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最初に知っておきたい iPhone / android アプリローカライズ時のポイント

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何事も初めて取り組む事業はトラブルがつきものです。とは言え、ビジネスであれば初めてであっても結果を出さなくてはいけません。開発担当者、マーケティング担当者にとって、それは「アプリの販売金額やダウンロード数」になります。

モバイルアプリ開発会社 必見!アプリのダウンロード数が増えれば収益が増える?

 

弊社では、多くのアプリ開発会社様のローカライズのお手伝いをしておりますが、その多くはこのようなお悩みをお持ちです。

「初めて自社アプリを翻訳するがどこに注意すればいいのか分からない」

「アプリローカライズをするのに最初に何を準備すればいいのか」

これらは重要な問題であるかのように見えますが、実際にはもっと本質的な部分を見落としている場合が多いのです。

「盲点」は元の言語

結論から言うと、「元の言語」が最重要だという事です。はじめから海外展開を見込んでいるアプリなら、開発段階ではなく設計段階から仕様や要件に入れておくべき項目と言っても差し支えありません。元の言語の品質が非常に重要です。

翻訳する場面をイメージする

こんなシーンを想像してみてください。

上司から誰かが書いた簡単な英文を明日までに日本語に訳しておくようにいわれた。ほかの業務の合間を縫って日本語にし始めたはいいが、妙に冗長になってしまったり、うまい日本語が出てこない。読めば意味は分からなくはないけれど、もう少し上手な表現があるのではないか・・・。

実はこれがまさに「翻訳の試行錯誤」なのです。友達に頼まれた英文だから何となく意味が分かればいい、ということではありません。上司に指示された「仕事」で、適当なことはできません。それを使う場面も自分でも分かっていて、そのドキュメントがどのくらいの影響があるかも想像できるからです。

ここで悩みの種となるのは「言いたいことは頭では分かるけれど、それを適切に表現する言葉を見つけられない」という状況です。

言語の本質が違う

最も重要なのは、「元の言語の品質は一定のものであり信頼できるものか」ということです。つまりそれは、言語の性質・本質の違いに初めて気がつくということです。具体例で考えてみましょう。

アプリローカライズでもっとも多い日本語⇔英語のケースで考えてみます。

言語の性質(文法や表現等)上、基本的に日本語から英語に翻訳すると、日本語原文より英文の方が長くなる傾向にあります。おおよそ、その長さは、日本語1に対して、英語が1.5~2倍になると言われています。

当然ながら、翻訳した文章を日本語のUIの枠の中に収めるには工夫が必要になります。しかし、ほとんどの開発担当者は、なぜか日本語原文とほとんど同じ長さをイメージしているために、アプリローカライズの段になって「英文が収まりきらない」という事態に直面するのです。

言語が違うという事は文法が違うという事です。それは大きく言えば、歴史や文化が違うのです。だからこそ異なる言語がそれぞれ発達しているのですが、そこまで考慮されていないアプリが多いのもまた事実です。

例えば日本語で「確認」という文章があるとした場合、英語では、誰が動作しているかによって、「Read」「Check」「Confirm」等、複数の動詞が当てはまります。つまり日本語版では、アプリ中では「確認」のみとなりますが、英語版の場合、使用箇所によって「Check」の時もあれば「Confirm」の時もあるのです。(もちろん、UIメニューなどで使用される場合には、あらかじめひとつの単語に合わせておかなければなりません)

開発担当者から見ると、英語版は文言が「統一されていない」ように見え、困惑してしまいます(英語圏人は揃っていないと感じる人は少ないようです)。

さらに、「主語」や「所有格」を表す「私」や「私の」等は、日本語では省けますが、英語も同じように省いてしまうと、英文の本質が変わってしまったりします。

日本語と英語では、言語の性質・本質がまるで違うというのがご理解いただけるでしょうか。

翻訳を「意識」して元の言語を作成する

学生時代に言語学を学んでいる場合は別にして、初めてのローカライズ作業前に、言語の性質・本質の違いを完全に理解し、開発・設計することはまず不可能です。しかし、「意識」することはできるはずです。

