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「品質と価格は比例する」と言い切ったお客様の話

ある外資系企業のお客様がおっしゃっていました。

「私は品質と価格は比例すると思っています。だから価格が上がるのは問題ありません」

という発言をされました。(それまでの文脈は割愛)

もちろんですが、その通りと感じましたが、こういったことをなかなか面と向かって言うことも少ないのではないでしょうか。

また、実際にはそれが分かっていても実行できないケースや状況が(残念ながら)存在するのも事実でしょう。「そんなことは綺麗ごとだ」という意見もあります。

それでもハッキリと断定したこのご担当者様には、ご自身のお仕事に対する非常に強いポリシーを感じましたし、弊社をパートナーとして見ていただいているのだという良い意味でのプレッシャーを受けました。とにかく安ければいいという風潮もある中で、実際には胸が熱くなるようなシーンもありました。このお客様の言葉をお借りして、品質が高ければ価格が高いのは当然であること、またその逆も然りであることを改めて考えてみたいと思います。

「品質」とは何か

価格が品質によって決まるとするならば、まず先に「品質の定義」が必要となります。

※すべての業界、すべての企業で品質の定義をしているでしょうから、その解釈には多くのパターンがあると考えられます。

弊社の場合、品質とは、お客様が「望んでいるとおりのものを得る」状態のことを指しており、以下のコンテンツでより詳細の説明(定義)をしておりますのでご確認ください。

翻訳、ローカライズの品質とは

さらに、これらの品質を確保するために弊社では「良い品質の翻訳とは」というページも作成、公開しておりますので合わせてご覧ください。

トライベクトルが考える「良い翻訳」とは|翻訳会社トライベクトル

※「品質」は訳文だけの話ではなく、対応品質なども含まれています。

※今回のご担当者様の発言は、この「ご担当者様がご希望のモノやサービス」通りに、または「希望以上のモノやサービス」をお届けしたあとのご感想です。

「価格」よりも「価値」を考える

品質が高ければ後から価格があがりますということを言いたい訳ではありません。またそういうケースはかなりレアでしょう(詳細は伏せますが、今回はそういうことが可能なお仕事だったというだけ)。

よく「価格」ではなく「価値」を考えなさいと言われます。価値とは何でしょうか。あまり難しく考えるよりも、自分がモノやサービスを購入することを想像してみます。

モノやサービスを購入する決断をするときには価格を見ます。しかし、価格を見る以上に見ているものがあります。

「価格に納得できるとき」というのは、「これを買ったら自分の課題や悩みが解決できるかも」と思うときです。価格の向こう側にある「自分が得られる価値」を想像するのです。

そして実際にそれが解決したら「ああ、良い買い物をした」と思うのです。逆に「期待外れ」だった場合には二度と購入されることはありません。

つまり、買い手にとっては「そのモノやサービスの価値を見出すことが大切」ということですし、売り手にとっては正しく価値を伝えることが大事になってきます。

「迷う理由が値段なら買え、買う理由が金額ならやめとけ」

という言葉もあります。つまり、値段(価格)を基準にして判断してはいけないという意味です。「安いから買う、高いから買わない」のではなく、「自社にとって価値があるかどうか=自社が課題解決できるかどうか」が基準であるべきということでしょう。

「品質=お客様にとっての価値が高い=課題解決できる」であるならそれは当然買うし、(仮に高かったとしても)買いますということです。これは誰しも経験があるでしょう。

価格を考えるのではなく価値を考えるというのはこういうことです。

「品質が高い」は「価値が高い」

このように考えると、「品質が高い」という言葉は「お客様にとっての価値が高い」という意味になります。例えば、これを無視して「自分が作ったものは最高だ」と言ったところで、それはビジネスではあまり意味がありません。

ビジネスにおけるプロフェッショナルは、お客さまの課題をしっかりとヒアリングし、それについての改善案を提案し、共に伴走する人のことです。

医者ならばきちんと患者さんの病状を把握し、できる限り相手に負担をかけず、時には激励したり、寄り添ったりしながら最適と思われる治療方針を出し、伴走していくのと同じでしょう。

