高確率で)することができるわけです。

しかし、残念ながら一見さん同士では、うまく行きません。

前提が同じであること

前提というのは、背景情報や目的です。「誰と何のために話すのか」が共有されていなければ、何を話したところで同意を得ることが難しくなるでしょう。

またある問題に対して答えを出さなくてはならない場合も、目的が違ってしまえば、解決策も変わるのが当然です。

必要以上に端折らない

特に日本語はこれによってコミュニケーションが成り立たなくなることがあります。例えば背景知識や状況の理解がないのに主語がなかったり、文章が途中で終わったり、専門用語ばかり使用していたり、主語が無かったり、動詞が無かったりすれば、内容についての相互理解は難しくなります。

最初は面倒であっても、後々スムースにするためにきちんと端折らずに伝えること、また聞き手もわかったふりをせずに、分からなければ聞き直すことなどが重要です。

例え上手(様々なタイプの人と相互理解を得る)

また、実際に話をする際には、相手の経験に近いものに例えて話をすると理解が早くなります。仕事の話であっても、仮に相手が車が好きなら車のレースに例えるとか、車の構造に例えるとか、相手がイメージしやすいものを使うことで相手の理解度が早くなります。

ただし、これを行うには、本質やフレームをきちんと理解している必要があります。根本が異なるもので例えてしまうとまったく違う話になってしまうので注意が必要です。

相手に興味があるから質問する(聞き上手、傾聴)

相手への興味はコミュニケーションの根幹とも言えるべき重要なポイントです。これがなければ話が弾みません。また話が続かないのはどちらかが「無関心」である場合が多く、ビジネスでは「取り付く島もない」という状態です。(信頼関係が築けていません)

相手に興味を持つこと、またしっかりと聞く姿勢こそコミュニケーションを成功させる秘訣です。

頭の中に「ビジュアルをイメージして、それを伝えている(絵で考える)

論理的に話す人に限って、頭の中はビジュアル化されています。

「○○をするには、○○から始まって、○○の許可を得て、○○を進める必要がある」

仕様や条件が複雑に絡み合う内容の場合、階層化します。そのためにはイメージができていないといけません。

「○○をするには、3つのステップがある。1つ目は○○で・・・・」

という風に要約し整理するにはイメージがないと話すことはできません。

意外と文章で考えてしまうと、ただただ冗長な話になって、大事なところが見えにくくなったり、どれが一番大切化も分からなくなってしまいます。

イメージがはっきりしていれば、根本原因を突き止めやすくなります。これは別の言葉で言えば「俯瞰できる」ということです。

全体図を頭の中で描くことで、部分的な話ではなく全体最適を目的として話ができるようになります。

コミュニケーション能力は、職種に関係ない

このように、コミュニケーションは他者との関わりの中で絶対に必要な能力であり、どんな職種でも関係なく、持っていなければならない能力です。

極論かもしれませんが、どんなに高いほかの能力を持っていても、それを使って貢献するのは、他者(他社)に対してであり、その能力の価値を他者に理解してもらうには伝わるように説明をしなければなりません。

独りよがりの能力は、結局のところ宝の持ち腐れになってしまうケースも少なくありません。

努力をして身に着けた能力や技術を使って社会に貢献するためにも、今回取り上げた6つの点を参考に他者とのコミュニケーションを図るようにしましょう。

大切なのは「自分が何を言ったか」よりも「相手にどう伝わったか」ということ

 

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大切なのは「自分が何を言ったか」よりも「相手にどう伝わったか」ということ

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コミュニケーションの難しさ

「社会人にとって必要な能力やスキルは?」と聞かれたとき、「コミュニケーション能力」が必ず上位に来ますが、これはいつの時代も不変です。

でもそれは何故でしょうか?IT テクノロジーや AI の台頭により、ボーダーレスな世界でコミュニケーションは簡単に取れるようになっているはずです。にもかかわらず、常に必要な能力の上位に「コミュニケーション能力」が来るということは、「コミュニケーション」が人間関係や信頼関係を築くための重要なファクターであり、それによってビジネスが左右されるケースも多いということでしょう。

ビジネスでは年代問わず、円滑なコミュニケーションをとることが求められていますが、IT テクノロジーや AI よりも、実はそれがとても難しいこと=だからこそ必要なスキルとして上位にランクインしている可能性があります。

例えば(よくあることですが)自分がどんなに上司やお客さんに一生懸命伝えても、話がかみ合わないことがあります。また逆に、「一を聞いて十を知る」という聞き上手な人もいます。これは単純に相性の問題なのでしょうか。

