字幕翻訳の基礎

今からでも遅くない!動画字幕の基礎知識

現在、コロナ禍で急激に需要が高まっている動画ですが、これから取り組む予定だったり、さらに効果的な動画をご検討の方も多いのではないでしょうか。

そのようなお客様にはおススメの内容です。今回は動画の中でも特に「動画の字幕」について解説いたします。

まず初めに、動画の字幕を理解するために「動画そのもの」の理解を深めたいと思います。

よく使われる動画のファイル形式

ひとことで動画といってもその種類は様々です。まずはファイル形式ごとに分類しましたのでご覧ください。

汎用性の高い mp4

動画の世界でよく耳にするのは「mp4」でしょう。mp4 はもっとも汎用性が高いファイル形式で、弊社で字幕編集を行う際も、基本的には「mp4」でのデータ入稿をお願いしております。

それにまつわるエピソードをご紹介します。

ある外資系企業のご担当者様のご相談内容で、「字幕編集の依頼をしたいのに、なぜか私のPCで海外本社から送られてきた動画が開けない」と連絡を頂きました。弊社でファイルをお借りして確認すると、以下のような状況という事がわかりました。

1. ファイル形式:「mov」形式
2. 海外本社の担当者の PC 環境:Macintosh
3. 日本担当者の担当者の PC 環境:Windows

簡単にいえば環境によるもので、日本のご担当者様が「mov」形式の動画を「Windows Media Player」で再生しようとして起きた問題でした。

ちなみにこれは「QuickTime Player」で再生すれば見ることができます。ファイル形式の違いで動画を見ることができないというのはよく聞く話です。

こういった些細なトラブルやエラーを解消するために、mov ではなく「mp4」でのやりとりが一番スムーズになりますのでご注意ください。

どんな内容やコンテンツが動画になるのか

それでは、実際にはどんな内容、コンテンツが動画になっているのかを見ていきましょう。こちらもまとめてみましたのでご覧ください。

ご覧のようにかなり多岐に渡っているのが分かるかと思います。

つまり「動画」というツールは汎用性が高く、色々なコンテンツを動画にしやすいということです。例えば、BtoB であれば、会社案内、製品案内、社内研修など幅広く利用されています。

それぞれの動画の特徴

次に動画の特徴をまとめましたので、以下をご覧ください。

1. ターゲットの違い

動画によって「誰に見てもらいたいか」というターゲットが違います。社内の動画なら間違いなく「社員」に向けての内容になりますし、「海外のユーザへの製品説明」なら「英語で、使い方の説明」かもしれません。

2. 長さ(尺)の違い

動画は長ければいい、短ければいいというわけではありません。用途によってどちらも有効です。Youtube 等では、1本あたり 10分前後のものが多いですが、30分、1時間という長尺の動画であっても再生されないわけではありません。

また1分にも満たない動画でも内容がつまらない、役に立たないものであれば再生されることはないでしょう。

3. ストーリーの違い

どんな動画でもストーリーは大切です。特に、動画そのものが商品や作品になっているものは、当然ながらストーリーは超重要になります。(映画はその最たるものですね)

貴社の動画は「誰に」「どんな内容」を「どのように」伝えるものかを考えてみましょう。

動画市場の広がり

動画そのものの市場を理解するために、「動画広告」の成長率を見てみましょう。

2020年の動画広告市場は2,954億円、昨年比114%の見通し 販促用の広告需要が増加【CA調査】

https://markezine.jp/article/detail/35162

 

2019年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析

https://www.dentsu.co.jp/news/release/2020/0317-010029.html

 

さらに総務書の Web では、世界の動画配信市場規模・契約数の推移及び予測が発表されています。平成30年版なのでコロナ禍の前の予測ですが、この時点ですでに動画配信売上高の推移は右肩上がりの予測になっています。世界中でコロナが蔓延してしまった今、デジタルシフトはさらに加速していますので、もしかしたらこの白書よりも伸びていくのかもしれません。

情報通信白書

https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html/nd111320.html

 