「英語の方が長くなる傾向にある」と知っていて日本語版を設計する場合とそうでない場合とでは、アプリローカライズ時にかかる負荷がかなり変わってしまいます。

当然ながら後者は、成り行きで対応しなくてはならないため翻訳を何度もやり直したり、最悪、日本語版を修正したりといった余計な作業が発生してしまいます。

どんな仕事も最初から上手く行くわけではありません。「失敗は成功のもと」といいますが、まずは開発担当者自身が身を持って元の言語の重要性を理解し体験するのは外す事のできないプロセスです。机上の空論ではなくやってみないと理解できないポイントも多くありますから、「意識」しながらも、アプリのローカライズに取り組む姿勢が重要です。

ローカライズ作業者選定の重要性

また、実際に作業をするローカライズ作業者の選定は慎重に行う必要があります。

なぜなら、アプリローカライズ作業というのは、開発担当者と翻訳者が、アプリの動作や文言の意味などを慎重に協議して訳語・訳文の調整を行うべきものであり、こういった点をしっかりと理解し協力してくれる翻訳者(翻訳会社)を選定しなくてはならないからです。「翻訳して終わり」という対応では、まずローカライズ作業は成功しないと言えます。パートナーシップに則って共に作り上げていく姿勢が何よりも求められます。

アプリローカライズ成功事例

弊社にてアプリのローカライズをさせていただきました事例のひとつをご覧ください。

アマネファクトリー株式会社様

まとめ

なぜ何度も「原文が大切」だというお話をするかといえば、翻訳は基本的に元の言語以上の品質を作ることができないからです。まったくのゼロベースで文章を書けるのはあくまでライティングであり、翻訳は異なります。原文があるからこその制約や考え方があり、その条件の中でどうやって伝わる文章を作っていくのかが求められています。

ぜひこの点を意識しながら、素晴らしいアプリの開発を進めていただければローカライズ作業もスムースになり、貴社のビジネスへ好影響を与える事ができるでしょう。

翻訳・通訳・ローカライズ全般のお問い合わせ

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美術館向け外国人観光客(インバウンド)対策サービスのご案内

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インバウンド産業の中でも観光施設として重要な位置を占めるのが美術館、博物館です。弊社ではこのミュージアム向けのインバウンド対策サービスを積極的にご提案していますが、その理由や想いをお伝えします。

日本の美術館を取り巻く状況

広くアートやミュージアム等に関わる人は、「世界中から観光客が日本にやってきて、そして自分たちの美術館を訪れてくれる。そしてその人たちに日本の文化や伝統の素晴らしさを伝えたい」という想いを持っているのではないでしょうか。この想いのない人というのはいないと思います。

では、そのために具体的に何をすればいいのでしょうか?

具体的な行動が分からなければ、ただの希望で終わってしまいます。私たちはそれではいけないと考えています。具体的に何をするかを考えるために、まずはここ5年ほどのスパンで美術館を取り巻く状況を分析してみましょう。

縮小する日本の美術市場

日本の美術市場は、およそ3,270億円程度といわれています。リーマンショックや東日本大震災などの影響などもあると言われていますが、いずれにせよ縮小傾向にあるのは間違いありません。

東京オリンピック・パラリンピック開催

2020年 東京オリンピックが開催されます。それに伴い、外国人観光客数も毎年増加しています。2020年には4,000万人、2030年には 6,000万人の外国人観光客を目指すと公言しています。

このオリンピックも追い風となり、ミュージアムをはじめとした観光施設にも多くの外国人観光客がやってくることが予想されます。

COOL JAPAN から VISIT JAPAN へ

フランスをはじめとして、海外では日本のマンガやアニメなどのサブカルチャー文化は依然として根強い人気がありますが、海外ではアニメやマンガだけが人気なのでしょうか?

決してそんなことはありません。海外で活躍する日本の現代アーティストも多く存在しています。それは外国人からすれば自国にいても触れることができる「日本文化」なのです。

そしてより詳しく日本を知りたいと考えたとき、外国人観光客はCOOL JAPAN から VISIT JAPAN へとシフトします。

東京オリンピック以降は?

