いま大注目のキーワード「インバウンド」とは?
最近、少しずつ見かけるようになってきた「インバウンド」という言葉をご存知でしょうか。この「インバウンド」という言葉、実際にはどういう意味で使っているのでしょうか?実はいくつかの意味があるのですが、ここでは、以下の意味で使用しております。
Wikipedia によれば、インバウンドとは
外国人旅行者を自国へ誘致することの意。海外から日本へ来る観光客を指す外来語。行政の対策として「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002」に従い2002年(平成14年)から始まったビジット・ジャパン・キャンペーンで知られる
という意味になります。つまり、「海外から訪日観光客がやってくる」ことです。訪日観光客は年々増加傾向にあります。
訪日観光客の増加原因は
では、インバウンドの訪日観光客が年々増加しているのは何故でしょうか。その理由としては主に
- ビザの発給緩和
- 免税店の店舗数拡大また免税対象となる商品数の拡大
- 円安
が挙げられます。
さらに、2020年の東京オリンピック開催に向けて、国を挙げての訪日観光客誘致が行われていますので、今後は今まで以上に観光客数が増加することが見込まれています。
日本は「観光力 世界4位」
2019年に世界経済フォーラムが発表した「Travel and Tourism Competitiveness Report」において、日本は観光力ランキングで4位でした。本記事を執筆していた2015年では9位、そして2017年には 第4位と徐々にそのランクを上げていました。
https://jp.weforum.org/reports/the-travel-tourism-competitiveness-report-2019
https://jp.weforum.org/reports/the-travel-tourism-competitiveness-report-2017
このように、世界的にも「日本の価値」を認められるようになってきており、今後ますますインバウンドは増えるものと予想され、観光関連産業をはじめとして、しっかりとインバウンド対策をしなければならないと言えるでしょう。
インバウンド(観光客)への対策は
では、具体的なインバウンド対策とはいったい何が必要なのでしょうか。まず、私たちがしっかりと対策しなければならないのは「訪日観光客とのコミュニケーションをいかにスムースにとるか」ということです。これは、2015年頃からまったく変わっていない重要なテーマです。
それにはまず、インバウンド向けの多言語翻訳サービスが重要になります。
例えば、以下のようなドキュメントを翻訳する必要があります。
これらは、訪日観光客に「いかにお金を落としてもらうか」という部分とも直結します。なぜなら、人は理解できないものにはお金を払いたくないからです。
もちろん、そのためには”Made in Japan” の商品を買ってもらったり、旅館やホテルに宿泊してもらい「おもてなし」を体験してもらったり、日本の文化や歴史、伝統を理解してもらわなければなりません。
「日本の価値」を訪日観光客にしっかりと伝えること、表現することが大切です。
そのために弊社では、現在、インバウンドの訪日観光客対策としての多言語翻訳サービスをご提供しております。
まとめ
インバウンド担当者はまずインバウンドとは何を意味するのか、そして自社にとって何が必要なのかなどを検討しなければなりません。
そして大切なのは「おもてなしの心」です。自分たちの利益はもちろんですが、長期的な繁栄を考えるなら、まずは外国人観光客に喜んでもらえる、楽しんでもらえる仕組みや制度設計をすべきでしょう。そうすれば自ずと日本にまた戻ってきてくれるのは間違いありません。
そのためには、「日本独自の価値をしっかりと伝えること」なのです。
そして、その価値を正しく伝えるためには「品質の高い多言語翻訳や通訳を準備すること」なのです。
トライベクトル株式会社 代表取締役。会社経営 19年目。翻訳・ローカライズ業界24年。翻訳・ローカライズ実績年間10,000件以上。
現在は BtoB (特に IT 企業)専門のマーケティングサポート(動画や導入事例などのコンテンツ制作全般)と言語サービス(翻訳、オンライン通訳、英会話、e-learning 講座等)を行っています。