このように、動画市場は大きく広がっており、今後もさらなる成長が期待できる市場となっています。

なお、動画に必要な字幕翻訳という観点から、弊社での字幕編集の案件数をみてみますと、

2019年50件前後、2020年100件前後、となっており、約2倍近くに増加しています。

※諸事情により実際のお仕事には至らなかったケースや字幕翻訳だけのお仕事を含めるとさらに多くなります。

映像制作会社様にお話をお伺いしますと、コロナの影響で従来の営業活動が難しくなり、映像制作の相談が増えているということでしたのでビジネスチャンスがある市場だといえるでしょう。

そもそもなぜ動画なのか

これまで見てきたように、動画市場が伸びていて、動画の展開が重要というのはイメージが掴めたかと思いますが、そもそもなぜ動画なのでしょうか・・・?

これに関しては、動画が流行しビジネスで多く活用される理由をわかりやすくまとめてあるWebサイトがございますので、そちらを引用、ご紹介します。

出典元:https://video-b.com/blog/video/movie-marketing/

圧倒的な情報量による訴求力

ひとつは、動画の持つ圧倒的な情報量とその訴求力です。愛知大学で発表された論文によると、動画は静止画の約30倍、テキストの100万倍以上の情報量を持っているそうです。

また、アメリカの心理学者が提言した「メラビアンの法則」によれば、人が印象を判断する際、重視する情報の内訳は、視覚55%、聴覚38%、言語7%だそうです。動画は視覚・聴覚・言語の3要素で構成されています。本や雑誌を読むよりも、ラジオで会話を聞くよりも、動画は人の判断に大きな影響を与える可能性が極めて高いといえそうです。

参照:「文字から画像,そして動画へ」愛知大学リポジトリ

こちらの記事に書かれている通りなのですが、私自身の経験からも同じように感じます。

例えば、「圧倒的な情報量による訴求力」ですが、上司や部下、同僚に説明をするときに実感します。今までの経験上、以下の順番で伝わる度合いがあがっていきます。

最初はテキストで話していても、伝えたい内容に近い動画があればそれを見せると一度で済むということもあります。

通信システムの進化

インターネットなどの通信インフラが整備されてきたことも挙げられます。動画は静止画像に比べてデータが大きく、3G以前の回線環境では、通信能力に限界がありました。しかし、4Gになり視聴時の快適さは格段に向上しています。

そして、5Gの利用が本格化すると、今よりもはるかに大容量・高品質な動画を、高速でアップロード・ダウンロードができるようになるため、ますます動画マーケティング市場は拡大することになるでしょう。

また、通信システムの進化もこれからますます期待できます。

5G のCM がテレビでも流れていますが、これからは 5Gによってますます動画市場は延びていくことが予想されます。今までは回線速度や混雑などの理由で、中々難しかったスマホやPCでのスポーツ観戦やライブ観戦も、5Gであれば余裕で実現できますし、ますます身近なものになるでしょう。

SNS利用者の増加

また、YouTubeなどの動画配信や、Instagram、TwitterなどのSNSを利用する人たちが急増していることも、動画マーケティング市場拡大を後押ししています。
インプレス総合研究所がまとめた「動画配信ビジネス調査報告書2019」によると、ユーザーがよく視聴する映像・動画の種類で、YouTubeなどの「動画共有サービス」は37.6%、「SNS上の動画」は15.4%となっています。

特にユーザー数が突出しているのがYouTubeです。報告書では「動画共有サービス」「無料の動画配信サービス」「SNSの動画」をよく視聴すると回答したユーザーの97.0%が、YouTubeを利用しているという結果が出ています。次いで、2位がTwitter、3位にLINEがきており、いずれもSNSが上位を占めています。
このように様々なビジネスにも相性がよく、かつコロナ禍によりデジタルシフト、通信環境が改善され、様々なデバイスから動画を見る人が増加しているからということですね。

参照:動画配信サービスに関する調査結果2019

そしてSNS利用者の増加です。電車でスマホを触っていない人を探す方が難しい時代ですが、Twitter、Instagram、YouTubeなどを開いている方がかなり多いのではないでしょうか。おそらく無意識でSNSを見る習慣ができてしまっているようにも思います。習慣は中々変えられないので、今後も SNS 利用者は増えていく一方なのではないかと思っています。そこに動画のビジネスチャンスがあるということですね。