オリンピックは長い準備期間を経て、大会自体は数ヶ月で終了します。

では、その後は外国人観光客は激減するのでしょうか?もし色々な企業や施設、自治体が「オリンピックがあるからお金をかけて準備しよう」と考えているなら、観光客数が減ってしまえばその後は想像もしたくないはずです。いわゆる「オリンピック特需」で終わってしまうのでしょうか。

ミュージアムとして、そう考えるのは妥当ではありません。

極端な表現ですが、「東京オリンピックがあってもなくても、外国人観光客対策を粛々と進めておく」ことが大切なのです。

2020年 東京オリンピックを第一の目的としてしまうと、それが終了した途端に目標を失ってしまいます。

このように、日本全国のミュージアムを取り巻く状況というのは決して楽観視だけではいけませんが、これらは適切な目標設定と適切な打ち手を続けていけば、むしろ美術館や博物館にとっては追い風となるでしょう。

「世界から愛される美術館」になるためには

では、どうすれば東京オリンピック以降も外国人観光客がやってきて、彼らがリピーターとなってくれるのでしょうか?

まず最初に大切なのは、「どんな美術館を目指すか」ということです。

日本には歴史や伝統のある美術館、新設の美術館、一風変わった美術館など様々なスタイルの美術館があります。しかし、どの美術館もこの想いは同じでしょう。

「世界中から観光客が日本にやってきて、そして自分たちの美術館を訪れてくれる。それによって日本の素晴らしさを伝えたい」

これはつまりフランスのルーブル美術館のように「世界中から愛される美術館」になることです。なぜなら世界中から愛される美術館は、同時に「日本人にも愛される美術館」であるはずだからです。

私たちはそのための方法やプロセスを共に考え、共に実行していきたいと考えています。

私たちの想いと私たちができること

私たちは「大切な想いをつなぐ」という経営理念のもと、美術に関わる方々の「想い」を理解し、相手に伝え、そして未来へとつないでいくお手伝いをしております。

経営理念

美術館様の作品解説やガイドブック、表示案内、また動画の字幕翻訳、ギャラリートークなどをお手伝いするのは、私たちも「日本の伝統、美術の素晴らしさを正しく伝え、未来へと想いをつなぎたい」と考えているからです。

そしてそのためにも適切なインバウンド対策をご提供しています。具体的なインバウンド対策サービスについては以下のページをご覧ください。

こんなお客様に向いています

本サービスプランは、ミュージアムの大小問わず様々なお悩みに対応いたします。

「そもそも外国人観光客への対策が必要なの?」

「自分たちで進めているが今のやり方があっているのかどうか不安だ」

「具体的に検討していることがある」

「インバウンド対策はしないといけないと感じているが、何からはじめればいいのかわからない」

なお、現在はコンサルティングプランもご用意しておりますのでお気軽にお問い合わせください。

ミュージアム専門 インバウンド コンサルティングプラン

インバウンド対策 導入事例:紙の博物館様

まとめ

日本の美術館は海外の美術館と比較して多くの予算があるわけでもありません。また、「観光立国」という考え方もまだまだ新しいため、本腰を入れて(資本等)色々な事を一気に準備する事は難しい状況にあります。

しかし、オリンピックをひとつのピークとして、外国人観光客は続々と来日しています。国が、政府がという前にまず自分たちでできることから始めていく事が重要なのです。

私たちはそのためのサポートをし、外国人観光客が増加しても日本の美術を楽しんでいただき、そして後ろ髪をひかれながら帰国し、「また来たい」と思ってもらえるような美術館を目指すお手伝いができたらと考えています。

そして私たちは、今回翻訳や通訳のみならず、「集客」からのサービス提供をすることで、美術館様にとってワンストップで相談、依頼できる体制を整えました。

ぜひこの機会に「世界から愛される美術館」への道のりを目指してみてはいかがでしょうか。

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ご相談内容から分かる「失敗しない翻訳サービス」とは

お客様から弊社に寄せられる多くのご相談

弊社では、これまで延べ500社以上の外資系企業様や日本企業様とのお取引をさせていただきました。 その中で、お客様からご相談される内容というものは実に多岐に渡っています。

  • ITやエレクトロニクス、CAE 分野などで発生する大量のマニュアルの翻訳
  • ソフトウェアのローカライズ
  • 企業に必須の Web サイトのローカライズ
  • 海外市場向けの商品カタログの多言語翻訳
  • 大学や研究機関における論文やアブストラクトの翻訳
  • 法律分野での契約書の翻訳
  • 金融分野での決算報告書や短信などの翻訳
  • 環境エネルギー分野の各種報告書の翻訳
  • 美術やアート分野のプロフィールや作品プレート、解説書の翻訳
  • 翻訳後の DTP 作業や Web サイト作成や管理
  • ホワイトペーパーやデータシート、スペックシート、プレスリリースなどの翻訳
  • 動画(字幕)の翻訳や映像・動画制作
  • 導入事例の制作