世代間の違いや環境の違いなど様々な原因が考えられますが、どちらの場合でもなおさら「コミュニケーションが重要である」というのは誰もが感じていることです。

そして「コミュニケーションは意外と難しい」と感じると、話し方講座を受講したりコミュニケーションの勉強をしたりする人が出てくるわけです。

人間同士がコミュニケーションをとるということは、ヒューマンスキルが必須だと言い換えることができます。ヒューマンスキルのレベルアップはどうすればいいのか?またテクニックでカバーできないのか?をこれから考えてみましょう。

ビジネスにおける「コミュニケーション」の定義

今回のテーマは大変広いので、「ビジネスにおけるコミュニケーション」として考えてみます。

一般的に「ビジネスにおけるコミュニケーション」は、業務をスムースに進めるためのコミュニケーションです。目的はこれしかありません。

その目的を完遂するために、企業で動き、チームで動き、様々な情報を整理し、下から上へ、上から下へと意思疎通を図り、実行に移すことになります。

ここでポイントとなるのは、「コミュニケーションとは自分の意図を他者に対して過不足なく伝える」ことです。これが理解されていないと、ずれた方向に進んでしまい、目的達成ができなくなります。では、そのためには具体的に何をしなければならないのでしょうか?

言葉の定義を共有する

どうすれば自分の意図を過不足無く、正確に相手に伝える事ができるのでしょうか?

また逆に、どうすれば相手の意図を正確に理解する事ができるのでしょうか?

これは翻訳や通訳などにも共通する部分ですが、「前提や定義を事前に共有しておく」ことが重要となってきます。

つまりその言葉の「意味」を双方で共通のものとしておかなくてはならないということです。

例えば、こんな例で考えてみましょう。

「良い品質」とは何か?

ここで考えなくてはならないのは、「誰にとっての良い品質か?」ということです。可能性としては、以下の2つは簡単に思い浮かべることでができます。

・自分が納得できる品質が良い品質

・お客様の要求を満たした品質が良い品質

このように、「良い品質」という言葉だけでは、実は意味が明確になっていません。もし自社の担当者とクライアント担当者の「良い品質」の定義がずれていれば、確実にトラブルになります。

翻訳、ローカライズの品質とは

最初から齟齬が起きているのですから、実はお客様は後者を求めていたにもかかわらず、それに気づくことができません。「もっとこうした方がいい」という一途な想いを持って時間もコストも必要以上に投資して自分が納得できるものを作り上げることになります。しかも残念なことに、結果として喜ばれないことも少なくありません。

これはビジネスでは致命的です。この「こだわり」という点がお客様と同じ方向を向いていて、結果的に、お客様の満足度を遥かに超えることができればいいのですが(実際は方向があっていても利益が出ない場合も多い)、ある意味「ひとりよがり」になってしまった場合には、とても優れた品質にも関わらず、最悪の場合、クレームになってしまったりということが起きるわけです。

この原因は、コミュニケーション上の「良い品質の定義」が共有されていないからです。とても素晴らしい技術を用いて「良い品質」を求めたにも関わらず、こんなにもったいないことはありません。

「どんなに優れていてもそれが正しく評価されない」と嘆く前に、お客様が求めるものを理解する事が重要です。そのためには、コミュニケーションにおける「言葉の意味」を定義しておく必要があります。

伝えたい相手は誰なのか

これも意外と見落としがちですが、翻訳でも通訳でも、デザインでも制作でも、必ず「ターゲット」や「ペルソナ」があります。

  • 社内(上司なのか)
  • 社内(部下なのか)
  • お客様、取引先なのか
  • 外注業者、パートナーなのか

誰しも、ベースとなる人間関係がそれぞれ異なります。また距離感や年代も違うはずです。これらは無意識のうちに感じているわけですが、大切なメッセージを伝えたい場合には、きちんと意識してコミュニケーションを図るのが賢明です。

相手の立場によって持っている情報量や知識量などが異なるため、相手に合わせたコミュニケーションを進めていく必要があります。

「伝わる」と「伝える」は違う

伝えたい相手と言葉の定義が共有できたら、今度はどんな風に表現するかも大切です。

ここで目的を再度確認しましょう。

ビジネスコミュニケーションの目的は「自分の意図を自分以外の他者に対して過不足なく伝えること」です。

これを実現するためには、様々な表現方法があります。

  • ストレートに表現する
  • 比喩を使う
  • ストーリー仕立てにするなど

また否定的な言葉を使うか、ポジティブな言葉を使うかによっても相手が受ける印象が異なります。

コップに半分の水があり、「もう半分しか入っていない」と感じるか「まだ半分も入っている」と感じるかという有名な話がありますが、これはまさに「言葉の力=その人の思考」です。