腹痛を訴えている患者さんに何も確認せずに「この薬を飲みなさい」という医者はいません。しっかりと相手の話を聞き、かつプロとしての視点から改善方法を模索しつつ、提案を繰り返していくからこそ患者さんは安心して任せることができるのです。もちろん、病状からの回復が最大の価値であることは言うまでもありませんが、そこに価値があるのです。

今回の外資系企業の担当者様はこれらの基本的な、でもとても大切な構造をしっかりと理解した上で発言をされていらっしゃいました。だからこそ非常に納得感が強かったわけです。

「価値」はどういう人や企業と付き合うかの基準にもなる

一転して、数年前にこのような記事を書きました。

「翻訳なんて誰がやっても一緒」だが、誰もが「言葉に魂を込めている」ものを求めている

こちらのエピソードも大変驚いたのでよく覚えていますが、今回の担当者さんは、この記事に登場する部長さんとはまったく真逆の発想だと言えます。

ただ、よく考えると要求水準は今回のお客様のほうが高いのです。

なぜなら「私たちが要求する品質のものを出してください。それができれば価格が上がるのは問題ないが、逆にその品質が出せないのなら価格は下がりますよ」と言っているのと同じことだからです。またもっと言えば「価値がないなら取引自体がありませんよ」ということでしょう。

(もしかしたら、一見厳しそうに見えた以前のお客様の方が「翻訳なんて誰がやっても一緒」と思っている分、品質への評価基準がブレている可能性があるため、あまり細かいことを言わないのかもしれません)

いずれにせよ、弊社の提供する言語サービスについてある一定の価値を見出してくださっているお客様である以上、弊社も毎回真剣勝負でお仕事をしています。

重要なのは「価格優先なのか、価値優先なのか、それは担当者 個人としての考えなのか、企業としての考えなのか」といった様々な要素がある中で、「何を課題として持っていて、どういう解決策がお客様にとってベストなのだろうか」ということをもっと真剣に考え、提案しなければならないですし、こういった考え方を持つためには、そもそも自分たちが何を大切にしたいと思っているのか、どう有りたいと思っているのかといった根本の思想が問われているのだということです。

どういった企業と取引をするのか/付き合っていくのかは、まさにこの部分(価値基準)に根差すものであるべきです。そうでなければ「翻訳なんて、通訳なんて、英会話なんて、誰がやっても一緒でしょ」という言葉に流されてしまいます。

まとめ

お客様の要求水準を満たす/超えるために、様々な側面からサービス品質を上げてお客様の課題を解決しようとする(価値)という行動は、長期的に見てお客様との信頼関係をより強固なものにし、また仕事の拡大を促す大きなドライバーになります。

このように(顧客にとって)価値があると感じるものにはそれなりの理由があるということです。そしてそれを無視して「誰がやっても一緒」なんてことはあり得ないということでしょう。

これまで以上にもっともっと努力しなければならない、身の引き締まる思いでした。

 

 


翻訳は「手段」であって「目的」ではない

弊社は主に「コミュニケーションサービス」を提供している企業ですが、そのうち、翻訳や通訳といった言語サービスを中心にご提供を行っています。

お客様からサービス提供への対価をいただきながら、経済活動を行っていますが、時折、そこに該当しないケースがあります。より大きな目的(弊社の場合には経営理念の実現)の場合であれば、該当しなくても(長期的には整合性が取られるため)問題ありませんが、以前にはそうでないケースも散見されました。

このあたりはもしかしたら業界構造や業界の変化にも関連しているかもしれません。

翻訳の功と罪

今回はビジネスでついつい「勘違い」してしまいがちな点について考察します。

陥りやすい「手段の目的化」

今はもうほとんどありませんが、以前に多かったのは「手段の目的化」です。翻訳や通訳サービスは、それを利用するクライアントのビジネスコミュニケーションをスムースにするためのツールのひとつであるべきで、それ自体が目的になってしまうのは本末転倒です。

具体的には、翻訳者の作る訳文がクライアントが求めるものとずれ、クレームになる場合などを指します。プロの翻訳者が行なう翻訳作業なのですから、ある一定の精度があるはずです。にもかかわらず、どうしてクレームになるのでしょうか?