ところが、その中でも共通したお悩みというのは、何年経っても不変なものもあれば、技術進歩とともに変化するものもありました。例えば、以下のようなお悩みです。

専門用語や技術用語は適切に翻訳してもらえるのか?」

「自社でローカライズを行なったが、適切な人材がいない、ノウハウもないためにどうすればいいか分からない」

「社内翻訳者だと日本人が行なうため、正しく翻訳できているかどうか分からないので品質評価できない」

「多忙のため、社員に翻訳作業を割り当てるのが難しい」

「毎回品質がバラバラで、継続的に一定の品質の翻訳を出してくれる会社がないので困っている」

「急遽、大量のマニュアルの日本語化が必要になった」

「Webサイトコンテンツの大量のローカライズ(英日)が必要だった。本社からは低価格の中国の翻訳サービス(MLV)を使うように言われていたが、品質が劣悪でその修正のために多大な人件費がかかる」

「用語集がないので品質がバラバラ。管理方法が分からない」

「いま発注している翻訳会社の品質がよくない」

「初めて依頼するとき、どこに頼めばいいのか分からない。どれも同じように見える」

 いかがでしょうか。主に品質に関連するお悩みがやはり多く、それは言い換えれば何年経っても、品質を気にしているお客様が多いということが分かります。

現在は、多くの機械翻訳サービスや安価な翻訳サービスがあります。そういうものを利用する中で、上記のような「品質や技術」に関するお悩みが多くなってきていると感じています。

そこで今回、弊社ではこれらのお客様のお悩みを体系化し、そしてそのお悩みについて弊社ではどのように解決できるのか、またどういった判断基準をもって翻訳サービスを依頼すればうまくいくのか、またそのきっかけやヒントを探るべくアンケート調査を行ないました。

アンケートから見えてくるお悩み事への解決策のひとつとして、ご参考になれば幸いです。

既存のお客様へのアンケート実施

今回、弊社では既存のお客様に対し、以下の 5つの項目においてアンケートを実施しました。

第1回目では全体の20%ほどのお客様がご回答くださいました。(有効回答率20%程度)

Q1. トライベクトルの翻訳・ローカライズサービスを利用する前にどんなことで悩んでいましたか?

  1. 翻訳の品質・技術:48%
  2. 翻訳の金額:14%
  3. 翻訳の納期:10%
  4. 翻訳の実績:10%
  5. 会社の対応:7%
  6. キャパシティ:4%
  7. その他:7%

Q1 を考察してみると圧倒的に「品質・技術」という答えが多かったのが特徴的です。

これは何を意味するのかと言えば、翻訳を依頼するのにお客様は「品質が悪ければ意味がない」と考えているということです。

また弊社へご依頼いただくお客様の約50%が、「翻訳の品質や Web サイトやソフトウェアローカライズ、DTP といった翻訳プロセスの前後に関わる技術も重視している」ということもわかります。

では品質とは何か?技術とは何でしょうか?

「良い品質とは」にも記載していますが、品質とは「お客様が求める状態」のことです。 お客様がお求めになる品質にお応えするには、綿密なコミュニケーションが欠かせません。

翻訳、ローカライズの品質とは

  • どういった訳文に仕上げたいのか?
  • ターゲットの読者は誰なのか?
  • 作業範囲は翻訳だけでいいのか?Web サイトに掲載するのか?DTP も行なうのか?
  • 参考資料はあるのか?信頼できる資料なのか?
  • 希望する納期はいつなのか?そのために何ができるのか?
  • 予算はどのくらいなのか?コストを抑える方法を考えられるのか?