このように、事実はひとつしかありませんが、それをどう表現するか(もう、まだ)によって、相手の心象が大きく変わってしまうのです。

また日本語の場合は、後の言葉の方が印象に残るため、「ネガティブな情報→ポジティブな情報」とするか、「ポジティブな情報→ネガティブな情報」の順番で伝えるかによっても相手の印象は変わってしまいます。

そのため、発話者は「伝えること」と「伝え方」に神経を集中しないと正確に伝わらないのです。

一方、聞き手にとっては「伝える」よりも「伝わる」の方が、とても自発的でしっくりくるのです。

聴く側が「なるほど、分かるなあ」と思っているときには、それは間違いなく「伝わっているとき」なのです。腑に落ちるという表現がピッタリです。これは1人対多数でも、2人でも、すべて同じです。(表現方法は変わります)

ここから分かることは、「自分が何を言ったか」よりも「相手にどう伝わったか」こそが重要だということです。

「自分が、自分が」と自慢話をする人の話を誰も聞きたくないと思うのは、自然なことです。ご存知の通り、自慢話は相手にまったく伝わりません。それは相手にとって知りたいことではないからです。しかし、もしこれがストーリー仕立てで相手が共感するようなものであれば、「伝わる」可能性が高くなります。(ただし、自慢話は内容自体に難があるため、元々受け入れられにくいコンテンツですが)

この違いを理解しておくだけで「自分がどう言えばいいのか」「どんなスタンスで話すと相手に分かってもらえるのか」という視点、つまり「他者目線」が必要だということに気づきます。

またきちんと自分の意図が伝わったかどうかを確認する手段としては、その場で相手に話の内容を説明してもらうことで確認する事ができます(意外と伝わっていないことに驚くでしょう)。

これは新人教育や研修時でも有効なテクニックで、人から聞いた言葉を理解し、咀嚼し、自分の言葉で言えるかどうかが理解度のバロメーターとなります。

実は、表現方法などのスキルやテクニックはその後の話です。基礎もない状態でテクニックに依存してしまうと、どこかでほころびが生まれたり、相手に見透かされてうまく伝わらなかったりします。

表現テクニックの前に「他者目線」

自分の話(意図)を本当に相手に伝えたい、分かって欲しい場合、「相手に理解してもらうためにはどうすればいいだろう?」と考えるはずです。例えば、自分の命に関わる内容なら言われなくても必死になるでしょう。

ビジネスではそこまでの状況というのは無いかもしれませんが、トラブルが起きたりお客様からのクレームがあったときなどの社内コミュニケーションは当然、緊急度が高くなります。

そんなときこそ、「身振り手振りを使う」や「結論から先に言う」、また「簡潔に話す」、「箇条書きにしてみる」などが必要とされますし、「適度な相槌を打つ」、「相手の目を見る」などは自然と思いつくはずです。

細かい説明も、言葉の定義もせずに「言いましたよ」「説明しましたよ」と終わらせてしまうのは、ビジネスマンとしてはコミュニケーション能力が不足していると思われても仕方が無いかもしれません。なぜなら、それでは他者目線が欠落しているからです。

そして恐らくこういった点が小さなミスをいくつも誘発するため、「社会人にとって必要な能力はコミュニケーション能力だ」ということになるのでしょう。

「もし自分が相手の立場だったら、今の説明で理解し、納得できるだろうか?」と想像し、自分に問うことで、表現の選択肢は変わっていくはずです。

繰り返しになりますが、大切なのは「相手の立場に立ったコミュニケーションを心がける」という基礎があり、そしてその上にテクニック等を使用することです。

コミュニケーションが「うまくいく」ときの 5つの要素

コミュニケーション能力は基礎を押さえておくことでレベルアップできる場合もあります。話す、聴くだけではなく、読む、書くという行為にも「他者目線」を持つことで相手に理解されやすい「伝わる」表現を選択することができます。

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読み書きができないと取り残される時代がやってきた

まとめ

いかがでしょうか。ビジネスの目的を達成するためのコミュニケーションですから、それを忘れてしまったり、外れてしまうようなコミュニケーションは残念ながらコミュニケーション能力があるとは言えません。そしてこの能力を高めるために特別な訓練は必要ありませんが、決して忘れていけないのは以下のポイントです。

  1. 双方で言葉の定義をし、共有した上で使用する
  2. 他者目線を持つ(これで相手が理解できるか?を常に自分に問う)
  3. その上でスキルやテクニックを身につける

ほんのささいな出来事がミスコミュニケーションの原因となることがあります。またコミュニケーション量がそもそも絶対的に少ないということも考えられます。当然世代間格差もあるでしょう。