考えられる原因はいくつかあります。

  1. 翻訳者の実力不足(一定の精度が無い訳文だった)
  2. 翻訳会社のヒアリング不足(営業窓口の力不足)、不適切なアサイン(人には向き不向きがある)
  3. クライアントが翻訳以上のものを求めている
  4. クライアントの好み(恣意的なもの)
  5. 納期等のその他の条件

 

これ以外でも、できない原因はあげればキリがないので、このあたりにしておきますが、いずれにしても様々な原因でクライアント期待とは違うものが納品されてくればクレームになる場合があります。

つまり、上記のような点が「ずれているから」起きてしまうトラブルやクレームが一定数存在します。

いったい何のために翻訳するのか?通訳するのか?

手段を目的化しないために、最初から最後までブレてはいけないのは、この翻訳、通訳の目的は何か?いったい何のためにクライアントは翻訳や通訳を利用するのか?ということです。

これは翻訳会社としてもしっかりヒアリングしなければならない部分ですし、それをコーディネーターから的確に翻訳者に伝えなければならない点です。

逆に、それをしっかりと汲み取って訳文を作ったり、通訳していくことができれば、理論上は大きな齟齬というのは出ないはずです。

※特に通訳の場合には、現場での対応になり、クライアントの担当者と直接打ち合わせができることも多いため、本来の目的を確認しやすいと言えます。

どの企業も、どの業界でも共通しているのは、ビジネスのコミュニケーションをスムースにして期待する成果を得ることであり、それを達成するために私たちは翻訳や通訳サービスを提供することで何ができるのか?ということです。

これを見失ってしまうと、クライアントの期待する翻訳や通訳サービスにはなりません。誤解を恐れず言えば、「作り手の独りよがりのサービス」になってしまうのです。

翻訳や通訳というサービスは、限りなく商品に近いところにあるために、ついつい勘違いしてしまいそうですが、残念ながらそれ自体は目的にはなりません。もし「翻訳すること」自体が目的であれば、それはビジネスではなく、ボランティアや趣味、また自分自身の勉強のためであることがほとんどではないでしょうか。(ちなみに、これらが悪いということではなく、ビジネスコミュニケーションサービスとして提供する以上はクライアントがいるわけですから、その要望も汲み取っていかなくてはならないということです)

これは英会話なども同様です。英語と言うツールを使って、仕事をスムースに進めることが重要な目的であって「英語が話せます」という話ではありません。実際の現場では、TOEIC の点数が非常に高くても、ビジネスの基礎がない人は活躍することできないのは何も英語に限った話ではありませんので、細かく説明するまでもないでしょう。

エグゼクティブ専門英会話 [Be Confident]

翻訳という仕事をしていると、どうしても TOEIC が高得点でなければならないといった類のことを言われることも多いですが、実態はそうではありません。「翻訳力」とでも言うべき能力はまったく定義が異なります。

 

「翻訳力」とは何か

 

「お客様に喜んでもらう」ことがひとつのバロメーター

仕事にはどれも相手(お客様)がいます。その「お客様のために価値を提供する」ことが重要なのであり、結果として収入や報酬があるのです。

クライアントが困っていることに対し、自ら蓄積してきた能力や経験で解決することが重要です。大ざっぱに言ってしまえば、人の役に立つことです。お客様の役に立つことを本気で考えれば、自ずととるべき行動は定まってくるでしょう。それは自己満足でも自慢でもないはずです。手段が目的化されている場合には、「自分がやったから結果が出たんだ」となりがちなので要注意です。

それよりも全力を尽くし、その結果としてお客様から感謝されるほうが自分が持つ能力が誰かの役に立てたと思えるのではないでしょうか。こういう真摯な気持ちで仕事に向き合ったとき、人はさらなる成長をすることができます。