このように事前にしっかりとヒアリングすることで、お客様のご発注前の不安を極限まで減らしています。

お客様がご発注前に不安だったことの一部をご紹介します。

「技術文章(セキュリティ用語)がお客様に満足いただけるレベルなのか、こちらのスケジュールに合わせることができるのかが不安でした。」(Kさま )

「アプリケーションのローカライズを自社で実施していましたが、英語に習熟した人材がおらず、翻訳結果の品質が悪いのではないかと懸念していました。」(Nさま)

「貿易実務に精通されたプロフェッショナル翻訳者を探しておりました。」(Kさま)

「社内での翻訳を行っていたが、日本人が翻訳しており、確認を行う人もいなかったため、正しく翻訳できているかわからなかった。社員に翻訳の工数を割り当てるのが難しく、翻訳自体が滞っていた。」(Kさま)

「限られた予算ながら、Webサイトコンテンツの大量のローカライズ(英日)が必要だった。本社からは低価格な中国の翻訳サービスを使うように言われていたが、品質が劣悪でその修正のために多大な人件費がかかっていた。」(Sさま)

巷に多く溢れるさまざまな翻訳・ローカライズサービスですが、機械翻訳や自動翻訳システムも、海外ローカライズベンダーによる翻訳サービスもメリットはあります。

翻訳の功と罪

機械翻訳(自動翻訳)と翻訳支援ツール

しかしながら、弊社のお客様の場合には、そのメリット以外に、「翻訳の品質」をより一層重視されていることを伺うことができました。

Q2. 何がきっかけで弊社のサービスを知りましたか?

  1. 友人・知人の紹介:39%
  2. Webサイト検索:39%
  3. 電話:9%
  4. DM:9%
  5. その他:4%

Q2 では意外な結果がわかりました。「友人、知人の紹介」が同率1位で多く、Webサイトで検索していただくお客様と同じ割合でした。 アンケートの有効回答率が20%程度でしたので、回答数が増えれば紹介の割合は下がるのかも知れません。

とはいえ、このように多くのお客様がご友人や知人の方にご紹介していただいているという事実が明白になったのは初めてのことで、弊社としても大変ありがたく、また日々の振る舞いが高く評価されているという自負を持てるようになりました。

この友人、知人の中には、グローバル企業であれば本社-支社の紹介だったり、同じ職業同士のご紹介だったり(「どこかいい翻訳会社知らない?」のような)しています。また、大学の研究室やセミナールといった場でも、学生さん同士のご紹介や先生からのお薦めの翻訳会社として、弊社をご案内いただいているという結果もありました。

どんなビジネスでもそうですが、新規顧客の獲得コストはそれ相応にかかるとされています。それよりもすでにお取引のあるお客様から「トライベクトルなら大丈夫」と自信を持ってご紹介していただけるというのは、営業戦略的にも大変有効な手段であると言えます。

もちろん、それにあぐらをかくのではなく、日々の自分たちの行動が大切であることは言うまでもありません。 また Web サイトでの検索では、やはり多くの企業と同じく、Yahoo や Bing よりも Google での検索が多いという結果が見られました。

Q3. 弊社のサービスを知ってすぐに依頼しましたか?しなかったとしたら何故ですか?

  1. すぐに依頼した:71%
  2. すぐに依頼しなかった:29%

Q3 については、お客様側のご事情(予算や原稿の確定時期など)によってバラツキが見られました。 しかし概ね1ヶ月~2ヶ月の間には結論を出して依頼するかしないかを決めているようです。やはり弊社のお客様の場合、サービスの品質を重視される方が多いので、「事前にきちんと調べて検討する」というプロセスを踏んでいらっしゃるのがよくわかります。

特に翻訳サービスの性質上、仕様や条件などを曖昧にしたままスタートしてしまうと、大抵の場合は、望むような品質にならなかったり、あとから大量に修正が発生してしまいます。

翻訳の見積もりに必要な6つのポイント

以前にこれらの経験をしているからか、もしくは組織的に準備を行なって進めることがしっかりとルール化されているかは不明ですが、翻訳という仕事に対して一定の理解を示していただき、またパートナーシップをベースにお仕事をしようというお考えをお持ちのお客様だからこそ、金額以上のパフォーマンス(翻訳の品質等)を得られるのだと推測します。

「翻訳なんて誰がやっても一緒」だが、誰もが「言葉に魂を込めている」ものを求めている

「とにかく早く、とにかく安く」という場合には(弊社でももちろん努力はしますが)翻訳者の頭数だけを増やして対応すれば、どうしてもいつものような品質を維持できない、またコスト重視の場合には、トップクラスの翻訳者をアサインする事ができなかったりするのも事実です。

このあたりは、弊社の経営理念やミッションとも密接に関わってきますが、高いリピート率をいただくのも、目の前の仕事を丁寧にこなし、お客様にしっかりとご提供しているからではないかと判断しました。

経営理念

Q4. 何が決め手となってトライベクトルに発注しましたか?