視聴者のデバイス比率

また、動画を視聴する際にどんなデバイスが使われているかご存じでしょうか。「TV」「PC」「タブレット」「スマートフォン」のいずれかが多いのではないかと思いますが、統計では、スマートフォンが一番のようです。

おうち時間の広がりで動画配信サービスの利用増加と視聴デバイスの多様化が加速、全国2万人にアンケート調査を実施

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000025772.html

 

実際のところ、私自身もスマートフォンで視聴することが多いです。ちなみに、有料の動画配信サービスだと「アマゾンプライム」、無料のものだとやはり「YouTube」がトップになっています。

有料の動画配信サービス利用率はAmazonが突出。外出自粛で動画視聴大幅増

https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1265349.html

このように、統計からも「スマホで動画を見る」という行為はますます広がっていくことになるでしょう。

「動画+字幕」なら問い合わせが増える

さて、ここまで動画の用途や拡張性、マーケット統計などを見てきましたが、この動画を使ったビジネスを使わない手はない、ということがご理解いただけたかと思います。

ここで、ビジネスの起爆剤となった動画事例をご紹介しましょう。静岡県伊東市のPR動画ですがこちらは過去にバズッた動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=HrBxi37AQms

この動画はビジュアルとBGMしかないので、世界中の誰もが理解することができ、感動することもできます。なんとこの動画は SNS を通じて2千万回以上再生され、バズったのです。

ご覧いただくとお分かりになりますが、この動画はタイトルや説明欄にだけ日本語と英語を入れているのですが、まさに動画の持つ力を発揮した一例だと思います。

しかし、ビジネスの場合、そうはいきません。日本人は昔からよく聞く話ですが、Webサイトや説明書が英語しかないとそれだけで興味が失せてしまうことはないでしょうか。

 

なぜ翻訳するのか?

前述のように、テキスト情報だけだと、どうしても抵抗があるかもしれませんが、動画だと言葉が分からずとも笑ってしまったり、なぜか興味を惹かれた経験はないでしょうか?これは先述の「メラビアンの法則」によるものです。

企業様の製品紹介動画や、プレゼン動画では、当然 BGM と動きだけ、というわけにはいきません。その場合は、日本語字幕(または英語字幕)を入れることで、印象が大きく変わります。

これは映画やアニメも似ているかもしれません。ハリウッド映画に日本語字幕が入る、またその逆で日本の映画に英語字幕が入ることによってそれぞれに視聴者が増加し人気が出ます。(もちろんストーりーやキャストも重要ですが)

ただ少なくとも、各国の言語の字幕を入れるだけで受け入れやすくなりますし、明らかに良いイメージを持ってもらえるということです。これは BtoB 向けの動画でも同じことが言えます。字幕を入れ、相手国に対してフレンドリーであることは、製品やサービスの理解度アップにつながります。

結果、貴社へのお問い合わせも増加するでしょうし、グローバル企業における社内研修用の動画ならより一層の理解度を得られるでしょう。

弊社の実績紹介

弊社でも、これまで多くのお客様の動画で字幕編集(または吹き替え)の対応をさせていただいております。一部ですが、弊社の実績をサイトでご紹介しております。

FUNSUB プランでは「テープ起こし+字幕翻訳+字幕編集」をすべてまとめた大変リーズナブルなプランとなっています。

字幕が入った動画の完成イメージが掴めるかと思いますので、ぜひ一度ご覧になってみてください。

https://www.trivector.co.jp/movie/result

まとめ

いかがでしょうか。動画初心者であっても動画の効果は高いことをご理解頂けたかと思います。さらに字幕翻訳をつけることでこれまでリーチできなかったクライアントにもアプローチすることができます。

また「字幕ってなんか大変そう」「コストかかりそう」「相談の仕方が分からない」などでお悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度弊社にお問い合わせください。

お問い合わせ

お見積から納品まで