字幕翻訳のルールについて 〜抑えておきたいポイント 3つ〜

字幕翻訳で必ず押さえておきたい 3つのポイント

動画の字幕翻訳では、テープ起こし、字幕翻訳、字幕編集の3つの工程があり、それぞれ確実に抑えておきたい3つのポイントがあります。

ここでは例として、「海外で制作された動画に対して日本語の字幕を入れる」という前提で解説します。既存の動画があれば、企画や撮影、編集など、ゼロから作り出す必要がないため、すぐに市場に展開できるというメリットがあります。

しかしその分、動画の内容を「しっかり伝わる文章として翻訳する」ことができないと意味不明な動画になってしまいます。今回はそのためのポイントを解説します。

ポイント1:「1秒間に4文字」を意識してできるだけ短く翻訳する

1つ目のポイントは、字幕を「1秒間に4文字までに収める」ことです。

これはほとんどの翻訳に言えることですが、英語をすべてそのまま日本語に翻訳してしまうと、日本語訳が長くなる傾向があります。原文よりも訳文が長くなる状態です。

しかし字幕翻訳の場合、そのまま長い訳文を使ってしまうと映像と文章のタイミングが合わなくなってしまいます。当然ながら映像の方が先に進んでしまい、字幕が追いつかなくなり読めなくなります。

中には、これをカバーするために、同時に字幕を3行、4行と表示させようとした場合、今度は、映像に対して字幕が多すぎるため、字幕を読み切ることもできない上に、肝心の映像を見ることができなくなります。

そして結局、この場合も視聴者が字幕を読みきれないうちに映像が切り替わってしまうことになります。

残念ながら、これでは字幕の意味を成しません。

そこで字幕翻訳では、「1秒間に4文字」という制約条件を設けています。これは映像の動き(セリフ)と字幕を一致させるための厳格なルールです。

つまり、あらかじめ翻訳作業の時点でこのルールに則って「1秒間に4文字」にして翻訳しなければ、字幕用の文章としては使えないということです。

例えば、10秒間の英語のナレーションがあるとします。この場合、翻訳に使用できる文字数は、「10秒×4文字=40文字」となります。

どんなに長い英語のナレーションであっても、40文字以内で表現しなければ、視聴者は読むことができないのです。

このルールに準拠せず、どんなに上手に翻訳したところで、結局のところ読まれない(読めない)ため、何の意味もないですし、むしろ読めない字幕を入れていくという迷惑極まりない行為になりかねません。

文字数制限がある場合、翻訳は途端に難しくなります。なぜなら限られた文字数の中でその意味をしっかりと伝えていかないといけないからです。

文字数に制限がある中で表現をしていくには、語彙の選択肢が豊富でなくてはなりません。字幕翻訳では、その内容を理解し、それを短い言葉で言い換える能力がより重要になるのです。

ポイント2:レビュー時にも訳文が長くならないようにチェックする

貴社にて訳文をレビューしていただく際にも、文章を長くする変更は行なわず、できるだけ短くなるように修正していただく必要があります。これは前述のように、長くなればなるほど(単純に)読めなくなるためです。

確かに、作り手側としては、いろいろな情報を伝えたくなりますが、実際には詰め込みすぎてまったく視聴者に伝わらないという厳然たる事実があるのです。

そのため、

「何がポイントなのか、この動画では何を言いたいのか、それを一言で言うなら?」

ということを意識して日本語を作成する必要があります。大切なのは、情報の取捨選択です。

実際に、翻訳したものを短くする例を見てみましょう。

example
※こちらはあくまで内容を理解するために分かりやすくした例です。実際の訳文とは異なります。

またナレーションを含むプレミアムプランの場合には、確定した訳文原稿にそってナレーション収録することになりますので、スクリプト(台本)を作成する際にはより一層の注意が必要です。

ポイント3:動画や映像データはできるだけ高い解像度のファイルを準備する

以下の表のように、動画の使用用途によって必要な画面サイズ(解像度)が異なります。Web や Youtube で使うのか、展示会などの大画面スクリーンで流すのか、それともタブレットやスマホで使用するのかなど、その目的によって最適な解像度が変わってしまいます。

Youtube や Web サイトで使うだけなら解像度は低くてもさほど大きな問題はありませんが、展示会などの大きなスクリーンで使う場合には、高い解像度のファイルを使用する必要があります。これは動画を再生したときに文字が粗くなったり、画像が見にくくなったりして、視聴者に良い印象を与えることができないからです。

 

アスペクト比(タテヨコ比)が16:9の場合
画面サイズ 主な使用用途
1920×1080 液晶モニタやテレビ。いわゆるフルハイビジョン。テレビはOKだが、ネットではあまり推奨できない。
1280×720 通常のネットでの推奨サイズ。
720×405 Youtubeなどの動画投稿サイト向け。
640×360 Youtubeなどの動画投稿サイト向け。

 

 

アスペクト比(タテヨコ比)が4:3の場合
画面サイズ 主な使用用途
1024×768 PCモニタや、ブラウン管のテレビサイズ。
640×480 従来の一般的な画面サイズ。
320×240 小さめの画面サイズ。

 

上記のように使用用途を把握しておかないと、ユーザフレンドリーな動画にはなりません。

なぜなら貴社ビジネスにおいて、動画の位置づけとして「動画に字幕をつける」ことはただの手段であり、重要なのは「動画を使って問い合わせ(リード)を獲得したり、相手にメッセージを伝えたりする」ことが目的のはずだからです。

はっきり言えば、その目的を達成できない動画なら字幕翻訳の意味はありません。

目的を履き違えることなく、正しい理解で字幕翻訳を行うことをお勧めいたします。

 

トライベクトルの字幕翻訳プランについて

字幕翻訳サービスは一朝一夕でできるものではありません。
動画制作、映像制作をゼロから作ることができ、その経験とノウハウがあるからこそ、字幕をスピーディに編集することができるのです。

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