社会人の場合は、あらゆる世代と話をしなければならないこと、また海外とのコミュニケーションはより一層厳密に明文化されていないと伝わらない事も多くあります。曖昧さを排除するというのは日本人の苦手な部分だと言えますが、もはやそれを言い訳にする時代ではありません。今後はより一層明確さは求められるでしょう。

このような視点を持ちつつ、上記のステップを進めていくことによって、コミュニケーションの質は高まるはずです。そして、それにより貴社ビジネスが加速し、成功のチャンスが広がれば、「コミュニケーションをご提供する企業」としてこれほど嬉しい事はありません。

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アーティスト向け動画制作プラン「ArtistVideo」

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アーティスト向け動画制作プラン「ArtistVideo」を正式に発売しました。

本プランは日本で活躍するアーティストの方のためのプランであり、今後世界に進出する方のためのプランです。

世界レベルの活躍をするには

もしあなたが「将来は世界で活躍するアーティストになりたい」とお考えの場合には、本プランはお役に立てるでしょう。

なぜなら ArtistVideo は、世界へ進出するためのプランだからです。

世界に進出するためにはいったい何が必要なのでしょうか?世界レベルで活躍するためはどこに注力しなければならないのでしょうか。

世界からの評価を得るために必要なこと

世界で活躍するアーティストとなるためには、作品はもちろん、それ以外にも身に着けなければならないものもあります。そのうちのひとつに、「伝える技術」があります。

ある国に世界中からアーティストが集まり、それぞれが個性的で魅力的な作品を作り出しているとしたら、アートファンは何を基準に自分の好きな作品を選ぶのでしょうか?

当然ながら作品そのものは判断基準に入るでしょう。しかしそれだけではありません。

アーティストのプロフィールだったりステートメントだったり、作品だけではなく色々な情報を取得して判断することになります。

このように、相手の立場に立ったとき、「地道に毎日作品を作り、個展などで発表し続ければ世界に通用するアーティストとなれる」と考えるのは少し難しいと言えます。

クリエイティブな活動は必要最低限のことですが、それがすべてではありません。きちんとしたマーケティング活動が必要になってくるのです。

メディア戦略といえば大げさかもしれませんが、「どう見せるか、どう伝えるか」を理解して活動することができなければ、海外、国内問わず評価を得る事は難しくなるでしょう。

「伝え方」はプレゼンテーションと同じくらい重要

例えば、iPhone の発売時のプレゼンでは、スティーブジョブズのプレゼンが有名ですね。

プレゼンは、話し方、声の大きさ、話す内容、使う言葉、順番、立ち居振る舞いなどがそれぞれ重要であり、それを緻密に、何度も練習して臨む人がいます。事実、スティーブジョブスはフランクに話しているように聞こえていますが、何週間も前から練習を行っているというのは有名な話です。

なぜそこまでするのでしょうか?それはプレゼンによって商品が与えるイメージが変わってしまうからです。

これは商品でも作り出す作品でも同じことです。

「分かってもらえる人だけ分かってくれればいい」というスタンスを否定するわけではありませんが、少しの解説やプレゼンテーションで「分かっている人」が増えるのはもっと素晴らしいことではないでしょうか。

伝える手段としての動画+翻訳

私たちは皆さんの作品そのもののお手伝いはできませんが、「伝える技術」としてのサービスの提供をすることができます。

そして、今、この時代にもっともマッチしている伝える技術が「動画」です。

今や世界中で動画でのアピールは当たり前の手段だからです。

いざ自分で動画を撮影するとなると、やはりどうしても素人っぽさが残ってしまったりします。これは致し方ないことなのです。しかし世界はそれを評価しません。

では、どうすれば世界から高い評価を得られるのでしょうか。答えは簡単です。

評価するのは、作品とアーティストだけなのですから、作品そのものの独自性やコンセプトはもちろんのこと、それを制作するアーティスト自身のプロフィールだったり、ステートメントも含めてしっかりと「動画」で見せるということです。

ちなみに、すでに海外で活躍しているアーティストや、これから海外で展覧会等を開こうという方は、その PR 方法にも大変こだわっています。

自分らしい見せ方や伝え方を身につけることで、自身の世界観を作り上げることができるということを知っているからです。

作品に魂を込めるのはもちろんのこと、その伝え方にも徹底的にこだわる。

だからこそ、世界と渡り合える、世界から評価されるわけです。ArtistVideo では、これから世界に打って出ようというアーティストの方を全力で応援します。

制作実績例

ぜひこの機会にお問い合わせください。お待ちしております。
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