英語や日本語のテープ起こし

英語や日本語のテープ起こし

聞きなれない言葉ですが、動画や映像の仕事をしていると「テープ起こし」という作業があることに気付きます。これらは字幕翻訳前には絶対に欠かせない作業です。

では具体的にどんな作業なのか、どこに注意すればいいのかなどを解説します。

テープ起こし作業とは

この「テープ起こし」というのは、簡単に言えば「話している内容を文章(テキスト)にする作業」と言えます。

例えば、海外で作成されたある動画があるとします。この動画は3分程度の会社案内であり、海外本社の CEO が動画の中で自分の会社の生い立ちや経営理念、これから目指すべき姿などを自社の社員に向かって「英語で」語っているとします。

CEO は各国の支社にも自分の想いを伝えていきたいと考えています。

しかし、これを英語で伝えようとしたとき、問題が起きてしまいます。英語が分からない国のスタッフには、自分の意図するところが正しく伝わらないわけです。こういった場合には動画や映像に字幕をつけていく必要があります。

メッセージが伝わらなくてはコミュニケーションが成立しないからです。

 

内容よりも、まずは「伝える手段」を優先することが大切です。そのために、翻訳して字幕をつけるというのが非常に有効なのです。

この例の場合、英語を日本語に翻訳しなくてはなりませんが、その前にCEOが話している英語を文章化(テキスト)しなければなりません。

実際にやってみると分かりますが、英語を聞きながら直接翻訳するというのは、かなり高度な技術です。英語をきちんと聞き取れなければ不正確なものになります。

翻訳者は通訳者とは違いますので、リスニングやヒアリングはそこまでうまくできないケースもあります。また翻訳は、文章としてずっと残るものですから間違いのない訳文を作らなくてはならないからです。細分化、専門化されている各工程があるからこそ、テープ起こしという作業もプロが行わなければならないのです。

そもそも、人はどのくらいのスピードで話すのか?

さて、「テープ起こし」を考える前に、そもそも一般的に日本語では1分間に何文字くらいを話すことができるのでしょうか?また英語の場合は何ワードくらいを話すことができるのでしょうか?

実際には、ゆっくり落ち着いて話す人がいたり、その逆に早口の人もいますので個人差がありますが、一般的には以下の表が目安となります。

 

talkspeed

ここから考えると、例えば、記者会見やプレゼンなどの場合には、1分あたり300文字程度を目安に原稿を作成しなければなりません。

セミナーや講演などで1時間、2時間と話す場合には、単純に計算すると 18,000~36,000文字は必要になります。もちろん、書いた原稿をそのまま音読するわけではありませんので、きっちり準備する必要はありませんが、目安となる分量になります。

 

翻訳用スクリプト(台本)を作るためのテープ起こし

ここまで述べてきたように、ここで必要になるのが「テープ起こし」作業です。 具体的には、動画内で聞こえてくる講演者の話や、ナレーションの言葉を聞き取って、それらを文字に起こします。

例えば、スピーチや講演などの場合、話ことばには必ず「あー」や「えー」といった部分も多く入ってきます。これらは、「ケバ」と呼ばれますが、これを取り除いていくことで非常にスムースにテープに起こすことができます。

このようにして文章化することができ、ようやく翻訳作業に進むことができるのです。

英語や日本語のテープ起こしの3つのポイント

英語でも日本語でも、テープ起こし作業では、以下の点について注意して作業を行います。

  1. ケバ取り「あー」「えー」や「あのー」「そのー」「このー」などの言葉は「ケバ」として扱い、テープ起こし時に削除していきます。
  2. 整文文章を整える作業。余分な文章を削除し、意味が通る文章を作ります。
  3. 正確性話している内容を正確に聞き取ること。音声品質や話し手の滑舌が悪い場合には不明瞭な個所が出てしまいますが、その場合は申し送りをするようにします。

 

このように、ポイントを押さえていくことが大切です。ただ単に英語が文章になればいい、日本語になっていればいいということではありません。

聞き取れない部分などはできるだけ少なくし、余計な雑音を削除して音声を文章化することがテープ起こしの目的です。

トライベクトルのテープ起こしサービスについて

トライベクトルのテープ起こしサービスでは、英語、日本語、中国語、韓国語などの様々な言語に対応しております。次の工程の翻訳を想定しながら最適な形で文章化を行います。

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