  1. 翻訳の金額:28%
  2. 会社の対応:28%
  3. 翻訳の品質・技術:21%
  4. 翻訳の納期:10%
  5. 翻訳の実績:10%
  6. その他:3%

Q4 では、他社様を含めて色々とご検討いただいた中での発注する要因です。企業でも個人でも金額というのは大変重要なファクターなので、これ自体は弊社特有のものではないと考えます。

もちろんコストダウンの努力も行なっていますし、翻訳だけのご発注なのか、その前後の工程も含めてのご発注なのか、また、他社様との相対的な比較の結果なのか(競合するのは毎回同じではない)、これだけでは真に理解することはできませんが、いずれにせよ、弊社がご提示する金額というのは、「結果的にかなりコストパフォーマンスが良い」と感じていただけるようです。(詳細については後述します)

また他社様と比較ができない弊社独自の強みとして、「対応」が挙げられています。 これはお客様のお言葉を借りれば、以下のようになります。

「とにかく、対応が早い。まるで弊社のために待機してくれていたのかと思う位。翻訳に関しては精度が高く、グロッサリの管理も良いのだと思いますが、頼めば頼む程精度が上がってくるのも良い点です。翻訳処理速度も平均以上だと思いますが、細かい要求にも対応してくれ、状況に応じた形での納品もしてくれます。」(Sさん)

「パッケージだったので、作業工程や期間が相談しながら進めやすかったです。ビデオの仕上がりにも満足でした。」(Mさん)

「価格と担当の方の営業姿勢」(Kさん)

「最初の翻訳で、迅速な対応と、期限通りに対応して頂いたこと。結果的にではありますが、費用的にも良かったです。」(Kさん)

「柔軟な対応です。最終的には御社の翻訳レベルがお客様が考えるレベルを満たしていたため、 結果的にお願いすることにはなりませんでしたが、翻訳後のお客様へ同席いただき 翻訳内容に関する表現修正のお願いについても、ご相談したところ可能だった点。」(Kさん)

「当社のようなIT分野でしかもネットワーク技術分野というかなり特化した領域で通用している言葉、ニュアンスなどを当社のブランディングと合わせつつ、表現していかねばなりません。その際感覚的な点も含めてご理解いただいている翻訳パートナーであることは心強く、それが決め手となったものと思います。」(Mさん)

「依頼内容をいま考えられる最大のパフォーマンスで対応するという姿勢だと思います。 御社は、言われたことだけを行う翻訳作業者という印象は最後まで受けませんでした。営業担当の方や翻訳担当者の方も含め、我々と一緒にお客様の案件を成功させよう!満足してもらおう!という一体感がありました。」

また弊社の導入事例でも上記と同様のコメントをいただいております。

導入事例(日本ネティーザ様):「トライベクトルは、いろいろなお願いに非常に柔軟に対応してもらえる会社です。要求に100%応えてもらえない場合でも代替案を提示してくれたりと、何とかしたいという気持ちが伝わってくるし、実際にできる範囲でベストの対応をしていただいているので大変満足しています。

導入事例(日本聖書協会様):「大きな翻訳会社さんも数多くある中、我々と規模感が合っていて、しかもこれだけの仕事をする会社というのは驚きです。我々からの問いかけにはパッと応答があるし、疑問点への回答も早いし、安心感がありました。翻訳の品質、価格、スケジュールそしてそれを統括するプロジェクト管理能力すべてにおいて付き合いやすく、満足しています。 仕事を誠実にバランスよく進めようとしているのが、よく伝わってきます。」

このように、翻訳の品質は重視しているものの、実際に弊社と取引を行なっていただく際に、もうひとつの重要な要素である「対応」が安心できる、しっかりしているというのは、目に見えない要素ではありますが、初めてご発注するお客様や漠然としたお悩みをお持ちのお客様にとっては、大変安心できるものではないかと思います。

