月別アーカイブ: 2017年4月

【満員御礼】翻訳の専門学校 フェローアカデミー様で「アート翻訳」の講座を行います

翻訳の専門学校「フェローアカデミー」様にて、「日英アート翻訳」について短期集中講座を担当させていただくことになりました。

※4月14日に募集開始しましたが、4月17日時点ですでにキャンセル待ちになっているそうですので、大変申し訳ありませんが、詳細についてはフェローアカデミー様にお問い合わせください。

※おかげさまで盛況のうちに終了いたしました。開催後レポートについては以下をご覧ください。

「アート翻訳」講座を終了いたしました。

短期集中講座 スペシャルプログラム

今、美術がアツイ! インバウンドに欠かせないアート分野の翻訳を学ぶ

http://www.fellow-academy.com/fellow/pages/school/short/SPJT2.jsp

インバウンド、特に観光施設の雄である美術館や博物館には、多くの外国人観光客が押し寄せています。爆買いブームもひと段落し、モノからコトへのシフトが加速している中で、今後さらにミュージアムの役割は大きくなると考えられます。

弊社では、5年前からミュージアム専門として美術・アート翻訳サービスを行っております。

徐々に日本全国のミュージアムの皆様からお問い合わせをいただくようになり、大規模館や中小規模館の展覧会の翻訳などを手掛けるようになっております。

また、ミュージアムでは翻訳のみならず様々なインバウンドサービスが求められており、弊社では現在翻訳を含め、以下の15のサービスをご提供しております。

 

本講座では、アート分野の翻訳という観点から、またミュージアムという現場において、どんな翻訳が求められているのかなど実際の現場からお伝えいたします。

定員16名ということですが、ハイペースでお申し込みをいただいているようですので、ご興味をお持ちの方はぜひお早めにお申し込みをお願いいいたします。

※弊社にお問い合わせ、お申し込みいただくことはできません。フェローアカデミー様のサイトからお申し込みください。


コンスタントに良い品質の訳文を手に入れるための 5 つのポイント

「いったいどうすれば継続的に良い翻訳を手に入れることができるのか」というのはグローバル企業の至上命題です。今回はこのテーマについて考えてみたいと思います。

そもそも「良い翻訳の定義」とは何か

まずはじめに、「良い翻訳」について理解をしなければなりません。なぜなら目指すゴールが違ってしまえば、自ずと辿るプロセスが変わってしまうからです。

弊社の場合では、良い翻訳とは「お客様が望んでいるものを得る状態」として定義しております。

翻訳・ローカライズの品質について

http://www.trivector.co.jp/knowledge/hinshitsu.html

この品質を得るために、具体的にどんな準備やステップが必要なのでしょうか。それぞれ解説します。

ポイント 1.  早めの案件の打診をする

すでに決まっている翻訳会社があるなら、できるだけ早めに連絡をしましょう。「いつ頃にどのくらいのボリュームの翻訳をお願いする」という情報を伝えることで、翻訳者のスケジュールも確認しやすくなります。

※ここで注意しておきたいのは、絶対に発注するとしながらも、突然キャンセルになったりする場合です。これを続けると翻訳会社も「どうせまたキャンセルになる」という風に感じますし、翻訳者のスケジュールを打診したり調整するようなことはなくなります。「オオカミ少年」にならないようにしましょう。

あくまで打診という形になりますが、それでも突然依頼が発生するよりは、あらかじめ先が見える状態であることは、翻訳会社にとっても翻訳者にとっても品質をコントロールしやすくなります。

ポイント 2.  用語集やスタイルガイドなどの資料の充実

参考資料も翻訳の品質を向上させ、良い翻訳を作るには当たり前と言えば当たり前です。しかし当たり前であるにも関わらず、意外と所有していなかったり、所有していても管理していなかったり、また部署ごとにバラバラだったりと、さまざまです。

翻訳に役に立つ参考資料とは

http://www.trivector.co.jp/knowledge/Reliability.html

用語集の構築運用、TM(Translation Memory)作成プラン

http://www.trivector.co.jp/service/yougo.html

決して簡単なことはありませんが、横断的に組織に共通の専門用語集やスタイルガイドを持つというのは、企業レベルをさらに上げることにもつながるブランディング効果がありますので取り組んでみてください。

ポイント 3.  長期的視点で取り組む

翻訳という作業を一度でも自分でしたことがある方ならご理解いただけるかと思いますが、翻訳というのは、実際の翻訳を行う作業者(翻訳者)と、チェックする側との共同作業でもあります。

つまり、(最低限の翻訳品質というものはあるという前提で)翻訳の経験をすることで徐々に貴社に合った翻訳品質に近づいていくということでもあります。

クセや好みを把握し、そこに向かって表現をブラッシュアップしていくというのは、大変難しい作業ですが、「良い翻訳」を作る上ではチャレンジしなければならないことでもあります。

そのためにも、長い目で取り組む(長期的な視点)というのはとても大切なことだと言えます。

翻訳カスタマイズサービス

http://www.trivector.co.jp/feature/custom.html

ポイント 4. フィードバックを行う

ポイント 3 とも関連しますが、「自分の訳文が最終的にどのように使われたのか」を知ることは翻訳者にとっても翻訳会社にとっても大変重要なステップです。

ネガティブなフィードバックもポジティブなフィードバックも訳文の変遷を見ることで、次の案件に対してより精度の高い対策が可能になります。

「訳文レビュー後にそのまま翻訳会社へ差し戻す」というところまでを一連のタスクとすると、翻訳の品質も加速度的に向上します。

翻訳・ローカライズのフィードバックの重要性

http://www.trivector.co.jp/knowledge/feedback.html

ポイント 5. リソースの選定

これは翻訳会社側での裁量も大きくなりますが、大前提として「得意な翻訳者をアサインする」ということが大切です。

弊社の場合、対象ドキュメントと異なる分野の翻訳者が対応することはありませんが、できるだけ得意な人をアサインするための事前情報や背景などがあると助かるのも事実です。

「翻訳者なら誰でもいい」ということは絶対にありえません。なぜなら「何でもできる翻訳者や翻訳会社」は存在しないからです。

得手不得手がある以上、それをしっかりと把握した上でアサインすることが大切(肝)であり、それこそが翻訳コーディネーション業務の重要な仕事のひとつだと言えます。だからこそ、その部分で安心できる翻訳会社かどうかを見極める目を持つ必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。冒頭でご説明したように、ひも解いてみれば「当たり前」のことばかりです。しかしながら、当たり前だからこそなかなか徹底できないのです。長期的に強固な品質を作り上げるには、やはり準備が欠かせません。そしてまたそれを継続するスキームも重要です。

「いったいどうすれば継続的に良い翻訳を手に入れることができるのか」という永遠のテーマに対し、何か大規模な取り組みがなければならない、というわけではありません。むしろ、日々のメンテナンスやコミュニケーションがベースとなっており、地道な活動からスタートすることをお薦めいたします。

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