翻訳も通訳も「お医者さん」と同じ

翻訳も通訳も様々なテクニックや最新のツールやテクノロジーがあります。ドキュメントによって訳し方が違ったり、分野によっても扱うドキュメントは様々です。

しかしそれ以前のスタンスの問題として自覚しておかないといけないことがあります。

それは、プロフェッショナルとしての翻訳者や通訳者は、その高い専門性や高い言語能力を駆使して、お客様の困りごとを解決できるということです。いわば「お医者さん」と同じように正しい診断を行い、治療法を提案していくこと、また専門性が高ければ、ブラックボックス化せず、インフォームドコンセントを行い、クライアントが満足する治療を受けることができるのです。

この正しい心構えを持ち、最新のテクノロジーを駆使し、自らの能力を最大限発揮することができれば、クライアントの悩み(顕在的/潜在的)を解決することができるのです。


「飲食店向け接客英会話」セミナーのご案内(終了いたしました)

「飲食店向け接客英会話」セミナー開催のご案内

2016年、外国人観光客が初の2,000万人を突破しました。これから、2020年の東京オリンピックに向けて、さらに倍増の4,000万人の外国人観光客が押し寄せると言われています。

日本政府は「観光立国」を目指し、オリンピック後にも継続して外国人観光客が訪日する体制を整えなくてはなりません。

とはいえ、日々の経済活動の中で考えるとき、外国人観光客との接点が最も多いと言えるのが飲食店の皆様ではないでしょうか。

しかも外国人観光客が訪日する1番の目的は「日本の食事」です。

こういった背景を受けて、今回弊社では 2017年2月2日(木)に、「飲食店向け 接客英会話」セミナーを開催することにいたしました。マクロ視点だけでなくミクロの視点でインバウンドを見たとき、こういったセミナーによって接客英会話力を高めることにより、日々の接客、サービスが外国人観光客の満足度を向上させ、さらなるリピーター化につなげることができるのではないかと考えております。

セミナー開催日時:終了いたしました。

セミナー参加対象となる方(15名様限定)

飲食店勤務の方限定となります。特に以下のようなお悩みをお持ちの方には最適な内容となります。

外国人観光客に英語で話しかけられて困っている

英語が全然わからないけれど、何とか少しずつコミュニケーションをとっていき、ビジネスチャンスを生かしたい

来店、注文、料理の説明、会計など一連の流れを知っておきたい

外国人観光客の質問に答えられず、相手も不満そうなので何とかしたい

ハイレベルな英会話というよりは、飲食店で想定されるシーンを元に、最低限コミュニケーションが取れるようなレベルを想定しています。

セミナーの内容と特徴について

セミナープログラムは以下になります。詳細時間等についてはセミナーチラシ(Trivector-SeminarFlyer)をご覧ください。

セミナープログラム

  1.  ご挨拶、セミナー概要説明、外国人とのコミュニケーションの取り方
  2.  お客様の来店、メニュー説明、オーダー
  3.  お客様へ案内、雑談
  4.  お会計、お見送り

セミナーの特徴と得られる効果

  • 本セミナーは、参加者の「実践」を重視しているため、ロールプレイングが中心となります。
  • ネイティブ講師が直接講義をしますので、生の英語、本物の英語に触れることができます。
  • 繰り返し重要なフレーズを体で覚えることで、実際の現場ですぐに使うことができます。
  • 英語への恐怖心がなくなります。
  • 来店、注文、会計までの一連の流れを英語で話せるようになります。

無料プレゼント!ポケットサイズ「接客フレーズ集」

さらに、セミナーにご参加いただいた方には、もれなくポケットサイズに収まる「接客フレーズ集」をプレゼントいたします。胸ポケットに入れておくだけでイザというときのお守り代わりにもなります。

またこのフレーズ集には渋谷駅周辺の観光スポットも掲載しておりますので外国人観光客の質問にも対応できます。

お申し込み方法について:終了いたしました。

本セミナーのチラシを以下からダウンロードしていただき、お申込書にご記入の上、弊社まで FAX(03-5459-2376)していただくか、以下のメールアドレスあてに必要事項をご記入の上、お申し込みください。

チラシダウンロード:Trivector-SeminarFlyer

※ご記載いただく項目(記載例)