Q5. トライベクトルにご依頼いただき、よかった点やご期待を上回っていた点などございましたら、ご記入ください。

  1. 翻訳の品質・技術:43%
  2. 会社の対応:32%
  3. 翻訳の金額:11%
  4. 翻訳の納期:7%
  5. パッケージなど:7%

Q5 についてはかなり様々なご意見をいただきました。品質についてお困りのお客様が多いため、その点については、多少なりともご満足いただけただろうかと自負しております。

またお客様の「対応が良い」というのは、仕事を進めていく上でとても大切な要素であり、高いご評価をいただきました。 翻訳料金については、他社様との相対的な比較ではありながらもリーズナブルと感じていただき、さらに翻訳の品質との兼ね合いで「全体のコストパフォーマンスが高い」という結論を出されているようです。

「相変わらずの対応の良さと、それに加え、翻訳のクオリティの良さも気に入ってます。また、翻訳以外にも色々な事をされているようで、マーケティング活動をする上で、大変助かっております。 今後もお客様からの信頼を落とさず、頑張って頂きたいと思います。」(Sさん)

「自社で行なうよりも、高品質なローカライズ作業を行なうことができました。」(Nさん)

「やはりネイティブの翻訳は上手い。チェッカーの直しも的確だと思います。また、翻訳者とチェッカーの連携がよく、いざというときに相談して進めていただけたのは非常に助かりました。」(Hさん)

「論文の翻訳を依頼しました。論文を読む側としては文章の巧拙より論理の忠実性が大事になりますが、その点について不満は全くありません。」(Fさん)

「マニュアルの翻訳ということを理解されたわかりやすい英語でよかったと感じています。」(Kさん)

「1.期待以上の翻訳の質でそのまま、使用することができました。
2.納期も契約通りで、途中経過の報告もお願いし、その都度、報告があり、安心して待っていることができ、当方で受け取った後の作業にスムーズに移管できました。」(Tさん)

「専門的で、しかも日本人が書いたつたない英文を、ほぼ意図通りに日本語化してもらえたことに少し驚いています。サービスを利用する前は、上がってきた翻訳をまた見直して結構な量の訂正が必要だろうな、と、正直思っていました。ところが、その予想は外れ、期待を大きく上回る仕上がりでした。訂正が必要な個所が無かったわけではありませんが、その作業は楽なものでした。」(Iさん)

アンケートまとめ

以上のように、今回アンケートを実施して分かったことは、弊社のお客様は決して安さだけでもなく、また品質だけでもなく、スピードだけを求めているのではないということ。 さらには、環境エネルギー分野や CAE 分野、美術、アート分野などの専門分野の高度な翻訳にとどまらず、企業のマーケティング活動(Web サイトや導入事例の制作、動画制作や字幕編集)をも含めた形でご評価いただいているということです。

  • 翻訳の品質を今以上に良くしたい
  • そうはいっても翻訳コストはできるだけ(質を落とさない程度に)抑えたい
  • 納期が気になる
  • 翻訳だけでなく、Web や印刷、マーケティング活動に関してまとめて相談にのってくれるところがほしい
  • 専門的な分野の翻訳をしてほしい

このようなお客様のご不安に対して、弊社がご提供するコミュニケーション事業の翻訳・ローカライズサービスがマッチするのではないかと思います。 つまりこれらを一言で言うなら、

と言えるのではないでしょうか。

弊社は、これからもお取引にあたり、以下のサービスをお届けすることをお約束します。

  • 「安かろう悪かろう」になる翻訳は行ないません。
  • スピードだけで品質が疎かになるような翻訳は行ないません。
  • パートナーシップに基づいて、貴社がビジネスで成功するためのコミュニケーションのお手伝いをいたします。
  • 貴社にとってより良いサービス、より良い提案があれば、積極的にご案内いたします。
  • お客様のマーケティング活動を全力でサポートし、どんなことでもご相談いただけるようになります。

いかがでしたでしょうか。今回のアンケート実施では、その取得から分析に至るプロセスで実に多くの気づきがあり、私たちも改めて自分たちの強みを自覚し、また気を引き締める思いです。

今後は皆様からいただいたお言葉を大切に、そして弊社の経営理念やコミュニケーションを大切に考えるお客様に対して、弊社の翻訳サービスをお届けしたいと思います。

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