件名:接客英会話セミナー申し込み

お名前: 渡来 太郎

店舗名: 「和食処 とらいべくとる」

店舗住所:〒150-0044 東京都渋谷区円山町25-4

お電話番号:03-5459-2375

※なお、15名限定での募集となるため、定員に達した場合にはお断りさせていただくことがあります。あらかじめご了承ください。

 


お客様のお悩み(その3)「翻訳会社はたくさんあるけど、どう選べばいいの?」

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お問い合わせいただく中でも、このご質問も多く、お客様がかなり混乱されているのが良く分かります。弊社では、そんなお悩みをお聞きし「自社に合った翻訳サービス」を一緒に考え、最適なサービスをご提案いたします。

翻訳サービスの全体を知ろう

まず、全体像を知らなければ選択することはできません。

台頭する翻訳サービスは、主に以下の4つに分類されます。

  1. 翻訳者が対応する翻訳サービス
  2. 機械翻訳、自動翻訳(例:Google 翻訳)
  3. クラウド翻訳サービス
  4. 海外ローカライズベンダー

 

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このうち、貴社にとってどれが最適であるのかも含めて一緒に考え最適なご提案をさせていただきます。

なお、上記の4分類において弊社では以下の記事にてさらに詳細の考察を行っております。

翻訳の功と罪

翻訳業界情報について

また弊社では、様々な形で最新の翻訳業界情報をお届けしております。

翻訳業界と翻訳会社

 

メールマガジン

翻訳会社の正しい選び方

Podcast「プロフェッショナル翻訳者への道」

これらの情報も同時に取得し、業界情報を理解することで現在のトレンド、また自分の仕事へ応用していただくことも可能です。

自分に合った翻訳・通訳サービスとは

上記のように自社に合った翻訳・通訳サービスを選ぶのには、まず「判断基準が何か」を考えなくてはいけません。例えば、以下の4つはお問い合わせいただく中で多いご相談です。

  • とにかく安ければいい
  • 多少コストがかかっても品質が高いほうがいい
  • 急いでいるからスピード優先で
  • 色々相談しながら決めたい

これらの要望は、それぞれ「金額優先」「品質優先」「納期優先」など、優先順位が異なっています。優先順位が違えば、それに合わせて弊社でご提案させていただく内容も変わります。

弊社では、初めてのお客様でもご安心いただけるよう、様々なご要望をお伺いしながらお仕事を進めております。

弊社の既存のお客様の声

お客様の声/翻訳者の声

トライベクトルが選ばれる6つのポイント

以上のように、弊社では、「コミュニケーションとバランス」を大切にしながら貴社に合った翻訳サービスをご提供しております。

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「たくさんある翻訳会社や翻訳サービスの中で、どうしてトライベクトルが選ばれたの?」

その6つの理由について解説しておりますのぜひご覧ください。

トライベクトルの強み

ご相談内容から分かる「失敗しない翻訳サービス」とは

まとめ

弊社は「翻訳・通訳」サービスを事業のひとつとしてお届けしておりますが、実際のところ弊社が販売しているのは「バランスの取れたコミュニケーション」です。

弊社の最大の強みである「品質、価格、納期、対応のバランス」をベースに、マーケティングコミュニケーションにおける様々なお手伝いを行っております。

「バランス」を失ったビジネスや事業は、長期的な繁栄はありません。私たちは翻訳も通訳も、バランスのとれたサービスをご提供することを大切にしています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

翻訳・通訳・ローカライズ全般のお問い合わせ

160508-www-bnr_03


お客様のお悩み(その2)「初めて依頼するのに、料金体系がよく分からない」

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翻訳料金については、業界特有の計算方法などがあり、かなり難解なケースがあります。よく分からない計算方法で、お客様が混乱されご相談いただくこともございます。

弊社の場合は「単価計算方式」にて翻訳のお見積もりを作成しております。その計算方法と翻訳業界を取り巻く現状をご説明いたします。

翻訳料金の算出方法

現在では紙原稿だけしかない、ということはあまり多くありません。ほとんどのドキュメントでは、必ずと言っていいほどデータが存在しています。そして、データがあれば基本的には以下の計算式でお見積もり金額を算出することが可能です。

formula

この中には、翻訳者の作業、弊社でのレビュー作業などがすべて含まれております。そのため翻訳のみをご希望のお客様の場合には、これ以外に金額が発生することはありません。

また、翻訳以外の作業で DTP やコーディング、印刷などをご希望のお客様の場合には別途お見積もりとなります。

従来の計算方法とその問題点

以前の翻訳業界では「仕上がり計算方式」という方法が採用されていました。

これは例えば「英語を日本語に翻訳した場合、いくら位になるのか」という考え方に依っています。これはかなり大きな問題です。

問題点①:計算式が各社バラバラ

一番大きな問題は、計算式が各社バラバラだということです。なぜそういったことが起きるのでしょうか?

例えば、以下の仕上がり枚数の例を考えたとき、どれが一番安いのか、そしてどれが一番高いかが分かるでしょうか?

例:英語から日本語への翻訳の場合

 日本語仕上がり 350字/3,000円(英語200ワードあたり)

 日本語仕上がり 800バイト/3,000円

 日本語仕上がり 400文字/3,500円(英語 250ワードあたり)

いかがでしょうか。ルール(計算式)が分かれば計算はできそうですがそもそもお客様側にそういった負担をかけること自体が計算方法として推奨できません。

なおこの方法は、紙原稿しかないなど、正確に分量を把握できない場合などでは必要ですが上述のように今ではあまり使われなくなっています。

問題点②:予算超過の危険性

さらに2つ目のリスクとして、仮に予算を確保しても「実際に翻訳してみないと正確な金額は分からない」という可能性が残されてしまいます。

あくまでこの計算方法は「予想」ですから、実際に翻訳してみたら 50枚のところが55枚になってしまった、ということも起きる可能性を孕んでいます。

その場合、お客様側としては「50枚で予算を取っていたのに、55枚になってしまうとその分予算を超えてしまう」という事態が発生することになります。

改めて予算を割りあえててもらうことができればいいのですが、通常そんなに簡単なことではありません。またそういった手続き自体がストレス要因となります。

翻訳料金のご案内

翻訳料金は、難易度や分量、納期によって多少の変動がありますので、具体的にどんなドキュメントを翻訳しようと考えているか、どこまでの作業が必要なのかをご確認ください。

料金のご案内

お得な翻訳プラン

いかがでしょうか。弊社では上述のようなお客様の余計なストレスを最大限無くすため、以下のように、翻訳やそれに関連する業務について様々なプランをご用意しております。

翻訳業務関連プラン

コンテンツ向けクリエイティブ翻訳プラン

SNS 向けクリエイティブ翻訳プラン

用語集構築・運用

多言語翻訳まとめてお得プラン

通訳業務

通訳サービス

マーケティング業務関連プラン

初めての場合、余計なコストがかかるかもしれないというご不安をお持ちになるのは当然です。
そこでこれらのプランをご利用いただくことで、プラン内ですべて完結するサービスをご提案しております。

料金サンプル

上記をふまえ、弊社にご依頼いただいた場合の翻訳料金サンプルをご覧ください。

各ドキュメント、各分野ごとに、翻訳を行った場合のおおよその参考価格となります。

料金のご案内

まとめ

はじめてお客様がお問い合わせされる際に気になるのは、品質もさることながら、「一体いくらかかるのか?」という点です。弊社では、お客様にすぐにご理解いただける料金体系と計算方法によってご安心してご依頼いただける体制を採用しております。

弊社の最大の強みは「品質、価格、納期、対応のバランス」です。

 

ご相談内容から分かる「失敗しない翻訳サービス」とは

「安かろう悪かろう」という結果を招くのではなく、この4点の「バランス」をとりながら、既存のお客様からのリピートオーダーにつながり、実績を重ねていると自負しております。「このドキュメントはいくら位かかるのだろうか?」と気になりましたら、どうぞお気軽にお問い合わせいただければと思います。

翻訳・通訳・ローカライズ全般のお問い合わせ

160508-www-bnr_03